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マルチデバイスとどこが違う?今流行りのクロスデバイスについて


こんにちは。nex8事業部の井上です。
今回はマルチデバイスとクロスデバイスについてご紹介します。

最近よく「マルチデバイス対応」とか「クロスデバイス対応」など耳にはするものの、なんとなく知っているだけで違いがよく分からなかったり、混同してしまっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この2つの違いについて分かりやすく紐解いてご紹介出来ればと思います。

マルチデバイスとクロスデバイスの違い

マルチデバイスとクロスデバイスの違いに入る前に、まずはそれぞれを説明していきます。

マルチデバイスとは

マルチデバイスとは1つのコンテンツを複数のデバイス(端末)で同じように見られることです。

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デバイスをまたいで相互に連携している状態のことをマルチデバイス化やマルチデバイス対応と呼びます。
マルチデバイス対応の代表的なサービスにLINEやTwitterが挙げられます。
これらはスマートフォンブラウザでもアプリでもパソコンでも、ほぼ同じ内容の閲覧・操作が可能になっているので、とても身近に感じるのではないでしょうか。

マルチデバイスに対応するためには

ここではマルチデバイス対応する為の3つの手法について紹介します。

・各デバイスに合わせた個別構築
パソコン用サイト、スマートフォン用サイト、タブレット用サイトというように、デバイスごとにURLを分けて専用のページ(HTMLファイル)を作成することで、ターゲットに合わせた情報発信が可能になります。
デバイスごとのデザインは個別に作成するのでこだわることができますが、サイト更新の際にはそれぞれのページをすべて更新することになるため手間がかかるなどのデメリットもあります。

・自動変換サービス
マルチデバイス化が進む中で手軽にマルチデバイス対応できる自動変換サービスも増えてきました。
メリットはパソコンサイトのURLを登録するだけで自動的にスマートフォンサイトを生成してくれるので、特別なメンテナンスなどが不要になる点です。
デメリットとしては、提供サービスの仕様によって構成が決まってしまうので細かなデザイン指定が出来なかったり、サービスの利用費がかかってしまう点が挙げられます。

・レスポンシブWebデザイン
こちらはページ(HTMLファイル)を分けること無く、ユーザーがアクセスしてきたデバイスの画像幅に合わせデザインを出し分け出来る制作方法です。
Googleが公式ページでレスポンシブWebデザインを推奨すると宣言してから、これに対応するサイトも増えていますが、ワンソース(ひとつの元データ)で行えるため更新の手間がかからないと言う点だけでも非常にメリットがあり、今後のマルチデバイス対応においては、このレスポンシブWebデザインが主流になってくるのではと思います。

マルチデバイス対応の際には、これら3つの手法から自社サイトの規模や目的に合わせて対応していく事をおすすめします。

クロスデバイスとは

では続いてクロスデバイスです。
クロスデバイスとは、複数のデバイス間で1つのコンテンツが流通し使用出来ることです。
例えば、みなさんも普段の生活の中で朝の出勤時間やお昼休憩に調べていたECサイトのURLを、帰宅後の自宅でゆっくり見るためにタブレットやパソコンにURLを転送したり共有したりした経験はないでしょうか?

朝と夜

このように、異なるデバイスで同じコンテンツをユーザーが利用するという行動をクロスデバイスと呼びます。

まとめると、「マルチデバイス」とは複数のデバイスでも同じコンテンツが閲覧できる状況を指すのに対し、「クロスデバイス」とはマルチデバイス対応しているコンテンツを複数のデバイスでユーザーが利用・共有すると行動を指しています。

つまりクロスデバイスはマルチデバイス対応が完了した状態(=各デバイスからのアクセス先URLは常に同じ)でないと成り立たない、ということになります。

ユーザー動向の変化

では次に、なぜ近年マルチデバイス・クロスデバイス対応が注目されるようになったのか考えてみましょう。

以下にご紹介するのは、Yahoo!JAPANの実施したマルチスクリーン環境におけるデバイスの利用実態調査からの引用データです。

・2人に1人はほぼ毎日タブレットを利用
これには少し驚いたのですが、タブレットを利用している人が多くなってきているようです。
タブレットの場合スマートフォンの手軽さとパソコンの見やすさを兼ね備えているので、ネットショッピングや動画コンテンツの視聴が増えている現代ではマッチしているのではと思います。
自宅で利用する人が増えているのも納得がいきますね。

・パソコン利用者の約8割が自宅で利用
古くからあるパソコンもなんだかんだ欠かせないデバイスですよね。
仕事の資料作成や編集などが用途として多い印象ですが、30代以上のパソコンからのネットショッピングは70%以上と非常に高い数値となっています。

・5人に2人は毎日2台以上の異なるデバイスを利用
調査によると回答者の41%が毎日2台以上のデバイスを使っているとのデータが出ています。
改めて気づいたのですが自分自身も普段はスマートフォンを所持していて、職場ではパソコンを使用しているので、2台使用は今では当たり前になってきているのかも知れません。

デバイスの多様化が進んでいる中、このようにユーザーは自分の生活に合わせてデバイスを使い分けている状況にあります。
マルチデバイス対応が基本のSNSを通じた情報流通が今後ますます重要になってくると考えると、ユーザーの利便性を高めアクセスを取りこぼさないためにもマルチデバイス対応を早急に考えておいたほうが良さそうですね。

クロスデバイスにおける広告施策

前述した通り近年では使用目的や場所によってユーザーは複数のデバイスを使い分けています。
そして、そのような背景からマルチデバイスに対応する企業が増え、広告もそれに応じて出稿をしているところが増えてきている状況です。

この時注意しなければならないのが、効果計測やユーザーの紐付けをどのように行うかということです。
例えば、アパレル企業のECサイトでダイナミックリターゲティング広告の施策を行う事になった場合を考えてみましょう。
これまでであれば、Cookieを元にして、パソコンでサイトを閲覧したユーザーが再度パソコンのブラウザを見ている時に広告を配信し、効果を測定することが出来ていました。

しかし今ではこのユーザーはスマートフォンでもサイトに訪れます。
その時違うユーザーだと識別し計測してしまうのは避けたいですよね。

クロスデバイスにおける効果計測の代表例としてGoogleのユニバーサルアナリティクスがあります。
ユニバーサルアナリティクスでは、ユーザーを識別するための「User-ID」と呼ばれるIDを設定することでクロスデバイス計測が可能になります。

これにより、パソコンを閲覧した後のスマートフォンによる購入が多いのか、もしくは初めからスマートフォンで閲覧しそのままスマートフォンで購入するのが多いのかなどのレポートを見ることができるようになります。

紐付け

またユーザーがスマートフォンでネットサーフィンしている時にも、そのユーザーがパソコンで閲覧していた情報を元に広告配信することが可能になるといった具合です。

ただし、あらかじめユーザーを識別するIDを付与できるサイトでないと、ユニバーサルアナリティクス上でパソコンとスマートフォンから訪問したユーザーとして紐づけることが出来ません。
ECサイトの場合、購入時にログインをするのであれば、このUser-ID機能を活用することが出来ます。

また、個別のIDやログイン情報を元に効果計測を行うので、個人の特定はされないもののプライバシーの観点からも難しい問題ではあります。
ユーザーのネット利用状況の変化に合わせて、より便利な技術の開発は進化していくことは間違いないのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。
日々進化していくアドテクノロジーですが、基本となるのは全て「ユーザー」であることは間違いないと思います。
ユーザーの利用に合わせて適したアプローチをするためにも、まずはマルチデバイス対応は必須と言えるでしょう。
ユーザーの利用状況に合わせ、クロスデバイスの行動履歴を横断的に取得していくことで、今後さらに精度の高い分析・プロモーション施策の実施が可能になると考えます。


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井上翔太

2014年ファンコミュニケーションズ入社。 nend事業部で広告主サイドの営業・運用経験を経て、2015年からnex8事業部に従事。 “「よくぞ、出してくれた!」なんて言われる広告を”をモットーに、日々奮闘中。 湘南生まれ湘南育ち。

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