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確度の高いユーザーに広告配信できる!?第2弾~Googleタグマネージャのスクロール距離での動作条件設定とは?~


こんにちは!nex8事業部営業の岡本です。

前回は、タグマネージャ応用編シリーズ第1弾にて「確度の高いユーザーに広告配信できる!?Googleタグマネージャのタイマー設定方法」についてご紹介いたしました。

今回は、タグマネージャ応用編シリーズの第2弾ということで、先日2017年10月に新しくGTMに実装された「スクロール距離の動作条件設定」についてご紹介したいと思います。

「スクロール距離の動作条件」ってどういうところで使えるの?

GTMを利用したリターゲティング配信のおさらい

「スクロール距離の動作条件」に入る前に、Googleタグマネージャ(GTM)を利用したリターゲティング配信について少しおさらいしましょう。

リターゲティング広告は1度サイトに訪れたユーザーに対してだけ広告を配信することができ、ユーザーがページに訪れた際、そのページに設置したリターゲティングタグが作動することで、リターゲティング広告の配信対象ユーザーとして記録をしておくことが出来る。

「Googleタグマネージャ(GTM)」の「トリガー」を使うことで、設置したタグがどういった場合に作動するか条件設定をすることが出来る。

つまりGTMの「トリガー」という機能を使うと、サイトに訪れていてかつ、特定の条件を満たしたユーザーにのみリターゲティング広告を配信することが出来る、ということですね。

今回は、この「トリガー」を「スクロール距離」に設定する場合についてご紹介していきます。

スクロール距離での動作条件について

スクロール距離での動作条件とは、その名の通り「指定した距離までユーザーがページをスクロールしたタイミングでタグを作動させる設定」です。

この動作条件を利用すれば、「LPを入力フォームまでスクロールしてくれたユーザーにだけ広告を配信したい」「ある程度記事を読み進めてくれたユーザーにだけ広告を配信したい」など、条件に合致するユーザーのみに広告を配信することが可能です。

そのため「LP(ランディングページ)」で商品説明を詳細にしている単品通販のサイトや「記事コンテンツ」がメインになるキュレーションメディアなど、ある程度スクロールして読み進めていく必要のあるコンテンツがサイト内にある場合などは、非常に使いやすい動作条件といえるでしょう。

逆に、「スクロール距離」と「コンテンツに対するユーザーの興味関心」が比例しない構成になっているサイト(ファーストビューのみですべての説明が終わっているなど)の場合は、「スクロール距離の動作条件」はあまり使いやすいものとは言えません。

スクロール距離の動作条件を設定することで出来ること・注意点

では、リターゲティング広告で「スクロール距離の動作条件を設定することで、できること」、「注意点」を以下でご紹介していきます。

スクロール距離の動作条件を設定することで出来ること

・LPや記事コンテンツなどの記事をある程度読み進めてくれた「確度の高いユーザー」に絞ってタグを作動させることができる

⇒LPや記事コンテンツなどに間違えて訪れ、直帰してしまうユーザーは、あまりコンテンツに興味関心の高くないユーザーだと予想できます。
また、直帰はしなかったものの、特にコンテンツを読み進めることもなく離脱してしまったユーザーも、目当ての記事じゃなかったのか、やはり興味関心の高いユーザーではないと予想できますね。

「スクロール距離の動作条件」を使うと、例えば「入力フォームまでスクロールしたユーザーのみタグを作動させる」など、コンテンツに対して一定のアクションを起こしたユーザーに絞って条件を設定し配信することが出来るようになります。

スクロール距離の動作条件の注意点

・訴求するコンテンツやサイト構成によっては、確度の高いユーザーの取りこぼしが起きてしまう

⇒上述の通り、スクロールして読み込む必要のあるLPや記事コンテンツの場合は、スクロール距離とユーザーのコンテンツに対する興味関心が比例する可能性が非常に高いため有効な動作条件と考えられますが、スクロール距離とユーザーのコンテンツに対する興味関心が比例しづらいコンテンツのあるサイトの場合、スクロールの必要がないページを見た購買意欲の高いユーザーをリターゲティングの対象から除外してしまう可能性があります。

・指定するスクロール距離の効果検証が必要

⇒指定したスクロール距離によっては、確度の高いユーザーをリターゲティングの配信から除外してしまう可能性や、確度の低いユーザーを除外しきれない可能性があります。

そのため、「スクロール距離の動作条件」を設定する場合は、サイトのコンテンツにあった「最適なスクロール距離」を見つけるため、繰り返し検証していく必要があります。

以上の「できること」と「注意点」をしっかりと理解した上で、スクロール距離の動作条件の設定をしていただければと思います。

スクロール距離の動作条件を実際に設定してみよう!

では、実際にGTMを利用してスクロール距離を使ったトリガー設定をしてみましょう!

「トリガー」を選択

プレゼンテーション1

上記の図ように、GTMの管理画面からワークスペースを開き、左の「トリガー」を選択します。

「新規」を選択

プレゼンテーション2

次に、赤い「新規」というボタンを選択します。

「トリガーのタイプを選択して設定を開始」を選択

プレゼンテーション3

「トリガーのタイプを選択して設定を開始」を選択します。

「スクロール距離」を選択

プレゼンテーション4

トリガータイプの一覧から「スクロール距離」を選択します。

「縦方向スクロール距離」か「横方向スクロール距離」を選択

プレゼンテーション5
※画像は「コンテンツの縦50%以上をスクロールしたユーザーを対象」に設定した状態

「スクロール距離」を選択後、「縦方向スクロール距離」か「横方向スクロール距離」を選択します。

「割合」か「ピクセル数」を選択

プレゼンテーション6

そのあと、「割合」か「ピクセル数」のどちらかを選択します。

「割合」と「ピクセル数」の説明は下記の表を参照してみてください。
2017_1226_des

「このトリガーの発生場所」を「すべてのページ」か「一部のページ」を選択

プレゼンテーション7

「割合」か「ピクセル数」での設定が完了したら、「このトリガーの発生場所」を「すべてのページ」か「一部のページ」のどちらかを選択します。

「一部のページ」を選択した場合は、さらにプルダウンで配信先の条件を絞っていきます。

「保存」して完了

こちらの入力が完了したら、「保存」を選択し設定は完了です!

さいごに

いかがでしたか?

スクロール距離については、「どれくらいの距離が適切なのか?」という検証は必要になりますが、スクロール距離をトリガーとして設定することで、今まではできなかったLPや記事コンテンツを一定以上読んだユーザーへ絞っての広告配信が可能になります。

この「スクロール距離の動作条件」を利用することで、「効果の改善」や「新しいセグメント設定」のお役に立てたら幸いです!


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岡本ひかる

nex8事業部営業の岡本です。美大を出て、人材会社に入り、nex8にやって来ました。 好きなものはスノーボードとお絵かき。苦手なものはパクチーと自己紹介です。