キービジュアル

データフィードを活用しよう!Googleのショッピング広告配信方法について


以前の記事でデータフィードについてお話しましたが、その後データフィード作成はしてみていただけたでしょうか。
これがないと動的広告が実施できない!?配信に必須のデータフィードとは

データフィードは、ダイナミックリターゲティングや、AmazonなどのECモールで広く使われるようになってきており、ECサイト運営には欠かせないものとなってきています。
まだの方はぜひ先ほどの記事を参考に始めてみてください。

今回はデータフィードを活用できる広告の中から「ショッピング広告」での利用方法をお伝えします。
ショッピング広告はGoogleで「バッグ」や「スニーカー」などを検索した時に検索結果ページに商品情報が表示される広告の事です。
ECサイトと親和性が非常に高いので、ぜひ参考にしていただければと思います。

ショッピング広告とは

ショッピング広告はGoogle AdWordsにおける広告サービスの1つで、図のように広告配信がされます。

google

Googleの検索結果ページに画像付きで配信出来る唯一の広告で、過去には商品リスト広告=PLA(Product Listing Ads)とも呼ばれていました。
テキストのみのリスティング広告と比べると、商品画像が表示されることで商品の詳細が伝わりやすく、より効果的に検索画面上でのプロモーションが行えます。

ユーザーが検索したワードに対し、データフィード内の商品情報から適している商品が表示されるため、リスティング広告のようにキーワードを設定する手間が省けるのもショッピング広告の特徴です。
例えば、ユーザーが「バッグ」と検索した場合、データフィード内の商品情報に「バッグ」と記載されている商品が掲載されます。
ただ、キーワードを絞って設定する事ができないため、調整が難しい側面もあります。

実際にショッピング広告を導入するメリットとしては以下のようなものがあります。

■テキスト+商品画像が表示されるため、テキストのみの広告と比べるとCTR(クリック率)の向上が見込める。

■広告に商品情報が記載されているため、その商品に興味を持ってクリックした購入意欲の高いユーザーを効果的に集める事ができる。

■ショッピング広告はGoogleでの検索結果ページの上部に商品画像つきで表示される為、視認性も高く、Google AdWordsのテキスト広告と併用する事でユーザーとの接触機会の増加を狙える。

では次の章からは、ショッピング広告を出稿するための設定方法をご紹介していきます。

ショッピング広告の配信手順

ショッピング広告の出稿には、Google Merchant Centerへの自社サイトの商品データフィードの登録とアップロード、Google AdWordsでの広告キャンペーン作成が必要です。
それによりGoogle AdWordsからユーザーの検索キーワードに基づいた商品広告を配信出来るようになります。

Google Merchant CenterはGoogleに商品情報をアップロードする事でショッピング広告やGoogleショッピング、DoubleClick Bid Managerを利用できる様にするためのデータフィードの管理ツールです。
ではまずGoogle Merchant Centerへのデータフィードのアップロード方法から説明します。

データフィードのアップロード

Google Merchant Centerにデータフィードをアップロードするための手順は下記の3つです。

① Google Merchant Centerのアカウント開設
② データフィードの作成
③ フィードのアップロード

 

① Google Merchant Centerのアカウント開設

Google Merchant Centerのアカウント開設は、Googleアカウントを取得後、以下のURLより行います。
https://merchants.google.com/Signup

Google Merchant Center 登録①

まず、「ビジネス拠点(国)」「ショップ名」「サイトURL」「連絡先情報」を入力します。

Google Merchant Center 登録②

次のページで利用規約を確認します。

Google Merchant Center 登録③

最後にウェブサイトURLの確認と申し立てを行います。
これは、登録するウェブサイトURLの正規の所有者である事をGoogleに知らせ、ウェブサイトとGoogle Merchant Centerを関連付けさせることを指します。

これでGoogle Merchant Centerのアカウント開設は完了です。

 

② データフィードの作成

次にデータフィードを作成しますが、Google Merchant Center用のデータフィードの仕様がありますので、ここではその内容をご紹介します。
データフィードに記載する情報には「必須属性」、「推奨属性」と「特定の条件下で必須属性」の全部で3種類に分けることが出来ます。
それぞれの項目をまとめました。

■必須属性
配信に際して情報が必須となる項目です。
必須属性が入力されていない場合は正常に配信できません。

id
各商品のID。

title
商品名。

description
商品の説明文。

link
商品ページのURL。

image_link
商品画像のリンク。

availability
商品の在庫状況。
「in stock(在庫有り)」「out of stock(在庫なし)」「preoreder(予約商品)」の3つから指定。

price
商品の価格。(対象となる国の通貨)
対象国が米国、カナダ、インドに限り税抜き価格。
それ以外であれば税込み価格を記載。
例えば日本であれば、1080 JPYと記載する。

google_product_category
Googleが定めた商品カテゴリ。
ファッション、メディア、ゲームに関する商品の場合は必須。
その他の商品では推奨属性。

brand
商品のブランド名。(映画、書籍、音楽録音のブランドを除くすべての新商品が対象)
表示するブランドがない場合は値を記入しない。

gtin
商品の国際取引コード。
日本の場合は8 桁または 13 桁の番号。
なければ空欄にしておく。

mpn
商品の製造番号。
なければ空欄にしておく。

condition
商品状態。
「new(新品)」「refurbishes(再生品)」「used(中古品)」から指定。

adult
性的なものを暗示するコンテンツが含まれている商品であれば「yes」を、そうでなければ「no」を選択して記載。

 

■推奨属性
関連する検索結果に商品が表示されやすくするための項目となります。
入力なしでも配信可能ですが、精度向上のために入力する事が推奨されています。

additional_image_link
商品のサブ画像。
最大10枚まで登録可能。

mobile_link
モバイル向けページが存在する場合に使用する。

availability_date
予約商品の発送時期を記入。
Availabilityの「preorder(予約商品)」を選択する場合に使用する。

expiration_date
商品を期限付きで表示する際に使用する。
最大30日以内まで指定可能。

sale_price
商品のセール価格。

sale_price_effective_date
セール価格の有効期間を設定できる。

unit_price_measure
商品販売時の商品の容量や寸法。

unit_price_base_measure
商品価格を設定する際に基準とする計量単位。
(100ml、100gなど量で販売する際に用いる。)

loyalty_point
購入時の付与ポイント数。
「プログラム名」「ポイント価値(必須)」「還元率」の3つのサブカテゴリから構成されていて、それぞれのサブカテゴリはコロンで区切る。

例えば「nex8プログラム:100:1.0」であれば、nex8プログラムという名前で、1ポイントにつき1円(日本の場合)相当のポイントを100ポイント分付与する、となる。
それぞれの値が空白であってもコロンを入力する必要があるので、ポイントのみ指定する場合でも必ずコロンは2つになる。

product_type
ショップ側で定めたカテゴリ。
例えば「コート」だけでなく、「レディスファッション > アウター > コート」のように全てのカテゴリを記入する。

identifier_exists
IDの有無を記載。
「gtinとブランド」「mpnとブランド」が無い場合に「no」を設定する。

energy_efficiency_class
商品がEU加盟国やスイスを対象としている場合で、欧州規格に則った省エネ性能表示がある場合に(G~A+++)の間から選択する。

size_type
ファッション商品に関するサイズタイプ。
「regular(レギュラーサイズ)」「petite(小さいサイズ)」「plus(大きいサイズ)」「big and tall(とても大きいサイズ)」「maternity(マタニティ)」から選択。
指定しない場合はレギュラーサイズとなる。

size_system
使用するサイズがどの国のものか指定する。
「US」「UK」「EU」「DE」「FR」「JP」「CN」「IT」「BR」「MEX」「AU」から選択。

adwords_redirect
トラッキングパラメータを含むURL。
ショッピング広告からの流入を計測したい場合に使用する。

excluded_destination
特定の広告キャンペーンに商品が掲載されない様にする場合に使用。
「Shopping」「DisplayAds」から指定。

custom_label_0~4
ショッピングキャンペーンの入札設定などを行いやすくする為に任意で設定するラベル。
季節やセール、価格帯などを入力する。

shipping
商品ごとに送料を設定する時に指定する。
「国」「地域」「サービス」「価格(必須)」の4つのサブカテゴリが構成されていて、それぞれのサブカテゴリはコロンで区切る。
例えば「JP:13:翌日配送:700 JPY」ならば、東京への翌日配送の送料が700円、ということになる。
国はISO 3166 規格の国コード、地域は日本であればJIS X 0401で定められた都道府県コードを使用する。

それぞれの値が空白であってもコロンを入力する必要があるので、ポイントのみ指定する場合でも必ずコロンは3つになる。
Google Merchant Center側で送料が自動計算されるように設定してあれば設定は不要。
また、Google Merchant Centerで自動計算された送料よりもshipping属性のほうが優先される。

shipping_label
アカウントに設定された送料を割り当てる為のラベル。

shipping_weight
送料の計算に使用する商品の重量。
単位は「kg」「g」「lb(ポンド)」「oz(オンス)」から選択。

shipping_length
送料の計算に使用する商品の長さ。
単位は「cm」「in(インチ)」から選択。

shipping_width
送料の計算に使用する商品の幅。
単位は「cm」「in(インチ)」から選択。

shipping_height
送料の計算に使用する商品の高さ。
単位は「cm」「in(インチ)」から選択。

 

■特定の条件下で必須属性
こちらは2つのパターンがあるので、それぞれの条件と項目について説明します。

・商品をまとめて販売する場合に必須属性。

multipack
同一商品をセット販売する場合に登録する。
(例:同じ石鹸を6個まとめて販売する時には、6と記載)

is_bundle
いくつかの商品をセットで販売する場合に「yes」を設定する。
(例:カメラ本体+レンズ+バッグのセットなど)

・商品に色やサイズ違いなどバリエーションを持つ場合に必須属性。

age_group
対象年齢層を次の5つから指定する。
「newborn(新生児~生後3か月)」「infant(乳児:生後3~12か月)」「toddler(幼児:1歳~5歳)」「kids(子供:5歳~13歳)」「adult(大人:通常は13歳以上)」。
ファッションカテゴリのみ必須属性で、それ以外のカテゴリの商品は年齢指定がある場合にのみ記載。

color
商品の色。
複数色ある場合は/で区切る。
色は3つまで指定可能。

gender
商品の対象性別を指定する。
「male(男性)」「female(女性)「unisex(ユニセックス)」から選択。

material
商品の生地や素材を記入。
複数素材の場合は/で区切る。
素材は3つまで指定可能。

pattern
商品の柄や模様。
(例:ストライプ、ドット、チェックなど)

size
商品のサイズ。

item_group_id
色違いやサイズ違いの商品などをまとまったグループとしてユーザーに表示する為の項目。
(例:商品ごとのIDの共通部分など)

Google Merchant Center用のフィードを作成する際にはこれらを踏まえつつ、上記項目の中で自社の商品情報に合った項目を使い入力してください。
※詳細な項目説明やフィード作成方法はこちらのヘルプをご確認ください。

 

③ フィードのアップロード

次に作成したフィードをGoogle Merchant Centerにアップロードをします。

Google Merchant Center フィード登録①

「Google Merchant Centerトップ」→「商品」→「フィード」を選択し、[+]をクリックしてください。

Google Merchant Center フィード登録②

ここでは「モード」「タイプ」「対象国」「言語」「通貨」「フィード名」を選択します。
モードは「標準モード」と「テストモード」がありますが、実際に配信を行うフィードをアップロードする際は標準フィードを選択してください。
タイプは、「商品」と「オンライン商品在庫(更新)」があるので、商品登録を行う際には「商品」、登録済みの商品情報を更新する際には「オンライン商品在庫(更新)」を選択します。
対象国、言語、通貨、フィード名は任意で設定し、[続行]をクリックします。

Google Merchant Center フィード登録③

続いてデータフィードのアップロード方法を以下の3つから選択します。

■「Googleスプレッドシート」
Googleスプレッドシートのフォーマットに商品データを記入する事で自動的に登録・更新されます。

■「スケジュールされた取得」
Googleが指定したスケジュールで自社ウェブサイトからデータを取得し、自動でアップロードされます。

■「アップロード」
GoogleのFTPや、SFTPサーバーへ手動でデータフィードをアップロードし、登録・更新をします。

Google Merchant Center フィード登録④

アップロード方法を選択したら、実際に選択したアップロード方法に沿って商品データを登録して行きます。
ここではFTPサーバーへの手動アップロードで行っています。

Google Merchant Center フィード登録⑤

アップロードが完了すると、「フィード」の画面に新しく登録したデータフィードが追加されます。
これでGoogle Merchant Centerへの商品データ登録は完了です。

Google Merchant CenterとGoogle AdWordsを同期

Google Merchant CenterのアカウントとGoogle AdWordsのアカウントをリンクさせます。

アカウントリンク①

右上メニューボタンの「アカウントのリンク」をクリックして下さい。

アカウントリンク②

アクションの「リンク」をクリックすればアカウントのリンクが完了し、Google Merchant Center上の商品データがAdWords側に提供される様になり、Google AdWordsでも商品情報を使った広告配信が可能となります。

ショッピングキャンペーンの設定

ショッピング広告を配信するために、Google AdWordsでのショッピング広告用のキャンペーン作成が必要です。
Google AdWordsの管理画面からキャンペーン、広告グループを設定して行きます。

AdWords キャンペーン設定①

キャンペーン一覧画面から[+キャンペーン]をクリックします。

AdWords キャンペーン設定②

「ショッピング」を選択し、新規キャンペーンを作成。

AdWords キャンペーン設定③
AdWords キャンペーン設定④

キャンペーンの設定は「キャンペーン名」「予算」「掲載地域」「入札戦略」「上限クリック単価」「日予算」を入力します。

AdWords 入札戦略

入札戦略では、「費用対効果の維持」「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」と、目的に応じたCPC単価を自動で調整してくれる機能もあるので活用してみて下さい。

キャンペーン作成後、広告グループを作成します。
広告グループ名を入力し保存する事でショッピングキャンペーンの作成が完了となり、配信を行う事ができます。

より詳細な入札設定を行う場合には、商品グループを設定する事でそれが可能となります。

初めてショッピングキャンペーンを作成した時は、広告グループ単位で入札される様になっていますが、その下に商品グループを作成すると、そのグループごとに入札単価を設定でき細かな運用できます。
下記は商品グループとして分けられる商品属性をまとめたものです。

商品グループ属性

これらから、例えば「特定のブランドの商品グループ」や「新品のみの商品グループ」を作成し、グループごとで入札単価を調整することで、より効果的な配信が出来るのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ショッピング広告は検索したユーザーに対し、画像・価格付きで見せることが出来る為、非常に訴求力の高い広告となっています。

自然検索やリスティングに加えて、ショッピング広告を実施し、ページ上での存在感を増す事で、より効果的にユーザーへ訴求する事が出来ます。


nex8のリターゲティングをもっと詳しく

このブログは株式会社ファンコミュニケーションズでリターゲティングサービスを提供しているnex8事業部のメンバーが中心に運営しているメディアです。
中小EC向けに役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
nex8に関して少しでも興味を持っていただけましたら、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

The following two tabs change content below.

nex8編集部

nex8ブログは、リターゲティングサービスnex8の担当が執筆を行っています。Webマーケティングを初めて実施する方でも分かりやすく学べることをコンセプトに情報をお届けしています。

こちらの記事も読まれています