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そのサービス、マーケティングで劇的に変えませんか?

こんにちは、nex8事業部の山田です。 今回は、Webマーケティング担当者の方がまず知っておくべきだと感じたことと、その考えをECサイトの場合にどう活かしていくかについて、森岡毅さんの著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方: 成功を引き寄せるマーケティング入門」を参考に私なりにまとめてみました。 マーケティングで知っておくべきこと そもそもマーケティング活動とは 私はマーケティング活動とは「直接的な販売のために何かをするというよりも、売れるためのフレームワークを作る行為」だと考えています。 洋服屋さんで例えると、店頭に立ってお客さんとダイレクトに接することで服を売ることではなく、購買データを分析し、「どうすれば、服が売れるようになるのか」「どんな服だったら売れるようになるのか」を考える行為がマーケティング活動、ということですね。 世の中にはたくさんの企業がありますが、売れている企業には必ず優秀なマーケティング担当者が存在すると考えて良いでしょう。 優れた商品を生み出しても、それを広めていくマーケティング担当がいなければ、モノが溢れている社会において、商品競争に勝てない時代になってきていると言えます。 マーケティングで重要な3つのポイント 実際にマーケティングをしてみようとなった時、考えなければいけないポイントが3つあるので説明していきます。 ■認知度(ネームバリュー)・ブランディング(ブランド力の構築)の向上 1つ目は認知度(ネームバリュー)とブランディング(ブランド力の構築)をいかに高められるか、という点です。 例えば、何か贈り物をもらった時、「有名百貨店の紙袋に入っているもの」と、「聞いたことのないお店の紙袋に入っているもの」だと、中身が同じだとしても、「有名百貨店の紙袋に入っているもの」のほうが良い物のように感じますよね。 これは、長い歴史と素晴らしい商品、素晴らしい接客をしている有名百貨店の企業努力によって培ってきた「認知度(ネームバリュー)」や「ブランディング(=ブランド力の構築)」が、ユーザーにとって「付加価値として定着してきた」現象と言えます。 もう1つ例を挙げてみましょう。 商品の購入を検討している場合、「いつも買っている商品」と「全く知らない商品」が並んでいた場合、特に新しい商品が欲しいわけではない場合は「いつも買っている商品」を購入しますよね。 「全く知らない商品」は、購入にあたっての選択肢からは除外されると思います。 では、「全く知らない商品」がCMにバンバン流れ始めたり、ワイドショーで「話題の商品」として取り上げられるとどうでしょうか。 今までは「全く知らない商品」だったものが何度も見たり聞いたりしたことで認知され、市民権を獲得したことにより、購入の対象に入ってくるかと思います。 つまり、「認知されていないもの」は前提として「購入検討の枠」に入っていないということですね。 この接触が増えることで人の興味関心が変化する現象を「ザイオンス効果(単純接触効果)」と言います。 人は接触する回数が多い程、その人や物に関心を持ちやすくなります。 「ザイオンス効果」については、過去記事の「行動経済学に学ぶ~人の心理を揺さぶる魅力的な販促方法とは~」に詳しく書いてありますので、ご参照ください。 商品を売る場合は、まず「認知」され、「購入を検討される対象」になることを目指していきましょう。 政治家しかり、観光地しかり、「いかに認知され市民権を獲得できるか」が、マーケティングの第一歩と言えます。 ■売るための場所を手に入れる 2つ目は「売るための場所」です。 今度は、先ほどの有名百貨店に商品を卸す「メーカーさんの立場」で考えてみましょう。 良い商品が出来たとしても、「売る場所」が無ければ、商品を売ることは難しいですよね。 そのためメーカーの営業担当は、「自社の製品を手に取ってもらいたい場所」に商品の売り込みをしていきます。 「実際に手に取ってもらうために舞台を整えること」は、商品を売る場合に必要不可欠と言えるでしょう。 ECサイト運営の場合で考えてみます。 絶対に売れると確信のある商品を生み出し、売るためにECサイトを立ち上げたところまでは良かったのですが、例えばGoogleで商品に関連のあるキーワードで検索しても上位に表示されていないなどで、サイトへの流入数が明らかに少ないのであれば、そのECサイトは「売るための場所」としての機能を果たしていると言えませんよね。 同業他社よりも認知度を高めるためにSEO施策をしたり、サイト内のUIを改善してユーザーの購入意欲を高めたり、客層が近い企業とのコラボグッズを販売して盛り上げてみたり、ユーザーに選んでもらえるサイト作りの意識が重要になってきます。 このように、「売るものが良かったとしても、売るための環境や場所などの要因が整っていないと、商品をうまく売ることができない」ということがわかります。 ■また選んでもらえるようにする ECサイトを運営していて一番気になるところは、「リピート率」だと思います。 何度も自社商品を購入してくれるヘビーユーザーをどうやって増やしていくか、これはEC担当者にとって頭を悩ませる課題ですよね。 リピートしてもらうために重要な点が「使用する前のイメージ」と「実際に使用してみての感想」の良いギャップです。 例えば、値段は高いのに良い印象を受けない商品だと悪いイメージが付きやすく、もう買うことはなくなるかもしれませんが、逆に値段の割に良い商品だ、とユーザーが感じればリピート率の向上が見込めそうですよね。 こちらもECサイトで言うならば、商品単価は安いのに購入後のサポートがどんな大手企業よりも手厚ければ、それは良いギャップとなり、リピート率向上につなげることが出来るでしょう。 ECサイト運営からの考察 ではECサイトでマーケティング活動を行う場合はどうしていくのがよいでしょうか。 まずは、最終的な目標と具体的な数字を設定していきます。 ECサイトにおいて、最終目標が売上の増加だった場合、ざっくりと 【売上金額=流入ユーザー数×購入率×平均客単価】 のような形になります。 マーケティング担当者は、この各項目に目指すべきゴールから逆算した数値を当てはめ試行錯誤していくのです。 では下記の条件の場合を例に具体的に考えてみましょう。 目標:月間売上1,000万円 基本情報・・・平均ユーザー数:30万/月、平均購入率:1%、平均客単価:2,000円 単純計算だと【30万×1%×2,000円】で、月間売上は600万円になります。 では、これを目標の1,000万円にするにはどうすればいいか考えてみましょう。 重要なのは、認知されること、売るための場所を得ること、もう一度買ってもらうようにすることの3点です。 現状ユーザーは流入してきていますが、さらに認知を拡大させ、サイト内でも買いやすくすることで、購入率を維持したまま、新規流入ユーザー数を増やす施策を実施したとします。 例えばこの施策のおかげで、月間のユーザー数が、1.5倍の45万/月になったとすると、 【45万×1%×2000円】で、月間売上は900万になります。 ですが、まだ目標には届きません。 そこで今度は、一度購入してくれたユーザーに対してリピート購入施策を検討しました。 現在の購入ユーザーリピート率が0%でここが20%になるとすると、 【900万+(900万×20%)】で月間売上は1080万となり、目標の1,000万円を突破できるので、新規ユーザーの流入とリピーターへの施策を実施すれば目標の達成が見込めそうですね。 この数字が達成できるような具体的な施策を次に考えていけばよい、ということになります。 これ以外にも、「リピート率20%以上にする」、「サイトをさらに改善して購入率を1.5%にする」、「広告施策でユーザー数や購入数の底上げをする」など、マーケティング担当者は「どのレバーなら上手くコントロールできるだろうか」といったことを常に考えて組み立てていきます。 具体的な施策として弊社サービスのリターゲティング広告のみで考えるならば、以下のような項目が挙げられると思います。 ・認知拡大のため配信量を増やす(流入数の増加) ・CTR(クリック率)を高めるためにバナーの精査をする(流入数の増加) ・CVR(コンバージョン率)を高めるために配信枠の精査をする(購入率の改善) ・効果の良いユーザーセグメントに配信を集中させる(購入率の改善・リピーターの増加) これらをマーケティング担当者と協力して上手く改善し、施策を行うことで、流入してきたユーザーを効率よく購入へと導いていくことが、私たち広告配信サービス会社の課題だと考えます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 今回は森岡毅さんの著書を参考にWebマーケティング担当になった方がまず知っておいた方がよいことをまとめて、ご説明しました。 この記事を通じて皆さんが少しでもマーケティングに興味を持っていただけたら幸いです。

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私がWeb広告運用をする上で感じた、Web担当者が身につけておきたい必須のスキル5選!

こんにちは、nex8事業部営業の日暮です。 今回は、入社2年目の私が、「Web担当になったばかりの方に必要な5つのスキル」について、ご紹介していきます。 PCスキル まずは、「PCスキル」について。 PCを使えるということは、今ではWeb担当者かどうかに関わらず、あらゆる業種で必須のスキルであると言えます。 特に、レポート管理やデータ分析における表作成時に使う「Excel」、資料作成や新規提案時に使う「PowerPoint」などのオフィスソフトは、一通り使えるようにしておく必要があります。 中でもExcelの関数は使いこなせるようになると業務効率が飛躍的にアップするため、覚えておくととても便利です。 初めは「SUM」や「AVERAGE」といった簡単な関数から始め、高度なものも徐々に使えるようになっていきましょう。       「ECサイト運営に使える!Excel初心者のための関数活用基礎基本」の記事でもExcelの関数について紹介しているので、参考にしてみてください。 さらにWeb担当者であれば「HTML」や「CSS」「JavaScript」といったサイト構築に必要となる知識も身に着けておくと良いでしょう。 実際に自分でサイトを構築することはなくても、エンジニアに作業を依頼する際に「HTML」や「CSS」などの簡単な用語を覚えておいたほうが、仕事の依頼をスムーズに行うことが出来ます。 また、運営しているサイトが「WordPress」をはじめとするCMSの場合であれば、それほど「HTML」や「CSS」などの知識は必要ありませんが、「WordPress」の管理画面内に「HTML」や「CSS」といった用語は出てくる場合があるので、覚えておいて損はありません。 情報収集力・分析力 情報収集力・分析力は、移り変わりの早いWeb業界では特に必須のスキルです。 広告の運用をしていく中で、「新たな手法」や「トレンドのツール」などを知っておくと、施策に役立てることができるため、日頃からアンテナを張って情報取集をするクセをつけましょう。 また、体系だって知識を得たい場合には、書籍から知識を吸収するのもオススメです。 ただし、情報収集をしたからといって、全ての情報を施策に取り入れる必要はありません。 収集した情報の中から必要な情報だけを整理し、自分なりに分析していく力も必要になってきます。 「今ある課題に対してどんな情報を集めるべきか」「そこから本当に必要な情報は何か」を見極めていきましょう。   例えば、自社で新規ユーザーの獲得を目指しているとします。 この場合、まずは「新規ユーザーを獲得する方法」について、情報収集を始めましょう。 新規ユーザーを獲得する方法は、「広告」や「SNS」など様々なアプローチ方法がありますが、その中で「自社の予算・状況にあったもの」「実施した場合に得られる効果」など事前に情報を収集し、本当に必要かどうかを分析した上で、施策を行っていきましょう。 仮説・効果検証スキル(PDCA) 「広告の運用」や「サイトの改善」など、様々な場面でこの「仮説をたてて、効果検証ができるスキル」は必要になってきます。 ビジネス面でよく、「PDCA」や「PDCAサイクル」といった言葉を耳にすることはありませんか? PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。 Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、製品と業務を継続的に改善する。 出典:PDCAサイクル - Wikipedia つまり計画(Plan)→改善(Act)までを繰り返していき、施策に対して最適化を行っていくことです。 「リターゲティング運用4つのポイントを押さえたPDCAサイクルの回し方」の記事では、リターゲティング広告におけるPDCAサイクルを回すことの重要性や詳細な方法について説明していますが、ここでも簡単にご紹介します。 リターゲティング広告運用を行っているが、費用対効果があまりよくなかったので改善施策を考える場合、 ・クリックがされていないのか ・クリックはされているがコンバージョンが起きていないのか ・配信先はどうか ・時期要因はないか など、あらゆる角度から、「問題点」を洗い出していきます。 先ほど洗い出した問題点を精査したところ、「クリックは起こっているが、そこからの離脱率が高い」ことに気が付きました。 さらにこの問題点を掘り下げてみると、「バナー自体に興味はもったが、遷移先のサイトで興味がなくなったために離脱した可能性が高い」と仮説立てができたので、遷移先のサイトを修正することにしました。 このように、問題点を洗い出し、分析し、仮設立てをした上で改善施策を行っていくことで、より施策の精度を高めていくことができます。 しかし、仮設立てた「問題点」が必ずしも正解であるとは限りません。 そこで、仮説立てとセットで身に着けたいのが、「効果検証」のスキルです。 仮説を基に施策を行った結果、「問題点に対して、どの程度効果があったのか」を数字で正確に把握していきましょう。   仮説に対して思うような効果が得られなかった場合は、この「問題点の洗い出し(Act)」→「仮説立て(Plan)」→「実行(Do)」→「効果検証(Check)」のサイクルを繰り返すことにより、「何が問題だったのか」「どの施策が効果があるのか」を見極めていきましょう。 コミュニケーション力 次に「コミュニケーション力」についてお話します。 Web担当者の場合、「クライアントの抱えている問題を聞き出す時」や、「新規施策の提案をする時」にコミュニケーション力が必要になってきますよね。 コミュニケーションにとって一番大切なのは、「相手の立場になって考えることができるかどうか」です。 相手の立場になって考えることができていると、クライアントの抱えている問題も聞き出しやすいですし、新規施策の提案もスムーズに進みますよね。 他には、ビジネス面でよく言われている「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」も大事なコミュニケーションの一つです。   普段から「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を行い、コミュニケーションがしっかり取れていると、もし作業ミスなどで緊急事態が発生した場合にも、スムーズに報告が行きわたり、ミスを最小限に留めることができます。 プレゼンテーション力 最後は「プレゼンテーション力」です。 プレゼンテーション力とは、「論理的(ロジカル)に説明することで、自分の提案を相手に理解してもらう能力のこと」です。 社内で「新しいツールの導入」を上長にプレゼンをする場合を例に挙げて、考えてみましょう。 この時「新しいツールだから導入して欲しい」ではなく、「新しいツールが現状の課題解決に役立つと考えたので、導入したい」と言った方が説得力がありますよね。 論理的(ロジカル)に説明することにより、「なぜ新しいツールが必要なのか」「新しいツールを導入することによって得られるメリットは何か」が相手に伝わりやすくなります。 また「共通言語」で話すことも大切です。 言葉の意味がわかっていない相手に対して「CPAが~」「CPCが~」と必死に説明をしても、相手は何について話をしているのかがわからず、混乱してしまいますよね。 自分の使いたい言葉でプレゼンするのではなく、相手が理解できる言葉でプレゼンをしましょう。 次に、プレゼン用資料を用意する場合を考えてみます。   この場合、口頭でプレゼンできず、資料を渡すだけになる場合も想定し、「話す内容の補完」や「要点のまとめ」を抑えた、「読むだけで理解できるプレゼン資料」が用意できると良いですね。 このように、「プレゼンテーション力」を身につけることで、自分の提案や意見を上手く相手に伝えられるようになります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 今回は、普段私が広告運用をしている中で必要だと感じた「スキル」についてご紹介しました。 もちろん、広告業界に限らず、ビジネスマン全般にとって共通して必要なスキルも多くありますので、関心の幅を広く持ち、少しずつスキルを身に付けていきましょう。

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確度の高いユーザーに広告配信できる!?第2弾~Googleタグマネージャのスクロール距離での動作条件設定とは?~

こんにちは!nex8事業部営業の岡本です。 前回は、タグマネージャ応用編シリーズ第1弾にて「確度の高いユーザーに広告配信できる!?Googleタグマネージャのタイマー設定方法」についてご紹介いたしました。 今回は、タグマネージャ応用編シリーズの第2弾ということで、先日2017年10月に新しくGTMに実装された「スクロール距離の動作条件設定」についてご紹介したいと思います。 「スクロール距離の動作条件」ってどういうところで使えるの? GTMを利用したリターゲティング配信のおさらい 「スクロール距離の動作条件」に入る前に、Googleタグマネージャ(GTM)を利用したリターゲティング配信について少しおさらいしましょう。 リターゲティング広告は1度サイトに訪れたユーザーに対してだけ広告を配信することができ、ユーザーがページに訪れた際、そのページに設置したリターゲティングタグが作動することで、リターゲティング広告の配信対象ユーザーとして記録をしておくことが出来る。 「Googleタグマネージャ(GTM)」の「トリガー」を使うことで、設置したタグがどういった場合に作動するか条件設定をすることが出来る。 つまりGTMの「トリガー」という機能を使うと、サイトに訪れていてかつ、特定の条件を満たしたユーザーにのみリターゲティング広告を配信することが出来る、ということですね。 今回は、この「トリガー」を「スクロール距離」に設定する場合についてご紹介していきます。 スクロール距離での動作条件について スクロール距離での動作条件とは、その名の通り「指定した距離までユーザーがページをスクロールしたタイミングでタグを作動させる設定」です。 この動作条件を利用すれば、「LPを入力フォームまでスクロールしてくれたユーザーにだけ広告を配信したい」「ある程度記事を読み進めてくれたユーザーにだけ広告を配信したい」など、条件に合致するユーザーのみに広告を配信することが可能です。 そのため「LP(ランディングページ)」で商品説明を詳細にしている単品通販のサイトや「記事コンテンツ」がメインになるキュレーションメディアなど、ある程度スクロールして読み進めていく必要のあるコンテンツがサイト内にある場合などは、非常に使いやすい動作条件といえるでしょう。 逆に、「スクロール距離」と「コンテンツに対するユーザーの興味関心」が比例しない構成になっているサイト(ファーストビューのみですべての説明が終わっているなど)の場合は、「スクロール距離の動作条件」はあまり使いやすいものとは言えません。 スクロール距離の動作条件を設定することで出来ること・注意点 では、リターゲティング広告で「スクロール距離の動作条件を設定することで、できること」、「注意点」を以下でご紹介していきます。 スクロール距離の動作条件を設定することで出来ること ・LPや記事コンテンツなどの記事をある程度読み進めてくれた「確度の高いユーザー」に絞ってタグを作動させることができる ⇒LPや記事コンテンツなどに間違えて訪れ、直帰してしまうユーザーは、あまりコンテンツに興味関心の高くないユーザーだと予想できます。 また、直帰はしなかったものの、特にコンテンツを読み進めることもなく離脱してしまったユーザーも、目当ての記事じゃなかったのか、やはり興味関心の高いユーザーではないと予想できますね。 「スクロール距離の動作条件」を使うと、例えば「入力フォームまでスクロールしたユーザーのみタグを作動させる」など、コンテンツに対して一定のアクションを起こしたユーザーに絞って条件を設定し配信することが出来るようになります。 スクロール距離の動作条件の注意点 ・訴求するコンテンツやサイト構成によっては、確度の高いユーザーの取りこぼしが起きてしまう ⇒上述の通り、スクロールして読み込む必要のあるLPや記事コンテンツの場合は、スクロール距離とユーザーのコンテンツに対する興味関心が比例する可能性が非常に高いため有効な動作条件と考えられますが、スクロール距離とユーザーのコンテンツに対する興味関心が比例しづらいコンテンツのあるサイトの場合、スクロールの必要がないページを見た購買意欲の高いユーザーをリターゲティングの対象から除外してしまう可能性があります。 ・指定するスクロール距離の効果検証が必要 ⇒指定したスクロール距離によっては、確度の高いユーザーをリターゲティングの配信から除外してしまう可能性や、確度の低いユーザーを除外しきれない可能性があります。 そのため、「スクロール距離の動作条件」を設定する場合は、サイトのコンテンツにあった「最適なスクロール距離」を見つけるため、繰り返し検証していく必要があります。 以上の「できること」と「注意点」をしっかりと理解した上で、スクロール距離の動作条件の設定をしていただければと思います。 スクロール距離の動作条件を実際に設定してみよう! では、実際にGTMを利用してスクロール距離を使ったトリガー設定をしてみましょう! 「トリガー」を選択 上記の図ように、GTMの管理画面からワークスペースを開き、左の「トリガー」を選択します。 「新規」を選択 次に、赤い「新規」というボタンを選択します。 「トリガーのタイプを選択して設定を開始」を選択 「トリガーのタイプを選択して設定を開始」を選択します。 「スクロール距離」を選択 トリガータイプの一覧から「スクロール距離」を選択します。 「縦方向スクロール距離」か「横方向スクロール距離」を選択 ※画像は「コンテンツの縦50%以上をスクロールしたユーザーを対象」に設定した状態 「スクロール距離」を選択後、「縦方向スクロール距離」か「横方向スクロール距離」を選択します。 「割合」か「ピクセル数」を選択 そのあと、「割合」か「ピクセル数」のどちらかを選択します。 「割合」と「ピクセル数」の説明は下記の表を参照してみてください。 「このトリガーの発生場所」を「すべてのページ」か「一部のページ」を選択 「割合」か「ピクセル数」での設定が完了したら、「このトリガーの発生場所」を「すべてのページ」か「一部のページ」のどちらかを選択します。 「一部のページ」を選択した場合は、さらにプルダウンで配信先の条件を絞っていきます。 「保存」して完了 こちらの入力が完了したら、「保存」を選択し設定は完了です! さいごに いかがでしたか? スクロール距離については、「どれくらいの距離が適切なのか?」という検証は必要になりますが、スクロール距離をトリガーとして設定することで、今まではできなかったLPや記事コンテンツを一定以上読んだユーザーへ絞っての広告配信が可能になります。 この「スクロール距離の動作条件」を利用することで、「効果の改善」や「新しいセグメント設定」のお役に立てたら幸いです!

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EC担当者必見!CMSの導入でできることとは?

こんにちは。nex8事業部で広告運用を担当している金です。 3回目のブログです。今回は「CMS」ついてご説明していきます。 「初めて聞く方」や、「興味のある方」のお力になれたら幸いです。 CMSとは? CMS(コンテンツ マネジメント システム)は、「Webサイトの制作、更新や管理」ができるシステムのことです。 Webサイトの制作や更新を行う際、本来であればHTMLを編集する専門的なスキルや知識が必要になりますよね。 HTML(エイチティーエムエル、HyperText Markup Language)は、ウェブページを作成するために開発された言語です。 現在、インターネット上で公開されてるウェブページのほとんどは、HTMLで作成されています。 出典:HTMLとは?-HTMLの基本 CMSは、管理画面から誰でも簡単に「Webサイトの更新や管理」を行うことができる、とても便利なシステムです。 では具体的にどういったことが出来るのか見ていきましょう。 CMS導入でできること 「CMSの導入でできること」を説明する前に、まずは導入しないでサイトを制作した場合について考えてみましょう。 CMSを導入せず、Webサイトの制作や更新作業を行う場合、「自社制作」か「サイト制作業者に依頼」の2つの選択肢があります。 自社制作の場合 「自社制作」の場合、「ワイヤーフレームの作成」や「要件定義」など、どういったサイトにしていくかを0から作らなければならないため、公開するまでに多くの「制作工数」が必要になります。 ワイヤーフレームとは 簡単に言えば「何を・どこに・どのように」が記載された「サイト設計図面」です。 つまり、制作するウェブサイトの要素や機能、情報を設計図面のように配置しておき、お客様や制作者と認識を合わせるためのものです。 出典:Web制作者のためのワイヤーフレーム講座「役割と考え方」編 | 株式会社LIG その代わり、自社で制作・運用するため、「制作コスト」や「運用コスト」はかかりません。 サイト制作業者に依頼する場合 では、「サイト制作業者に依頼する場合」はどうでしょうか。 「サイト制作業者」に制作を依頼する場合、まず業者に支払う「制作コスト」が必要になりますが、自社にノウハウがない場合でも、目的に応じたサイトを制作してくれることが多いです。 ただし後ほど詳しくご紹介しますが、サイト制作会社を介してのサイト更新は公開までに工数が多くかかります。 加えて、サイト制作後に情報更新をしたい場合は、別途「更新コスト」を制作会社に支払う必要が出てくる場合もあります。(※更新コストが制作コストに含まれている制作会社もあります。) CMSを導入した場合 では、「CMS」を導入した場合はどうでしょうか。 CMSはテンプレートによりページが生成されるため、「自社制作」のように、「ワイヤーフレームの作成」など、0からデザインをしなくても、統一感のあるサイトを作ることができます。 また、コンテンツを新規で追加する場合も、「コーディング規約(ルール)」や「CSS」を見直す必要がないため、「自社制作」よりも制作工数を減らすことが可能です。 コーディング規約とは、簡単に説明すると、“コードの書き方に関する決まりごと”です。ソフトウェア開発において、様々な書き方が可能な場合に、企業やコミュニティ、あるいは特定のプロダクトごとに、どういった書き方にするかを定め、プログラムのコーディングに統一性を持たせるガイドラインのような役割があります。出典:コーディング規約の作り方の基本とメリット・デメリット CSS(Cascading

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EC担当者必見!今話題のWeb接客ツールってなに!?

こんにちは。nex8事業部の井上です。 今回はEC担当者必見の「Web接客ツール」についてご説明していきます。 聞いたことはあるけどあまり詳しく知らない方や、既に導入している企業の方も、改めて「Web接客ツール」とは何かについてご説明できればと思います。 Web接客ツールとは 実店舗とWebでの接客の違い Web接客とは、その名の通りWebサイト上でも実店舗同様に「接客」を行うサービスの事です。 実店舗だと、入店時に店員さんが「いらっしゃいませ!」とか、洋服を選んでいる時に「ご試着いただけますので、お気軽に仰ってくださいね」など、ほとんどの方が洋服を選ぶ時に接客された経験があるのではないでしょうか? このように実店舗においては客と店員が自然とコミュニケーションを交わすことで、自社ブランドのファンを増やすことができていましたが、当然Webサイト上では試着もできないですし、店員さんから挨拶をされることもありません。 そこで実店舗と同様に、Webサイト上でも、ユーザー1人ひとりにあわせた“おもてなし”の接客を行うことで、サイトからの離脱率を下げ、CVR(コンバージョン率)を上げるためのツールとして生まれたのが「Web接客ツール」です。 近年、こういったWeb接客ツールが注目を浴びている理由に、「BtoCのEC市場規模が急成長している」といった背景があります。 EC市場が成長しているということは、それだけECを運営している企業にとって「競合他社が増加しているという事」になります。 その競争に勝つため、サイトを差別化する手段として「Web接客ツール」が注目され、導入企業が増えてきているというわけですね。 Web接客ツールの種類 Web接客ツールには大きく分けて、ポップアップタイプとチャットタイプの2つの種類が存在するので、それぞれ簡単に説明します。 ■ポップアップタイプ 「ポップアップタイプ」は、ユーザーの属性、閲覧履歴・デバイスなどをリアルタイムで可視化し、サイト上でユーザーごとに最適なポップアップを表示するツールです。 ユーザーに合った特典や、セール情報等をポップアップで表示することで、購入意欲を高めCVRの増加を促せます。 ■チャットタイプ 「チャットタイプ」は、Webサイト上にチャット画面を設置し、リアルタイムでユーザーとOne to Oneでのコミュニケーション・接客が出来るツールです。 サイト上で分からないことを手軽にチャットで質問できるので、こちらも離脱率の低下とCVRの向上が見込めます。 Web接客ツールのメリットと注意点 ここでは「Web接客ツール」のメリットと注意点についてまとめていきます。 メリット 先ほども簡単に触れましたが、「Web接客ツール」を使うことで「離脱率を低下とCVRの向上」が見込めます。 これは数字でも証明されていて、例えば「KARTE(カルテ)」を提供しているプレイド社が公開したデータによれば、「Web接客ツール」を用いることで、「ユーザーのサイトへの好意度に関わらず、CVRが平均30%高くなった」という結果が出ています。 また、「Flipdesk(フリップデスク)」を提供するSupership社によれば、サイトに訪れた顧客に対し、メールや電話とは違った、カジュアルでスピーディーな接客を行なうことで、その場で不安や疑問を解消でき、初めてのユーザーでも安心感を高める事ができるため、顧客の離脱率は40%も減少したとの結果もあります。 導入に際しての注意点 しかしWeb接客ツールを導入したからといって、すべてが自動化され、何もしなくてもいいという訳ではありません。 例えば、実店舗の体験をオンライン上で再現する「チャット」では、人間が対応することがほとんどです。 対応が迅速でなかったり、ユーザーの満足いくものでなければ、ユーザーの再訪は見込めなくなります。 また、クーポンやキャンペーンのポップアップもただやみくもにばら撒くのではなく、実店舗と同じように「的確なタイミングと適切なユーザーに配布すること」で、リピート率の向上、ひいては売上の向上につなげることが出来ます。 また、少額からとはいえ導入コストも掛かり、Web担当者の方が「ユーザーの心理を汲み取り、戦略を持って運用すること」が必要となるツールでもあります。 自社サイトにおける目的を考えたうえで、本当に導入するべきなのかはしっかりと検討する必要がありますね。 Web接客ツールの例 最後に「ポップアップタイプ」と「チャットタイプ」での、具体的なサービスをいくつか紹介します。 ポップアップタイプ ■ecコンシェル…国内有数のビッグデータ保有企業「NTTドコモ」と、ディープラーニングの最先端技術を持つ「PKSHA Technology」が共同開発したAIを搭載した、CVR改善の精度とスピードが特徴のWeb接客ツールです。 最大の特徴は、最新のAIを搭載していながら、「永年無料での利用」が可能であること 無料プランでは、100万PV/月かつ純増で50CV/月という条件がありますが、無料・有料プランいずれにもAI機能が搭載されているので、「初めて導入を考えている方」や、「Web接客ツールにあまり手を掛けたくない方」にはオススメです。 ■KARTE(カルテ)…従来のWeb接客ツールは、過去の履歴から顧客分析を行うものが一般的でしたが、KARTEは、サイトを訪れる顧客の「いまこの瞬間」を可視化することができ、それに対して適切なアプローチができる点が最大の特徴となります。 また、拡張性が高く、「プッシュ通知」や「LINEでのメッセージ送信」など、幅広い外部ツールとの連携が可能で、顧客が受け取りやすい形で情報発信が可能。 CVRだけでなく、集客効果も見込めます。 チャットタイプ ■Chamo(チャモ)…「Chamo」は閲覧者に対し、自動で話しかける機能が特徴です。 例えば、配送料の案内ページに1分以上とどまっているユーザーに対して「送料についてご不明な点はございませんか?」とチャットが立ち上がる、といった設定が可能です。 「Webサイト運用が苦手な方」や、「Webサイト運用に時間をかけたくない方」にオススメです。 ■OK SKY(オーケースカイ)…Webサイトから店舗への送客(いわゆるOnline to Offline)を得意としています。 この接客の主軸となるチャットでは、人が介在して行われるため、機械的な案内や提案ではなく、「顧客のニーズを正しく反映した柔軟な対応」が可能です。 また、Webサービスでのコンシェルジュ・アプリケーションによって接客を受けながら、商品を実店舗で購入するといった、「Webサービスの良さ」と「実店舗の良さ」を掛け合せた体験を顧客に提供する点においても、まさに「実店舗以上の接客が実現されている」と言えるでしょう。 まとめ いかがだったでしょうか? Web接客ツールはユーザーを実店舗同様におもてなしすることで既存顧客を維持させ、自社サービスのファンを増やす事を目的としており、「離脱率」の低下と「コンバージョン率」の向上に繋げることができる手法となっています。 今後もAI(人工知能)の技術によって、「接客の自動化」が進む一方、人間でないとできない「柔軟な接客」が求められてくるのも事実です。 「自社サービスをどのような形でユーザーに届けたいのかを考える事」が、一番大事なのかも知れません。

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最適化ってなに!?ネット広告における「Optimization」を調べてみた!

こんにちは。nex8事業部の野口です。 みなさん「Optimization」という言葉を聞いたことはありますでしょうか? Webマーケティング担当の方なら聞いたことがあるかもしれませんが、直訳で「最適化」という意味です。 しかし色々なところで使われすぎて、「結局、最適化って何?」となってしまっている方に向けて、今回はあらためて「最適化」とは何を指すことなのか、ご説明していきたいと思います。 最適化って? まずは、「最適化ってなに?」というところからご説明していきます。 Google検索で「最適」と調べてみると、「いちばん適していること」と出てきます。 これに「化」という文字がついているので「いちばん適している状態になる、変化する」という意味になりますね。 そのままになってしまいますが、要するに「あなたの求めているものを達成するために、あなたの思った形になりますよ」、ということです。 イメージとしては、元々あったものが「サービス」という箱を通って「最適化」が行われ、あなたの思った結果が出てくる、というものです。 では、ネット広告の場合に「最適化」はどのように行われていくのでしょうか? 次の章で見ていきましょう。 どうやって最適化が行われていくのか 今回はネット広告において最もポピュラーである、「CPAを下げる」ことができた場合を「最適化」と呼ぶことにし、その内容でお話を進めていきます。 ※CPA(Cost Per Action/Cost Per Acquisition):コンバージョン(CV)1件あたりにかかった広告費用を示す値 ※CV(コンバージョン):Webサイトにおける目標の達成 まず、「CPAを下げるとはどういうことなのか」から、おさらいしておきましょう。 CPAは以下の式で表せます。 CPA=Cost(広告費)÷CV(コンバージョン数) Costは広告費のことなので「広告掲載にかかった費用」ということですね。 費用をCV件数で割ると、1件あたりにかかった広告費用が算出できます。 今回の目的である「CPAを下げる(=最適化する)」を達成するためには、「Costを下げつつ、CVを増やすこと」が必要になります。 ここからは、「CVを増やす」ことに着目して考えていきましょう。 CVを増やすためにはCTR、CVRを上げるという方法があります。 CTR(Click Through Rate):広告が表示された数のうちクリックされた回数の割合 CVR(Conversion Rate):クリックされた回数のうちCVに至った回数の割合 CTRとCVRはそれぞれ以下の式で表せます。 CTR=クリック数÷表示回数 CVR=CV数÷クリック数 ここまでの指標をまとめてみましょう。 「表示回数にCTRをかけることでクリック数」が、「クリック数にCVRをかけることでCV数」が算出できます。 つまり目的である「CVを増やす」ためには、「CTR」と「CVR」を向上させる必要があります。 これら2つの数値を上げるには様々な方法がありますが、全ては説明し切れないので、代表的な方法をご紹介したいと思います。 訪問回数設定 まずは、「CVR」を上げるための「訪問回数設定」です。 あらかじめ設定しておいたサイトへの訪問回数を上回ったユーザーのみに配信する「訪問回数設定」には、「CVR」を上げる効果があります。 サイトに「1回訪れたユーザー」より、「10回以上訪れたユーザー」の方が、興味度合いや購入意欲が高そうですよね。 例えば1回以上訪れたユーザーに広告配信をしていて効果が悪いのであれば、10回以上訪問したユーザーにのみ配信をする設定を行うことで、より興味関心の強いユーザーに限定して配信することができ、CVRの向上が見込めます。 ただし配信対象となるユーザーが減少するので、配信量には注意が必要です。 続いて「CTR」を上げる「フリークエンシー設定」についてご説明します。 フリークエンシー設定 「フリークエンシー」とは、ユーザーが広告を見る頻度のことで、「フリークエンシー設定」は、ユーザーが広告を見る回数に制限をかけることを指します。 同一のユーザーに対して、何度も同じ広告を表示し続けてしまうと、ユーザー側がストレスに感じてしまう場合がありますよね。 また、見込みのないユーザーへの配信を続けることにより、インプレッション数が増加してしまい、結果的にCTRが下がってしまう原因にもなります。 表示回数に制限を設けることで、ユーザーにストレスを与えることなく、また余分なインプレッションを発生させることも防げるのでCTRの向上が見込めます。 以上をふまえ具体的に考えてみましょう。 ある広告主様では、目標CPA2000円としてリターゲティング広告を実施したところ、大幅に上振れて、CPAが4000円となってしまいました。 ネット広告の場合、サービスを実施するだけで、思った通りの状態(最適化)になるわけではないので、ここから運用や設定を変更することで、目標CPA(最適化のかかった状態)にしていきます。 まずはフリークエンシーの設定を200回から100回に変更したところ、CTRが0.5%→0.6%へ向上しました。 そこでもう少し減らし、100回から50回にしたところ、CTRは0.7%まで向上したのです。 かなり改善されたのですが、これではまだ「最適化」されているとは言えません。 続いて訪問回数にも、5回以上サイトに訪問したユーザーのみに配信するという制限を設けて配信をすると、CVRが0.5%→0.8%に向上しました。 CTRとCVRが向上し目標のCPAが達成できたので、これは「最適化」が行われた状態であると考えることが出来ますね。 まとめると以下の表のようになります。 このように効果を見ながら適切に運用することで、目標CPAの達成(最適化)をすることもできますが、最近では今までの実績データをもとに「適切な訪問回数」や「適切な表示回数」の設定が自動機械学習を用いて行われることも多いです。 扱う商材や、時期などによってもそれぞれ数値が異なるので、自動機械学習による最適化はコスト削減のためにも、リソース削減のためにも、必要不可欠となりそうですね。 入札単価の最適化 ネット広告における最適化には別のアプローチもあります。 2章では「CTR」と「CVR」を改善し最適化をする例をご説明しましたが、ここでは「入札単価」を改善することで最適化をする例をご紹介します。 入札とは、ある広告枠に対していくらでその枠を購入するかを宣言することで、最も高い値をつけた広告主がその広告枠を買って、広告配信をすることが出来ます。 詳細についてはこちらの記事も参考にしてみてください。 参考記事:リスティング広告やRTB取引における入札とはなにか!?ネット広告の入札を調べてみた! では「入札単価」による最適化とはどのようなことなのでしょうか? 簡単にご説明すると、「適切な価格で広告枠を買うことで、CPAを目標の値に近づけていく」ということです。 高く買いすぎてしまうと、費用対効果が合わなくなってしまいますし、低く買いすぎると枠を買うことが出来ず広告配信することが出来ません。 「配信されて、かつ高すぎない値で買うこと」が重要ということですね。 この時、枠ごとの「CTR」、「CVR」は決まった値だと仮定して、入札の値を考えていくと良いでしょう。 目標とするCPAを設定し、その値に合うように、「1表示(または1クリック)あたりにかかる入札単価」を適正にしていきます。 そうすることで、無駄に多く払い過ぎることもなく、少なすぎて配信されないということもなくなります。 こちらも、最近では主に自動機械学習を用いて入札単位の最適化が行われています。 アドネットワークやDSPなどのサービスでは、こういったCTR、CVR向上のための設定や入札単価の設定における自動化が新たな価値を生み出すポイントとなるかもしれませんね。 おわりに いかがでしたでしょうか? 「最適化」という言葉は聞いたことがあったかもしれませんが、今まで具体的なイメージが難しかった方へ、内容が伝われば幸いです。 「最適化」にも各サービスで違う意味がありますので、それぞれの意味を理解した上で、あなたのサービスにとっての「最適化」を見つけられると素敵ですね。

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行動経済学に学ぶ~人の心理を揺さぶる魅力的な販促方法とは~

こんにちは、nex8事業部の脇本です。 人が行動を起こす時には、様々な心理的法則や原理がはたらいているのですが、こういった人の行動心理を理解してプロモーションに活用することで、相手に心地よく商品購入等を促すことができるのです。 今回の記事では、より有効なマーケティング施策実施のための「人の行動心理」と、「具体例」をご紹介していきます。 是非ご覧ください。 人の心理に働きかける効果とは 人の行動心理とは、どんなものがあるのでしょうか。 有名なものとして〈フレーミング効果〉という事象があります。 まずは簡単な例を挙げてみましょう。 Aさん:あの店のコーヒーは、すごく美味しいけど値段は高い Bさん:あの店のコーヒーは、値段は高いけどすごく美味しい さて、あなたはどう感じましたか? Bさんが伝えるお店の方が、Aさんよりも良い情報に聞こえませんか? ではもう1つ。 A:ゲームに参加すれば100人中10人に賞金が出ます B:ゲームに参加しても100人中90人は何ももらえません こちらはどうでしょうか。 言っていることは同じですが、今度はAの方が印象よく聞こえますよね。 フレーミング効果とは、「同じ現象や物事でも伝え方や切り取り方によって、相手の受ける印象が異なる」という効果を指します。 最初の例のBでは、「値段は高いかもしれないけどすごく美味しい」のであれば、ちょっと買ってみようかな、と思わせることができています。 2つ目の例は、Aの方が「ポジティブに伝えているのでゲームへ参加してみようかな」という気になりますよね。 このように伝え方1つで、人は「感じ方やそれに対して起こす行動が変わってくる」のです。 マーケティングに活かせる心理効果7選 上述したような人の行動に関する心理学や効果は様々あります。 ここでは、マーケティングにおいて役立つ効果と、その使い方についてご紹介していきますね。 アンカリング効果~下げ幅判ると心躍りがち~ 「最初に提示された数字やものを基準として捉え、後から入る情報の捉え方に影響を与える効果」のことです。 ●具体例 A:「セール!1,000円」 B:「セール!3,000円→1,000円」 「セール!1,000円」と書かれたAと、「セール!3,000円→1,000円」と書かれたBでは、ただ1,000円と書かれたものよりも、3,000円から安くなったと表記されたBの方が、よりお得に感じませんか? 人は得だと感じれば購入意欲が湧くものです。 自社商品をよりお得だと感じてもらうために、より高い数字を先に表記したり、お得感を出すように強調することが大切です。 希少性の法則~残り1つだと買いがち~ 希少性の法則とは、「数が限定されているものほど価値が高いと感じる心理効果」のことです。 ●具体例 ・「本日限定キャンペーン!」 ・「あと○個」 ・「キャンペーン終了まであと○時間」 「本日限定キャンペーン!」と掲げている店があれば、ちょっと入ってみようかなという気になりませんか? 数量限定という文言を使ったり、「あと○個」や「キャンペーン終了まであと○時間」というように、今しか無いものという希少価値を付与することで、効果的な印象を与えられるでしょう。 バンドワゴン効果~世の風潮に感化されがち~ 人は流行している物や話題になった事柄に対して、「興味の無い事であっても関心を持ちやすい傾向」があります。 これは、「他人と同じ行動を起こすことで安心感を得る」という心理から起こる現象です。 「行列ができているんだから、きっといいお店に違いない!」という心理も、このバンドワゴン効果です。 ●具体例 ・「一番人気なのはこの色です」 ・「流行の○○」 ・「人気No.1」 同じ型でも色違いの商品があった場合、「一番人気なのはこの色です」と言われれば、その色の商品が良く見えたりしませんか? 他にも「流行の○○」や「人気No.1」など、皆に支持されているというような文言を商品の説明に使用することで、効果的にプロモーションすることができます。 返報性の原理~奉仕の精神返しがち~ 「誰かから何かをしてもらったら、お返しに何かをしてあげないといけないと考える心理現象」のことです。 ●具体例 ・お店の方から親切に接客されると「何かを購入してお店を出なければいけない」と感じる ・無料お試しセット これは私がよく感じることなのですが、閉店間際のお店に入って商品を探したり、店員さんに説明してもらったりすると、「必ず何かを購入してお店を出なければいけない」と感じてしまいます。 「せっかく時間を使ってくれて接客してくれたのだから、買わないと申し訳ない」という感覚になるからですね。 他にも、化粧品を買うときによく見る「無料お試しセット」も、この返報性の原理がはたらきます。 「無料でこれだけのものをくれたのだから、定期購入しようかなという気になってもらう」というわけです。 ザイオンス効果~しばしば聞くこと信頼しがち~ 人は接触する回数が多い程、その人や物に関心を持ちやすくなります。 「単純接触効果」とも言います。 ●具体例 ・口コミやテレビCMでよく見かけるブランドの商品を購入する あなたがメガネを購入しようと考えた時、口コミやテレビCMなどでA社の名前がよく出てきたのなら、「まずはA社のお店に行ってみようかな」と思いませんか? メルマガや広告配信サービスであれば、リターゲティング広告などを使って、定期的にアプローチをし、接触回数を増やすことで、認知度や商品の関心度の向上をしていけるのです。 ディドロ効果~同系列を揃えがち~ 「これまでの基準よりも良質な価値のものを所有した時、その価値に合わせて関連するものを統一させたいと考える心理現象」のことを指します。 ●具体例 ・アンティーク調のテーブルを購入した後、他の家具も同じテイストで揃えたくなる アンティーク調のテーブルを購入したら、室内に置く棚なども同じテイストで揃えたいと思う心理が「ディドロ効果」にあたります。 また、「揃えたい」という願望もディドロ効果にあたるので、ECサイト上での「商品のセット売り」や、「同レーベルのシリーズ紹介」など、掲載方法に工夫をすることが効果的でしょう。 また、購入した商品と関連した商品をおすすめする「レコメンド機能」も有効なプロモーションになりえます。 ウィンザー効果~他人の意見刺さりがち~ ウィンザー効果とは、「人から直接伝わる言葉よりも、第三者を介して伝わる言葉の方が信じやすくなるという心理」のことをいいます。 ●具体例 ・口コミやレビュー記事を見てから商品を購入する 商品購入の際、レビュー記事や口コミサイトを見てから比較検討する方も多いのではないでしょうか。 販売側ではなく、同じように買った人の意見であれば、この「ウィンザー効果」により、信ぴょう性を高めることができます。 第三者目線での訴求が出来る「アフィリエイト広告(リンク)」や、「実際に商品を買った人の声をサイト上に記載する」などして、しっかりと商品の魅力を訴求していくことが重要になりますね。 まとめ いかがでしたでしょうか。 「あ~そんなことあるある」と納得いただけるものはありましたか? 人の心理というものは案外単純で、ある事柄に対して一定の働きを見せることが多いのです。 もちろん人それぞれの性格もありますが、潜在意識の元で共通の感性を持つんですね。 この記事が貴社マーケティング施策のお役に立つと幸いです。

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