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調べてみました!効果の高いダイナミックバナーって?~EC・人材編~

こんにちは。nex8事業部の水井です。 最近では、色々なタイプのダイナミックバナーを見かけるようになりました。 EC、人材、旅行、不動産、、、様々なジャンルで各社、趣向をこらしたバナーを配信していますよね。 では実際、どのようなバナーの効果が高いのでしょうか。 今回は、どのような情報が表示されているバナーがユーザーの目を引き付け、商品購入まで結びついているのかを調べてみました! nex8の実際の配信実績から、EC、人材の広告主様を対象とし、7月~9月の3か月間でどのようなバナーの効果が良いのかを比較・検証しています。 そろそろダイナミックバナーの検証がしたいと考えている方、ずっと同じバナーを配信していると感じている方、は是非参考にしてみてください。 ECサイトの場合 まずは、ECジャンルから見ていきましょう。 バナーに表示する情報には、たくさんの種類がありますが、その中でも「商品名」、「商品画像」などは定番の項目と言っても良いでしょう。 さらに「価格」、値引きされている場合には「値引き額や値引き率」、その商品がどういったものなのか、どこが良いのかなどの「詳細情報」の表示が主流となっています。 ですが、こういった情報をすべて表示すれば良いかというと、そうでもありません。 取り扱う商材の特性や、ターゲットとなるユーザー層などによって、最適な表示方法は異なります。 ここでは、「詳細情報」、「値引き表示」をバナーに表示したときとそうでないときで、それぞれCTR(クリック率)、CVR(コンバージョン率)、CPA(獲得単価)の違いを見ていきます。 商品詳細ありVS商品詳細なし 「商品詳細」とは、素材、デザインといった商品自体の特徴を表している文章のことです。 例を挙げると、「大人気!カラーバリエーション豊かな定番アイテム」などがあります。 表示ありバナーの方では、より商品について詳しく知ることができますが、ぱっと目に入った時に文字が多い印象があります。 一方で、表示なしバナーの方では、詳細までを知ることはできませんが、金額が目に入りやすく、すっきりとした印象です。 では、肝心の広告効果はどうでしょう。 CTRに大きな差はありません。 しかし、CVRは格段に詳細なしの方が良く、CPAも安価で獲得できています。 こちらの広告主様は、様々な商品を取り扱うECサイトで、商品名が長く、途中までしか表示できないものも多くありましたが、詳細を表示しないことにより、空いたスペースに商品名を最後まで表示することが可能になりました。 よって、何の商品が表示されているのかがわかりやすくなり、ユーザーへの印象付けが強くできたと推測できます。 最近では、商品名が途中で切れてしまうのを防ぐため、「2列で表示するもの」や、「文字が流れることで最後まで表示させるバナー」も増えてきているので、商品名が切れてしまう場合には活用してみると良いでしょう。 通常価格VS値引き表示 続いて、「販売価格のみを表示する場合」と、「値引き前後の価格を表示する場合」を比べてみます。 通常価格バナーの場合、商品詳細が無い場合と同様ですっきりした印象になりますね。 値引き表示バナーの場合は、お得感が強調され、ついクリックしてしまいそうな感じがしますね。 実際の広告効果は以下となりました。 CTRは値引き前後バナーの方が高く、CVRは販売価格のみバナーの方が高い結果となりました。 予想通り、値引き表示があるとクリックする割合は高くなるようです。 値引き表示は、サイトへの誘導にはかなり効果を発揮し、CVRは低めですがCPAを抑える事ができています。 値引き前後の価格だけでなく、「○○%OFF」や「SALE」などの文言をバッジと呼ばれるマークで表示することも可能です。 以上のことから、ECジャンルの場合には、「商品名をしっかり伝えること」、「アイキャッチとなる表示を入れること」がポイントと言えそうです。 人材系サイトの場合 第2章では、人材ジャンルからご紹介します。 ここでは、「案件画像」、「給与」をそれぞれバナーに表示したときとそうでないときで、それぞれCTR、CVR、CPAの違いを見ていきます。 案件画像ありVS案件画像なし 「案件画像」とは、人材サイトで紹介している職業の仕事風景や仕事道具の画像のことです。 表示するのとしないのとでは、以下のようなバナーになります。 画像ありバナーでは、案件のイメージがしやすい印象ですが、スペースが限られるので情報が少なくなっています。 画像なしバナーでは、画像はなく文字だけでかっちりした印象ですが、案件の情報が多くなっています。 広告効果は以下の結果となりました。 画像なしの方が、CTRが13%増加して、CPAも安価で獲得できています。 ECジャンルでは、詳細情報が無い方が効果が高い結果でしたよね。 一方で、人材ジャンルでは、画像が無く情報が多い方の効果が高くなりました。 ECジャンルでは、「購入するモノの画像」を、人材ジャンルでは、「応募するコトの詳細」を、ユーザーが重視しているのではないでしょうか。 より多くの情報を求められる人材ジャンルでは、アニメーションで反転させたりすることで、表示面を増やすバナーや、簡潔に多くの情報を表示するバナーなどもオススメです。 カウントダウンありVSカウントダウンなし 「カウントダウン」とは、応募可能な期間のことで、「応募終了まであと○○日!」のような表示を指します。 カウントダウンありバナーでは、期間限定であることが強調され、目につきます。 カウントダウンなしバナーの方は、代わりに他の情報を表示することができるので情報量を多くすることができます。 広告効果を見ると、CTRは格段に「カウントダウンありバナー」で良くなり、CPAも低い結果となりました。 この結果を見ると、期間が明確になることで「今クリックしなきゃ!」とユーザーに思ってもらうことができ、サイトへの誘導に大きく寄与していることがわかります。 その他にも、「今ならお祝い金○○円」などの表示も効果的です。 人材ジャンルの場合には、より多くの情報を伝える、案件の期間限定アピールをすることがオススメです。 ロゴVSローテーションロゴ 最後は、最近よく見るパターンである「ローテーションロゴ」のバナーの効果検証をしてみましょう。 ダイナミックバナーでは、サイトのロゴ画像をバナーの下や横の部分に表示するのが通例です。 ローテーションロゴとは、ロゴ画像と交互にキャンペーン情報などの別の画像を表示するものを指します。 個々の商品や案件の表示のみになってしまうダイナミックバナーでも、このロゴ部分を活用することで、サイト全体で行っているキャンペーンや他のサイトとの差別化ポイントを表示し、それらをユーザーに伝えられるようになります。 ●ECサイトの場合 ●人材サイトの場合 結果を見てみると、ECの方がCVRに大きな違いがでました。 こちらの広告主様の場合、「○○SALE実施中」のようなキャンペーンを告知して、SALE購入を促す画像を表示しました。 この期間に購入を希望する、確度の高いユーザーの獲得が効率よくできたと考えられます。 一方、人材の方は大きな違いはありませんでした。 こちらの広告主様の場合「気になる仕事をチェックしよう」のようなサイト誘導を促す画像を表示しました。 CTRに、若干の効果はあったものの、影響値としては小さい結果となりました。 今回は、ECに大きな効果があり、人材にはあまり効果がありませんでした。 ただ、こちらは表示する画像によって大きく変化があるかと思います。 ECの場合は「送料無料」や「○月○日までSALE中」など、人材の場合には「お祝い金キャンペーン実施中」や「人気バイト続々追加中!」など、訴求力の強い画像を探していろいろなものを試してみることをオススメします。 まとめ いかがでしたでしょうか。 ダイナミックバナーと一言で言っても、バナーに何を表示するかのちょっとした変化で、効果が違ってくるのはとてもおもしろいですよね。 静止画バナーと同様、ダイナミックバナーの分析も奥深いことが、お分かり頂けたかと思います。 Webサイトの特徴や、ターゲットとするユーザーの違いで、結果は異なりますので、あなたの運営しているサイトにはどのようなバナーが最も効果を発揮するのか、見つけてみましょう!

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ネイティブアドの進化系、ネイティブ型ダイナミックリターゲティングの効果を検証してみた

こんにちは。nex8事業部の井上です。 しばらくブログから離れていましたが今月からまた復帰させて頂くことになりました。 早速ですが、今回お話するテーマは「ネイティブ型ダイナミックリターゲティング」についてです。 通常のネイティブアドとは一味違った魅力を知っていただければと思います。 ネイティブアドとは? まず、本題に入る前にネイティブアドについておさらいしていきましょう。 ネイティブアドとは、「デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す」とJIAA(一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)が定義しています。 利用者目線でコンテンツと一体化させた広告ということですね。 続いてネイティブアドの種類についてですが、現在ネイティブアドはIAB(Interactive Advertising Bureau)により6つに分類されています。 ① インフィード型 ② ペイドサーチ型 ③ レコメンドウィジェット型 ④ プロモートリスティング型 ⑤ ネイティブ要素を持つインアド型 ⑥ カスタム型 よく見る機会が多いネイティブアドとしては、FacebookやTwitterなど、SNSのフィード上に表示されるネイティブアドで、これは①のインフィード型に分類されるものです。 上記に加え、形式・機能・統合・バイイングとターゲティング・評価指標・広告の明示性の6つの評価軸が定められており、各メディアには広告と分かるよう「PR」「プロモーション」「広告」「AD」といった表記が義務付けられています。 詳細はこちらのネイティブアドの紹介記事を参照ください。 ネイティブ型ダイナミックリターゲティングとは? ネイティブ型ダイナミックリターゲティング(以降ネイティブダイナミックと表記)とは、その名の通りダイナミックリターゲティングとネイティブアドを掛け合わせたものになります。 ダイナミックリターゲティングとは、通常の静止画バナーで配信するリターゲティングとは異なりユーザーが閲覧した商品をバナーに反映させたり、レコメンド(おすすめ)商品を表示させたりすることが可能になる配信手法です。 バナーをクリックすると直接商品詳細ページに誘導することができるので、通常のリターゲティング配信より、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)が高くなるといった特徴があります。 このダイナミックリターゲティングの特徴を活かしながらよりユーザーフレンドリーなネイティブアドを組み合わせることで、今まで以上の相乗効果が期待出来るのです。 「一度広告主のサイトに訪れたユーザーに対し(=リターゲティング)」、「最適な広告を(=ダイナミック)」「ユーザーの体験を損なわない形で(=ネイティブアド)」配信出来る、ネイティブダイナミックならではの効果ですね。 実績比較(ダイナミックバナーVSネイティブダイナミック) では、通常のダイナミックバナーとネイティブダイナミックバナーでどのような差があるのでしょうか? nex8でのECサイトにおける配信実績から、CTRとCVRを比較した結果がこちらです。 通常ダイナミックバナーと比較するとネイティブダイナミックバナーは、CTRは低いもののCVRは約40%も高い数値となりました。 この結果から、今のユーザーはネイティブアドを広告であるとしっかり認識しており、本当に興味のあるユーザーだけが広告をクリックして、その後のアクションに繋がっていると考えられます。 また、単純なネイティブアド(ダイナミックリターゲティングではない)と比較しても、一度ユーザーが閲覧した商品を表示出来ることや、クリック後に詳細ページに直接遷移できることで、このような高CVRの結果に繋がっていることがわかります。 ネイティブ型ダイナミックリターゲティングの配信方法 それでは最後に、実際どのようにネイティブダイナミックを配信するのかご紹介していきます。 ダイナミックリターゲティングの配信に必要なものとしては「ダイナミックリターゲティングタグ」と「データフィード」の大きく2つがありました。 「ダイナミックリターゲティングタグ」は ①

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何この商品!すごくいいじゃん!と言わせるレコメンドロジック【協調フィルタリング】とは

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 ECサイトで何か買う時に「この商品を見た人はこの商品も見ています」など自分が見ていた商品とは別の商品をお勧めされたことはないでしょうか? そしておっ!と思わずその商品を見たことはないでしょうか。 こういった機能をレコメンド機能、レコメンドと呼びますが、レコメンドを利用しているサービスには、ECサイトで使われている「商品レコメンド」や、ダイナミックリターゲティングで使われる「広告レコメンド」があります。 このレコメンドでどんなお勧めをするかを決めるルール(ロジック)がレコメンドロジックです。 以前のブログでは簡単にレコメンドの仕組みをユーザーベース、アイテムベースで説明しましたが、今回はレコメンドロジックに導入されている「協調フィルタリング」というロジックを中心に説明します。 自社サイトに合ったレコメンドロジックを見つける参考にしていただけたら嬉しいです。 レコメンドロジック種類ついて 協調フィルタリングの詳細を説明する前に、まずは簡単に他のレコメンドロジックの種類と概要を説明します。 各レコメンドのメリット・デメリットを理解することで、場面に合った適切なロジックを導入することができるようになります。 ① ルールベース方式 過去の実績から独自のルールでレコメンドをする方法をルールベース方式と言います。 例えば、「以前、雨の日に傘が多く売れたから、雨の日は傘の商品をレコメンドしよう」とか「ECサイトでセールをしているので、セール告知の広告を配信する」といったようなものが挙げられます。 メリットとしては運営者が独自のルールを作成するため、この商品を売りたい、推していきたいなどの目的があれば、それに沿ったレコメンドルールを作成することで運営者の意思を反映できます 一方デメリットとして、運営者側ではお勧めしたい商品だとしてもユーザーの嗜好とかけ離れたレコメンドをしてしまう可能性があります。このデメリットを意識する必要はありますが、過去の経験などから売り上げの増加に繋がると想定される、または押し出したい商品がありレコメンドをする目的がはっきりしているのであれば、このルールベース方式はおすすめです。 ② コンテンツベースフィルタリング方式 商品や求人などのコンテンツ属性(カテゴリー・値段・色など)を分析し、似たような商品をレコメンドする方式です。 「セーターを見た人にはセーターを、飲食店の求人を見た人には他の飲食店の求人をレコメンドする。」といった具合です。 つまり配信するカテゴリーを決めてレコメンドをする事が可能になります。 例えば、靴のECサイトで「スニーカーを購入するユーザーは同じブランドの色違いのスニーカーも興味を持つ可能性が高い」というような、商品のコンテンツ属性とユーザーの購入傾向を事前に分析しておけば効果的なレコメンドが実施出来ます。 デメリットとしてはカテゴリー等を分類する工数が発生するためアイテム数が膨大だと、かなりの時間を要することが挙げられます。 またこのレコメンドロジックは経験則などに基づきレコメンドを決定するため、「スニーカーにはスニーカーをレコメンドする」等、協調フィルタリングと比較するとユーザーに目新しさを感じさせることが難しくなります。 ③ 協調フィルタリング方式 協調フィルタリング方式は、ユーザーの行動履歴を基に、ユーザー同士の好みの傾向値を計算し、「この商品を買ったユーザーはこの商品も購入しています」といったようなレコメンドをする方式です。 この協調フィルタリングの一番の特長としては、ルールベースやコンテンツベースではあまり出来ない、ユーザーに対して目新しさを感じさせることが出来る点にあります。 次の章でこの協調フィルタリングについて詳細に説明していきます。 協調フィルタリングについて 協調フィルタリング方式でどの商品をレコメンドするかについては、「アイテムベース」と「ユーザーベース」の2種類があるので、それぞれ紹介していきます。 ■アイテムベースの場合 ユーザーの行動履歴等を元に、「この商品とよく一緒に買われている他の商品はなにか?」を探し出して商品をレコメンドをします。 例:Aという商品を購入したユーザーはBという商品も同時に購入することが多い。 そこでAを購入したユーザーにはBの商品をレコメンドする。 ■ユーザーベースの場合 こちらもユーザーの行動履歴等を元に、「購入パターンの近いユーザーは誰か」を探し出して商品をレコメンドします。 例:Aさん、Bさんは購入しているものが似ていて、Bさんは買っているがAさんが買っていない商品があったので、Aさんにその商品をレコメンドする。   この2つのロジックの違いをAさん、Bさん、Cさんの3人の購入履歴を例として具体的にみてみます。 (※本来であれば、商品の価格や閲覧回数、購入回数などを考慮する必要があるのですが、簡潔にするためここでは購入したかしていないかのみで考えています。) 3人はそれぞれ上図のような商品を購入しているとします。 まずは「アイテムベース」で考えてみましょう。 この中で見ると、AさんとCさんがダンベルとプロテインを購入しているので、この2つの商品に相関性があると判断出来ます。 そこで、ダンベルのみ購入している人にはプロテインを、プロテインのみを購入している人にはダンベルをそれぞれレコメンドすることになります。 つまりダンベルのみを購入しているBさんにはプロテインがレコメンドされるということですね。 では続いて「ユーザーベース」で考えてみましょう。 注目するところは先ほどと同じですが、AさんとCさんが同じ商品を2つ購入しているので、この2人を似ていると判断することが出来ます。 よって、Aさんに対してユーザーベースで商品をレコメンドする場合、Cさんが購入しているシャツまたはサッカーボールがオススメされることになります。 この協調フィルタリングのロジックの強みは、「全く見たことのない商品だけど、自分はこれを欲しい!」と思う目新しさを提供できる、ということです。 ユーザーの行動履歴等からアイテムベースであれば自分は初めて見た商品でも多くの人が一緒に買っている商品を、ユーザーベースであればこれも自分は初めて見たけど、自分と嗜好性の似ている人が買っている商品をレコメンドするので、自分も気に入る可能性が高そうですよね。 またこのレコメンドを導入する運営者のメリットとして、ユーザーの行動履歴のみを使用するため、アイテム情報を最初に用意する必要がなく、導入しやすい点も挙げられます。 アイテム数が多い場合でも、アイテムの類似性などを設定する必要がないので、工数をかけることなくレコメンドを導入する事ができるのですね。 ただしユーザーの行動履歴から嗜好の類似性を収集するまでに時間が必要なので、すぐに効果の高いレコメンド配信をする、というのが少し難しい場合もあります。 実際に協調フィルタリングが使われているもの 最後にこの協調フィルタリングが使われているサービスを紹介します。 ■ECサイトでのレコメンド ECサイト内で、「商品Aを買った人は商品Bも買っています」とか「商品Aを買った人にオススメの商品はこちらです」と言ったような文言を見たことがないでしょうか。 ここでも協調フィルタリングが使われていて、同時に購入されることが多い商品、または自分と嗜好性の似たユーザーが購入していることが多い商品をレコメンドしています。 様々な商品を閲覧してもらうことが出来るので、クロスセル、アップセルが狙えますね。 ■ダイナミックリターゲティング ダイナミックリターゲティングではユーザーごとに最適な広告をリアルタイムで自動生成して配信します。 ここでいう最適な広告とは、広告を配信したユーザーに興味を持ってもらったり、購入をしてもらったりする可能性が高い商品の広告を指します。 協調フィルタリングのレコメンドは上述したようにユーザーに目新しさを提供できることが多く、興味を持ってもらいやすいため、これをレコメンドのロジックとして取り入れる広告配信サービス会社もあります。 おわりに いかがだったでしょうか。 現在ネットサーフィンをしていると、色々なところで色々な商品をレコメンドされる機会があり、もはやネットサービスに欠かせない存在となったのではないかと思います。 色々なレコメンド方式がある中、メリット、デメリットを理解することで、目的に合ったレコメンドを選択してもらえれば幸いです。 特に今回ご紹介した協調フィルタリングでのレコメンドは、ユーザーにもECサイト運営者にもどちらにとってもメリットがあると考えられます。 「え?何この商品?すごくいいじゃん!」とユーザーに言ってもらえると素敵ですね。

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ダイナミックリターゲティングサービスの提供会社だけが知る、よく起こる失敗例とその対処法

こんにちは。 弊社サービスのnex8はダイナミックリターゲティングによる広告配信を行っています。 このダイナミックリターゲティングは基本的にはCPAを抑えて効率的に獲得できるものですが、もちろん時にはCPAが改善しにくいといったケースもあります。 そこで今回はnex8での実際の運用経験をもとに、表示バナー、データフィード、取得情報の3つの観点から、よく起こる失敗例とその対処法についてご紹介します。 現在実施中の人もこれから予定している人も、ぜひ参考にしてみて下さい。 ダイナミックリターゲティングとは まずはダイナミックリターゲティングの概要と配信の仕組みについて簡単に説明します。 ダイナミックリターゲティングは動的リマーケティングとも呼ばれており、ユーザーが見た商品とそれに関連する商品を組み合わせたバナーを表示し、ユーザーごとに最適な広告を提供できる配信手法です。 配信するバナーに「商品名」や「商品画像」「価格」「商品説明」など商品を構成する詳細情報を表示させてユーザーが商品を閲覧した際の記憶を呼び起こすことができ、バナーをクリックするとそのまま商品ページに遷移することでCVR(コンバージョン率=成約率)も高められるなどのメリットがあります。 配信の仕組みとしては、サイトに設置したタグによって「どのユーザーがどの商品を見たのか」という情報(商品ID)を取得し、その情報とデータフィード(自社の商品データを広告配信サービスの形式に合わせて変換・連携させた商品データリスト)の商品情報を紐づけることで、ユーザーごとに最適な広告を自動生成し配信しています。 詳しくはこちらをご覧ください。 「よくぞ出してくれた!」と思わず言ってしまう広告とは!?ダイナミックリターゲティング完全解説決定版! これがないと動的広告が実施できない!?配信に必須のデータフィードとは このようにダイナミックリターゲティングは費用対効果に優れた配信方法なのですが、ここからは実際に配信をしていく中でよく起こる気を付けなければならないことを見ていきましょう。 表示されるバナー広告に関すること まずは表示されるバナー広告に関してです。 ■広告テンプレート(バナー)がサイトのイメージとかけ離れている 広告テンプレートはダイナミックリターゲティングの広告バナーを作る時に使う、色味や構成の変更が簡単に出来るテンプレートのことです。 ダイナミックリターゲティングでは、商品情報をどう載せるかと併せて、どういった色味にするかも重要になってきますが、この時Webサイトとバナーでイメージが違いすぎてしまうと、ユーザーがサイトに訪問してもすぐ離脱してしまうことが多くあります。 作成する広告バナーはWebサイトで使用している色(カラーコード)や訴求文言と同じにして、ブランドのイメージを統一させるようにしましょう。 データフィードに関すること 続いてデータフィードです。 バナーを動的(ダイナミック)に生成する際に使用するデータフィードには注意点が一番多くありますが、今回はその中でもやりがちなものをピックアップしてご紹介します。 ■バナー上の文字数が多くなり見にくくなってしまう 主に商品説明の部分でやってしまう事例です。 素材や大きさ、特徴などを説明文に入れ込みすぎてしまうと文字数に制限のあるバナー上では、全文が表示されなかったり、文字だらけで見にくくなってしまったりと、ユーザーの見る気を削いでしまいます。 またダイナミックリターゲティングでは、ユーザーの見た商品の数によってバナーに表示される商品の個数も1個、2個、3個と変化します。 表示する商品の個数によって商品の表示面積も違うため、文字量が多いと全ての文言が入りきらないといったこともあるのです。 動的バナーはデータフィード情報をもとに生成するので、確実に届けたい情報は先頭で記述しておく、または必要以上に情報を詰め込みないようにして、ユーザーが一目で商品を認識できるよう、データフィード情報の最適化を行いましょう。 ■商品名の先頭に共通の文言が入っている 全ての商品名の先頭に「○○ストア」「(ブランド名)」のように記載されている、またはキャンペーン中やSALE中の時には、「★SALE開催中★」といった文言が入っていることがあります。 このような表記の場合、商品名が途中までしか表示されず、何の商品分からないといったことが起きてしまいます。 もちろんSALEを全面に訴求したい場合であれば問題ありませんが、データフィードを作成する段階でどのように表示されるかを考え、想定と異なる表示がされそうであればこういった文言を除外するようにしましょう。 ■同じ商品が色やサイズ違いで出てしまう ダイナミックリターゲティングでは、ユーザーの見た商品を広告上に表示できることや、売れ筋商品、同カテゴリの人気商品をレコメンドできることなど、リターゲティング+レコメンドで配信できることが特徴の1つです。 この時フィードに商品情報の色違いやサイズ違いまで記載すると、例えばユーザーがシャツを見た際にバナーとして、見ていたシャツ+色違いの同じシャツ+サイズ違いの同じシャツといったように表示されることもあります。 これでは別の商品やもっとオススメしたいレコメンド商品が上手く表示されなくなってしまいますね。 データフィード作成時には、同じ商品の色違いやサイズ違いの記載を絞るようにしましょう。 ■データフィードの更新頻度が低い

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商品マスタがなくてもフィード広告が出せる!?クローリングを使ったデータフィード作成方法とは

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 私は日々、ダイナミックリターゲティングサービスのnex8を広告主様に提案しているのですが、実施に際してお客様から「データフィードがなく導入できていない」「データフィードを作成するのが面倒」等のお声を頂く時があります。 データフィードとは、、?と思った方はまずデータフィードの基礎知識の記事をご覧ください。 上記広告主様の例でもありますが、ダイナミックリターゲティングを実施してみたいけど、データフィードが理由で導入できていない方は多いのではないでしょうか? そこで今回はそのような悩みが解決できる「クローリング」という手法を紹介します。 データフィード利用例と作成方法 現在ディスプレイ広告を中心に、フィード広告と呼ばれる商品情報を利用した広告手法が増えています。 例えばダイナミックリターゲティング広告やGoogleのショッピング広告、アフィリエイトの商品リンクなどがそれに当たります。 このような広告は通常のバナー広告に比べて、商品の画像や値段といった具体的な情報を広告に記載できるため、クリック率、コンバージョン率が共に高くなる傾向にあります。 費用対効果も良くなるので、導入する広告主も年々増えてきている状況です。 こういった広告バナーは、商品ごとに1つ1つ手で制作しているわけではなく、予め登録した商品情報を読み込んで自動で生成して配信する仕組みになっています。 詳細はダイナミックリターゲティングの特徴・仕組みを参照してください。 バナーの自動生成に使われる商品情報を記載したものがデータフィードであり、作成する方法は大きく分けると以下の3つとなります。 1.手作業 2.自社システムでの開発 3.データフィードサービスの利用 手作業と自社システムでの開発では工数もかかるため、nex8では一般的には3のデータフィードサービスが利用されていることが多いです。 データフィードサービスの利用では、 ① サービス提供会社に自社の商品マスタデータを登録し、各広告の仕様形式に変更する。 ② クローリングをし、自社サイト内の情報を各広告の仕様形式に合わせデータを抽出する。 の2パターンがありますが、今回は②の商品マスタデータがない状態でもデータフィードが簡単に作成できるクローリングという手法についてご紹介します。 クローリングとは クローリングとは、一般的に検索エンジンが導入しているクローラー(※)がサイトを巡回し、Webページをデータベースに登録する作業を意味しています。 クローラー:Webページ上の文書や画像などを周期的に収集し、自動でデータベース化するプログラム。 Google等の検索エンジンはこの技術によってWebサイトにどういった内容が書かれているかを把握し、ユーザーが検索した言葉に基づいて検索結果を出しています。 これと同じようにWebサイトを巡回するクローラーを用いて、サイト上の情報(商品名・商品画像・価格・商品説明文等)を取得し、その情報を自動でリスト化することで、データフィードを作成することが出来るのです。 商品が数点であれば手動でデータフィードを作成するのも良いですが、数十点、数百点の情報を手入力となると膨大な時間がかかってしまいます。 クローリングを使うと自動でプログラムがデータフィードの作成を行うため、商品点数の多寡にかかわらずデータフィードを作成する手間がかかりません。 また定期的にクローリングを行うことで、データフィードをこまめに更新する事が出来るため、商品情報の鮮度も保てます。 新商品が出たから、データフィードを更新しなきゃ!という事もなくなるわけですね。 クローリングのメリット 上記と少し内容が重複しますが、クローリングのメリットを2つまとめてみます。 ① サイト上から自動で情報を取得 サイト上から自動で情報を取得してくれるため、データベース(商品マスタ)の作成やデータフィード作成サービス会社への商品データベースの共有などが不要となります。 ② 定期的にクローリングが実施されるので、商品情報が常に新しい状態を保てる 例えば、商品在庫の変動が多いサイトや新商品が1日に何回も更新されるサイトであれば、クローリングでデータフィードを作成することで、常にフィードを最新の状態に保てます。 フィード広告ではデータフィードを基に広告を出しているので、データフィードを最新の状態にしておけば、在庫が無い商品の広告を配信してしまうといったリスクを減らすことにもつながりますね。 上記のように自分の手を煩わせることなく、自動でデータフィードを作れるのはとても魅力的かと思います。 ですがもちろんクローリングも万能ではありません。 次にクローリングの限界(デメリット)を紹介します。 クローリングのデメリット ① サイトの構成によってはクローリングが出来ない場合がある。 クローリングは、Webサイトを巡回するクローラーというプログラムを用いてサイト上の情報を取得する事を指します。 この「サイト上の情報を取得する」とは具体的に説明すると、「商品詳細ページの2行目に商品名の記載があるので、各商品詳細ページの2行目の情報を商品名として取得する」というプログラムを設定することになります。 そのため、例えば同じサイト内で、商品ページの2行目に商品名があるものと4行目に商品名があるもの、のように情報の表示形式が商品ごとに異なる、不規則な構成をしたサイトではクローリングを実施しても正確な情報を抜き出すことが難しいです。 ただし特定のページのみサイト構成が違うということであれば、設定を変更することで対応できる場合もあります。 サイト構成がバラバラだから、、とあきらめず、クローリングのサービス会社に問い合わせてみるのがおすすめです。 ② サイト上の表記しか広告に反映できない クローリングではサイト上の情報を抜き出してデータフィードを作成し、そのデータフィードを使用して広告を配信するため、サイト上にない情報は載せることができません。 サイト上には記載せず広告には表示したい、というような情報がある場合には、その追加情報を含む商品マスタを作成してデータフィードを作成する必要があります。 まとめ クローリングの強みを一言でいうと、データフィードの作成と内容の更新が自動で行われるということです。 データフィードを作るのが面倒くさい、そもそもマスタデータがないので、データフィードの元となるデータがないという方におすすめします。 最後にクローリングのサービスを提供している会社についてですが、これはいくつかあり、コマースリンク株式会社が提供しているDFOや株式会社ユニヴァ・ペイキャストが提供しているGyro-nなどがあります。 また弊社サービスnex8でも無料でクローリングサービスを提供しております。 このブログを読んで、今まで実施ができていなかったプロモーションがクローリングならできるかも、、、?と思っていただけると嬉しいです。

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EC担当者必見!今話題のアプリダイナミックリターゲティングとは!?その魅力を徹底解剖!

こんにちは。nex8事業部の井上です。 前回ECサイトのスマホアプリ化についてご紹介しましたので、今回はスマホアプリ化した後のプロモーションについて書きたいと思います。 特に今回は、最近お客様からのお問い合わせが増えているアプリダイナミックリターゲティング(以下:アプリダイナミック)についてご紹介させて頂きます。 実際の広告としてまだ目にしたことが無い方や、そもそもアプリダイナミックを知らない方にも基本的な部分から仕組みまで、アプリダイナミックの魅力をお伝え出来ればと思います。 なおアプリ向けダイナミック広告や、アプリ向けリターゲティング配信など様々な名称がありますが、この記事ではアプリのディープリンクを用いたリターゲティング方法をアプリダイナミックリターゲティングと定義しています。 アプリプロモーションの種類 まず、アプリにおけるプロモーションの種類を整理してみましょう。 アプリプロモーションには大きく分けて2種類の軸があります。 1つはアプリをリリースした際に行う「インストール訴求」、もう1つはインストールした後のユーザーに対する「リテンション訴求」です。 「インストール訴求」とは、その名の通りリリースしたアプリをユーザーにインストールしてもらうために行うプロモーションです。 アドネットワークなどにバナー広告を出稿し配信先メディアを調整することで、自社アプリに興味のあるユーザーを獲得する方法や、リワード広告などが挙げられます。 そして、ここ最近注目されているのがインストールした後のユーザーに対する「リテンション訴求」です。 これはアプリをインストールして何度か使ったが、その後起動しなくなってしまったユーザーを対象に広告を配信します。 例えばECアプリの場合、アプリをインストールして購入したことはあるが、一度だけというユーザーを対象に「アプリから購入の場合のみ割引」、「アプリ限定セール」などのプロモーションを実施することで、ユーザーにアプリを再起動してもらうといった具合です。 すでにインストールはしているため、ユーザー側もストレスなく利用できますね。 ある程度インストール数が増えると、1インストールあたりにかかる費用(新規ユーザー獲得費用)はどうしても増えてしまいます。 そこでインストール済ユーザー(既存ユーザー)を活性化させることで、効率的に利益をあげていくことができるのです。 「リテンション訴求」には上図のように、「リエンゲージメント広告」と「アプリダイナミック広告」の2通りの広告配信方法があります。 Webの場合と対応させると分かりやすいのですが、リエンゲージメント広告はリターゲティング広告、アプリダイナミックはダイナミックリターゲティング広告のそれぞれアプリ版だと考えて下さい。 今回の記事ではアプリダイナミックについて紹介させて頂きます。 アプリダイナミックとは まずはアプリダイナミックが一体どんな配信手法なのかを説明します。 先ほども少し触れましたが、アプリダイナミックとは、簡単に言うとWebサイトで行なっているダイナミックリターゲティングを、アプリでも同様に実施できるというものです。 つまり、アプリ内で特定の商品を閲覧したユーザーに対して、閲覧商品を含むバナー広告を動的に配信、ユーザーが広告をクリックしたらWebサイトに遷移するのではなくアプリが自動的に立ち上がりその商品ページに遷移して商品を再度訴求できる、という配信手法です。 アプリダイナミックのメリット アプリダイナミックについては理解したが本当にやる意味があるのか。 そう思われている方のために、ここではアプリダイナミックを実施することのメリットを考えてみようと思います。 まず、前回ご紹介したスマホアプリのメリットについておさらいしましょう。 スマホアプリのメリットは以下となっております。 ・スマホアプリ利用率の高さ ・Webサイトに比べリピートして利用しやすい ・プッシュ通知機能 ・アイコンによる認知の向上 ECサイトにおけるアプリダイナミックでは、アプリ化をすることで得られる上記4つに追加してさらにCVRの向上というメリットが考えられますが、これには大きく2つ要因があります。 ① WebのECサイトでは、商材が複数ある場合に、通常バナーによるスタティックリターゲティングよりもダイナミックリターゲティングの方がCVRは高くなる傾向にある。   ② アプリ化の特徴でもある利用率の高さもあり、ECアプリを利用して商品を閲覧しているユーザーは、WebのECサイトと比較すると、CVRが高いユーザーが多い。 つまり、ダイナミックリターゲティングをECアプリで実施するということは、CVRの高くなる2つの要素をかけあわせることとなり、非常に効果の良い広告配信が期待できるのです。 実際弊社サービスnex8でもアプリダイナミックの事例があるのですが、平均するとWebでダイナミックリターゲティングを実施した時の4~5倍ほどのCVRとなりました。 アプリは利便性が高いと言っても、離脱ユーザーはやはり一定数います。 そういったユーザーを確実に購入に繋げるためにもアプリダイナミックを実施するメリットはあるのではないでしょうか。 アプリダイナミックの仕組み ここまで、アプリダイナミックで出来ることやメリットについてお話してきましたが、どのように配信を実現させているのでしょうか。 ここでは大まかな仕組みについてお伝えします。 Webダイナミックリターゲティングとの違い Webのダイナミックリターゲティングでは、タグとデータフィードを準備すれば実施できることは以前の記事で解説しています。 タグからは「ユーザー識別情報」「商品閲覧情報」を取得したり、または成果通知をしたり出来たのですが、アプリの場合タグを設置することが出来ないため、これらの情報をタグから取得することが出来ません。 さらにWebの場合、ブラウザ上のアドレスバーに表示されるURL(http://・・・)をデータフィード内で指定すればそのページに遷移させることが出来ましたが、アプリでは別途設定(ディープリンクの実装)をしないと商品ごとの個別ページに対するURLというものは存在しません。 これらから、アプリダイナミックを実施するためには、【ユーザー識別情報】【商品閲覧情報】【成果通知方法】【リンク先URL】の4つを別の方法で取得、受け渡しをする必要があるのです。 各項目について説明していきます。 アプリダイナミック実施に必要な情報の取得方法 【ユーザー識別情報】と【商品閲覧情報】 アプリの広告出稿している方はご存知かと思いますが、アプリのダウンロード数や起動率、課金状況などを把握するためには通常、効果計測用のSDKを入れています。 SDK・・・アプリケーションを作成するためにソフトウェア技術者が使用する開発ツールセットの事。効果計測用SDKをアプリに組み込むことで、どの広告から流入して、どの程度の課金やPVがあるのかをレポート上に可視化することが可能。 Webサイトでダイナミックリターゲティングを行う場合、タグによってCookieを付与することで、どのユーザーが来たかを判別し、固有の商品IDをサーバーに送ることで、どのような商品を閲覧していたかを知ることが出来ました。 アプリの場合SDKによってこれらの情報を受け渡すことが一般的となっています。 現在こういった情報の受け渡しに対応しているSDKで代表的なものはadjsutやF.O.X、appsflyer等が挙げられます。 ダイナミックリターゲティングタグの役割をこの計測用SDKが行っており、アプリダイナミックを実施するにはSDKの組み込みが必要不可欠となります。 【成果通知方法】 通常のWebダイナミックリターゲティングの場合、タグのCookieによって効果計測を行います。 ですがアプリの場合は先述した通りタグを埋めることが難しいため、計測用SDK側と広告配信サービス側のサーバー間においてソケット通信をして成果通知の受け渡しを行います。 【リンク先URL】 Webダイナミックリターゲティングの場合、タグから取得したユーザー情報と閲覧情報(商品ID)を広告配信サービス会社のサーバーに送り、データフィードと付け合わせることで、このIDが何の商品だったかを判断し、自動で広告を生成します。 アプリダイナミックも同様で、商品の情報が記載されたデータフィードが必要となりますが、ここで1つ違うのがリンク先のURLです。 通常のWebサイトでいうところのハイパーリンクの代わりに、「ディープリンク」を実装することでアプリ内の閲覧した商品ページや特定のページへ誘導することが可能となります。 Webサイトは商品ごとにページのURLがそれぞれ異なることが多いと思いますが、ディープリンクはアプリにおけるURLを作成しているイメージです。 nex8app://productid_0001 ディープリンクには通常「スキーム」と「パス」と呼ばれる部分があります。 上記「nex8app://」が「スキーム」で開くアプリを識別し、「productid_0001」が「パス」でアプリ内の誘導したいコンテンツが存在する場所を指します。 これを実装することで、アプリユーザーが広告をクリックした際に直接アプリを立ち上げ商品ページまで遷移させる事が可能になり、アプリユーザーに対してもWebダイナミックリターゲティングと同じ体験をしてもらうことが出来るのです。 アプリダイナミック実施に必要な情報の取得方法まとめると、以下の表のようになります。 またアプリダイナミックの技術を応用すると、Webとアプリを横断したダイナミックリターゲティング配信が出来るようになります。 これまでのWebダイナミックリターゲティング(Webサイト→Webサイト商品ページ)に加え、今回ご紹介したアプリダイナミック(アプリ→アプリ商品ページ)、さらにWebサイト→アプリ商品ページ、アプリ→Webサイト商品ページといった配信方法も可能です。 例えば既存のWebユーザーに対しアプリでの利用頻度を高めたいという目的の場合は、『Webサイト→アプリ商品ページ』のダイナミックリターゲティングを実施することで継続的なアプリ利用を促すことができます。 Webとアプリを横断したダイナミックリターゲティングの仕組みについては、広告配信サービス会社やSDK提供会社ごとに異なってくるので、ここでは割愛させていただきます。 まとめ いかがだったでしょうか。 アプリになると複雑な設計や専門的な知識がないと出来ないと思われている方も多いと思いますが、基本的な設計はWebサイトで行うダイナミックリターゲティングとほとんど変わりません。 ダイナミックリターゲティングとアプリの優位性を掛け合わせたアプリダイナミックリターゲティングは、今後のトレンドになること間違い無しなので是非積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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リターゲティング広告が効果的な業種って?~業種・訴求別、効果の良い配信メニューの選び方~

こんにちは。nex8事業部の岡本です。 普段は営業で様々な企業様にお伺いしています。 そんなある日、お打合せしたご担当者様から「リターゲティング広告って、正直に言ってうちの業種と相性いい?効果合うの?」というストレートな質問をいただきました。 その時は口頭で回答させていただいたのですが、もしかしてこのような疑問を抱えていらっしゃる方って結構多いのでは?と思い、この記事を書きはじめました。 リターゲティング広告だけではなく、すべての広告には相性や上手い使い方があります。 その中でも今回は、リターゲティング広告に焦点を当て、「配信メニュー×業種」の掛け合わせを考えながら効果的なリターゲティング広告の使い方についてご紹介していきたいと思います。 リターゲティング広告と業種ごとの相性 まず、リターゲティング広告とは一体何なのか?というところから簡単に説明していきます。 リターゲティング広告とは、あなたの運営するサイトを訪問したユーザーに対して広告を配信し、再訪問を促すことができる広告手法です。 一度サイトに訪れているユーザーに対して配信を行うので、商品やサービスに関心があるユーザー、つまり「見込み顧客」に対してアプローチをすることが可能なのです。 詳細についてはこちらをご参照ください。 では本題です。 リターゲティング広告と業種との相性についてですが、結論から申しますと、リターゲティング広告と相性の悪い業種はほとんどありません。 リターゲティング広告は一度あなたのサイトを訪れたユーザーに対して配信を行うことができる広告手法であり、ある程度あなたのサイトに興味関心を持った見込み顧客であるということは先ほどお伝えした通りです。 つまり、どのような業種であったとしても、リターゲティング広告の配信対象になるのは、あなたのサイトに興味を持ったユーザーしかいないので、「相性が悪い」ということにはなりにくいのです。 さらに、効果的なリターゲティング広告配信を実現するためには、訴求内容に適した配信メニュー選びがとっても大切です。 訴求したい内容に適した配信メニューを選ぶことで、同じリターゲティング配信でも効果が全く違ってくるのです。 配信メニューの種類と特徴 リターゲティング広告には大きく分けて2つの配信メニューがあります。 それは「スタティックリターゲティング」と「ダイナミックリターゲティング」です。 では、それぞれの配信メニューにはどういった特徴があるのでしょうか? 以下で紹介していきたいと思います。 ■スタティックリターゲティング 【特徴】 一度訪問したユーザーに対して、入稿したバナーを表示する。 入稿するバナーにはクリエティブデザインに制限がない。 そのためプロモーションに合わせてバナーの訴求内容は変更したり、指定したり出来るので、特定の商品やサービスを強くアプローチすることができる。 ■ダイナミックリターゲティング 【特徴】 一度訪問したユーザーに対して、ユーザーが見た商品のバナーを自動で生成して表示する。 各ユーザーに合わせてバナーを自動生成するため、ユーザーの最も関心が高い商品を使ってアプローチすることができる。 ダイナミックリターゲティングのバナークリエイティブは、ユーザーに合わせて自動生成するので、多くの商品の中からよりユーザーの興味が強い商品を訴求したい時に非常に有効な手段です。 データフィードを準備すれば、商品ごとにバナーを出し分けたりする必要もなく、コストと訴求力ともに優れていると言えます。 一方で、訴求したい内容が1つに決まっている場合(セールの開始日時やキャンペーン訴求など)は、ダイナミックリターゲティングではバナーのデザインに制限が出てくるので、訴求力は下がる可能性があります。 よってバナークリエイティブに制限のないスタティックリターゲティングは、単品通販など商品数がそれほど多くない場合や、会員登録など訴求したい内容が1つに決まっている場合に有効な手段だと言えます。 なんとなくどのような訴求と相性が良さそうか分かってきましたか? では、実際に業種×訴求内容×配信メニュー別のおすすめ配信メニューをいくつかご紹介していければと思います。 業種×訴求内容ごとの配信メニューのおすすめ具体例 EC、人材、不動産、旅行のサイトを例に、訴求内容ごとでリターゲティング広告のどの配信メニューが良いか説明していきます。 ■ECサイト 【単品通販の場合】 単品通販の場合は訴求する商品がそれほど多くはないため、バナーデザインに制限がなく、商品の特徴を強く訴求することができるスタティックリターゲティングがおすすめです。   【複数商品の場合】 複数の商品を販売しているECサイトの場合は、ユーザーが見た商品でバナーを自動生成し、ユーザーごとに確度の高いバナーでアプローチすることができるダイナミックリターゲティングがおすすめです。 ECサイトの場合であれば、新規ユーザーと既存ユーザーどちらへの訴求であっても、この商品数という軸で判断をするとよいでしょう。 ■人材サイト 【会員登録訴求の場合】 人材企業の場合、求人(商品)は複数ありますが、訴求目的が会員登録であった場合は訴求する内容は1種類と考えることが出来ますね。 この場合もサイトで扱っている求人の特徴や、会員登録の訴求をより強く訴えることができるスタティックリターゲティングがおすすめです。   【求人エントリーの場合】 訴求目的が求人エントリーの場合は、特定のバナーを配信するスタティックリターゲティングよりも、ユーザーが見た求人でバナーを自動生成しアプローチすることができる、ダイナミックリターゲティング配信が効果的でしょう。 ■不動産サイト 【賃貸仲介の場合】 賃貸仲介の場合、複数の物件(商品)の中から1つを選んで資料請求や問い合わせを行うので、やはりユーザーが見た物件でバナーを自動生成しアプローチすることができるダイナミックリターゲティングがおすすめです。   【マンション・戸建買い取りの問い合わせや資料請求の場合】 物件の買い取りなど、訴求内容が1つに決まっている場合は、バナーデザインに制限がなく、ユーザーに対してサービスの特徴等をより強く訴えることができるスタティックリターゲティングがおすすめです。 ■旅行サイト 【具体的に検討が進んでいるユーザーの場合】 「イタリア旅行7泊8日のツアー」を見ていた、のように具体的に旅行先を検討しているユーザーに訴求をする場合、「その時見ていたツアー商品」はもちろんですが、「行き先がイタリアのツアー商品」、「日程が同じようなツアー商品」といったおすすめ商品も提案できるダイナミックリターゲティング配信が良いでしょう。   【まだ検討していないユーザーの場合】 この場合は、セールを大きく訴求したり、旅行先画像を大きく見せたりすることでユーザーの興味喚起を促すことが有効ですね。 よって、画像を大きく使えるスタティックリターゲティングがおすすめです。   上記では、4つの業種で訴求内容の違う場合を紹介しましたが、例えば人材サイトであれば、会員登録せずとも応募は出来るが、登録した方が良い情報が得られるといった場合があると思います。 この時、未登録のユーザーにはスタティックリターゲティングで登録の訴求をして、求人の応募訴求はダイナミックリターゲティングで並行して実施をする、といった配信も考えられますね。 このようにスタティックリターゲティングとダイナミックリターゲティングでそれぞれ相性の良い訴求内容を組み合わせて配信をすることで、より効果的なプロモーションを実施することが可能になります。 さいごに いかがでしたか? 訴求目的と配信メニューの掛け合わせによって、同じリターゲティング広告での配信でも効果が全く変わってきます。 配信メニューの特性と、訴求したい内容との相性をしっかりと見極めて適切な訴求を行なっていきましょう! この記事が今の配信メニューを見直すきっかけや、今後の配信を検討する際の参考になれば幸いです。

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