Home > 恩田 貴大

何この商品!すごくいいじゃん!と言わせるレコメンドロジック【協調フィルタリング】とは

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 ECサイトで何か買う時に「この商品を見た人はこの商品も見ています」など自分が見ていた商品とは別の商品をお勧めされたことはないでしょうか? そしておっ!と思わずその商品を見たことはないでしょうか。 こういった機能をレコメンド機能、レコメンドと呼びますが、レコメンドを利用しているサービスには、ECサイトで使われている「商品レコメンド」や、ダイナミックリターゲティングで使われる「広告レコメンド」があります。 このレコメンドでどんなお勧めをするかを決めるルール(ロジック)がレコメンドロジックです。 以前のブログでは簡単にレコメンドの仕組みをユーザーベース、アイテムベースで説明しましたが、今回はレコメンドロジックに導入されている「協調フィルタリング」というロジックを中心に説明します。 自社サイトに合ったレコメンドロジックを見つける参考にしていただけたら嬉しいです。 レコメンドロジック種類ついて 協調フィルタリングの詳細を説明する前に、まずは簡単に他のレコメンドロジックの種類と概要を説明します。 各レコメンドのメリット・デメリットを理解することで、場面に合った適切なロジックを導入することができるようになります。 ① ルールベース方式 過去の実績から独自のルールでレコメンドをする方法をルールベース方式と言います。 例えば、「以前、雨の日に傘が多く売れたから、雨の日は傘の商品をレコメンドしよう」とか「ECサイトでセールをしているので、セール告知の広告を配信する」といったようなものが挙げられます。 メリットとしては運営者が独自のルールを作成するため、この商品を売りたい、推していきたいなどの目的があれば、それに沿ったレコメンドルールを作成することで運営者の意思を反映できます 一方デメリットとして、運営者側ではお勧めしたい商品だとしてもユーザーの嗜好とかけ離れたレコメンドをしてしまう可能性があります。このデメリットを意識する必要はありますが、過去の経験などから売り上げの増加に繋がると想定される、または押し出したい商品がありレコメンドをする目的がはっきりしているのであれば、このルールベース方式はおすすめです。 ② コンテンツベースフィルタリング方式 商品や求人などのコンテンツ属性(カテゴリー・値段・色など)を分析し、似たような商品をレコメンドする方式です。 「セーターを見た人にはセーターを、飲食店の求人を見た人には他の飲食店の求人をレコメンドする。」といった具合です。 つまり配信するカテゴリーを決めてレコメンドをする事が可能になります。 例えば、靴のECサイトで「スニーカーを購入するユーザーは同じブランドの色違いのスニーカーも興味を持つ可能性が高い」というような、商品のコンテンツ属性とユーザーの購入傾向を事前に分析しておけば効果的なレコメンドが実施出来ます。 デメリットとしてはカテゴリー等を分類する工数が発生するためアイテム数が膨大だと、かなりの時間を要することが挙げられます。 またこのレコメンドロジックは経験則などに基づきレコメンドを決定するため、「スニーカーにはスニーカーをレコメンドする」等、協調フィルタリングと比較するとユーザーに目新しさを感じさせることが難しくなります。 ③ 協調フィルタリング方式 協調フィルタリング方式は、ユーザーの行動履歴を基に、ユーザー同士の好みの傾向値を計算し、「この商品を買ったユーザーはこの商品も購入しています」といったようなレコメンドをする方式です。 この協調フィルタリングの一番の特長としては、ルールベースやコンテンツベースではあまり出来ない、ユーザーに対して目新しさを感じさせることが出来る点にあります。 次の章でこの協調フィルタリングについて詳細に説明していきます。 協調フィルタリングについて 協調フィルタリング方式でどの商品をレコメンドするかについては、「アイテムベース」と「ユーザーベース」の2種類があるので、それぞれ紹介していきます。 ■アイテムベースの場合 ユーザーの行動履歴等を元に、「この商品とよく一緒に買われている他の商品はなにか?」を探し出して商品をレコメンドをします。 例:Aという商品を購入したユーザーはBという商品も同時に購入することが多い。 そこでAを購入したユーザーにはBの商品をレコメンドする。 ■ユーザーベースの場合 こちらもユーザーの行動履歴等を元に、「購入パターンの近いユーザーは誰か」を探し出して商品をレコメンドします。 例:Aさん、Bさんは購入しているものが似ていて、Bさんは買っているがAさんが買っていない商品があったので、Aさんにその商品をレコメンドする。   この2つのロジックの違いをAさん、Bさん、Cさんの3人の購入履歴を例として具体的にみてみます。 (※本来であれば、商品の価格や閲覧回数、購入回数などを考慮する必要があるのですが、簡潔にするためここでは購入したかしていないかのみで考えています。) 3人はそれぞれ上図のような商品を購入しているとします。 まずは「アイテムベース」で考えてみましょう。 この中で見ると、AさんとCさんがダンベルとプロテインを購入しているので、この2つの商品に相関性があると判断出来ます。 そこで、ダンベルのみ購入している人にはプロテインを、プロテインのみを購入している人にはダンベルをそれぞれレコメンドすることになります。 つまりダンベルのみを購入しているBさんにはプロテインがレコメンドされるということですね。 では続いて「ユーザーベース」で考えてみましょう。 注目するところは先ほどと同じですが、AさんとCさんが同じ商品を2つ購入しているので、この2人を似ていると判断することが出来ます。 よって、Aさんに対してユーザーベースで商品をレコメンドする場合、Cさんが購入しているシャツまたはサッカーボールがオススメされることになります。 この協調フィルタリングのロジックの強みは、「全く見たことのない商品だけど、自分はこれを欲しい!」と思う目新しさを提供できる、ということです。 ユーザーの行動履歴等からアイテムベースであれば自分は初めて見た商品でも多くの人が一緒に買っている商品を、ユーザーベースであればこれも自分は初めて見たけど、自分と嗜好性の似ている人が買っている商品をレコメンドするので、自分も気に入る可能性が高そうですよね。 またこのレコメンドを導入する運営者のメリットとして、ユーザーの行動履歴のみを使用するため、アイテム情報を最初に用意する必要がなく、導入しやすい点も挙げられます。 アイテム数が多い場合でも、アイテムの類似性などを設定する必要がないので、工数をかけることなくレコメンドを導入する事ができるのですね。 ただしユーザーの行動履歴から嗜好の類似性を収集するまでに時間が必要なので、すぐに効果の高いレコメンド配信をする、というのが少し難しい場合もあります。 実際に協調フィルタリングが使われているもの 最後にこの協調フィルタリングが使われているサービスを紹介します。 ■ECサイトでのレコメンド ECサイト内で、「商品Aを買った人は商品Bも買っています」とか「商品Aを買った人にオススメの商品はこちらです」と言ったような文言を見たことがないでしょうか。 ここでも協調フィルタリングが使われていて、同時に購入されることが多い商品、または自分と嗜好性の似たユーザーが購入していることが多い商品をレコメンドしています。 様々な商品を閲覧してもらうことが出来るので、クロスセル、アップセルが狙えますね。 ■ダイナミックリターゲティング ダイナミックリターゲティングではユーザーごとに最適な広告をリアルタイムで自動生成して配信します。 ここでいう最適な広告とは、広告を配信したユーザーに興味を持ってもらったり、購入をしてもらったりする可能性が高い商品の広告を指します。 協調フィルタリングのレコメンドは上述したようにユーザーに目新しさを提供できることが多く、興味を持ってもらいやすいため、これをレコメンドのロジックとして取り入れる広告配信サービス会社もあります。 おわりに いかがだったでしょうか。 現在ネットサーフィンをしていると、色々なところで色々な商品をレコメンドされる機会があり、もはやネットサービスに欠かせない存在となったのではないかと思います。 色々なレコメンド方式がある中、メリット、デメリットを理解することで、目的に合ったレコメンドを選択してもらえれば幸いです。 特に今回ご紹介した協調フィルタリングでのレコメンドは、ユーザーにもECサイト運営者にもどちらにとってもメリットがあると考えられます。 「え?何この商品?すごくいいじゃん!」とユーザーに言ってもらえると素敵ですね。

もっと読む

商品マスタがなくてもフィード広告が出せる!?クローリングを使ったデータフィード作成方法とは

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 私は日々、ダイナミックリターゲティングサービスのnex8を広告主様に提案しているのですが、実施に際してお客様から「データフィードがなく導入できていない」「データフィードを作成するのが面倒」等のお声を頂く時があります。 データフィードとは、、?と思った方はまずデータフィードの基礎知識の記事をご覧ください。 上記広告主様の例でもありますが、ダイナミックリターゲティングを実施してみたいけど、データフィードが理由で導入できていない方は多いのではないでしょうか? そこで今回はそのような悩みが解決できる「クローリング」という手法を紹介します。 データフィード利用例と作成方法 現在ディスプレイ広告を中心に、フィード広告と呼ばれる商品情報を利用した広告手法が増えています。 例えばダイナミックリターゲティング広告やGoogleのショッピング広告、アフィリエイトの商品リンクなどがそれに当たります。 このような広告は通常のバナー広告に比べて、商品の画像や値段といった具体的な情報を広告に記載できるため、クリック率、コンバージョン率が共に高くなる傾向にあります。 費用対効果も良くなるので、導入する広告主も年々増えてきている状況です。 こういった広告バナーは、商品ごとに1つ1つ手で制作しているわけではなく、予め登録した商品情報を読み込んで自動で生成して配信する仕組みになっています。 詳細はダイナミックリターゲティングの特徴・仕組みを参照してください。 バナーの自動生成に使われる商品情報を記載したものがデータフィードであり、作成する方法は大きく分けると以下の3つとなります。 1.手作業 2.自社システムでの開発 3.データフィードサービスの利用 手作業と自社システムでの開発では工数もかかるため、nex8では一般的には3のデータフィードサービスが利用されていることが多いです。 データフィードサービスの利用では、 ① サービス提供会社に自社の商品マスタデータを登録し、各広告の仕様形式に変更する。 ② クローリングをし、自社サイト内の情報を各広告の仕様形式に合わせデータを抽出する。 の2パターンがありますが、今回は②の商品マスタデータがない状態でもデータフィードが簡単に作成できるクローリングという手法についてご紹介します。 クローリングとは クローリングとは、一般的に検索エンジンが導入しているクローラー(※)がサイトを巡回し、Webページをデータベースに登録する作業を意味しています。 クローラー:Webページ上の文書や画像などを周期的に収集し、自動でデータベース化するプログラム。 Google等の検索エンジンはこの技術によってWebサイトにどういった内容が書かれているかを把握し、ユーザーが検索した言葉に基づいて検索結果を出しています。 これと同じようにWebサイトを巡回するクローラーを用いて、サイト上の情報(商品名・商品画像・価格・商品説明文等)を取得し、その情報を自動でリスト化することで、データフィードを作成することが出来るのです。 商品が数点であれば手動でデータフィードを作成するのも良いですが、数十点、数百点の情報を手入力となると膨大な時間がかかってしまいます。 クローリングを使うと自動でプログラムがデータフィードの作成を行うため、商品点数の多寡にかかわらずデータフィードを作成する手間がかかりません。 また定期的にクローリングを行うことで、データフィードをこまめに更新する事が出来るため、商品情報の鮮度も保てます。 新商品が出たから、データフィードを更新しなきゃ!という事もなくなるわけですね。 クローリングのメリット 上記と少し内容が重複しますが、クローリングのメリットを2つまとめてみます。 ① サイト上から自動で情報を取得 サイト上から自動で情報を取得してくれるため、データベース(商品マスタ)の作成やデータフィード作成サービス会社への商品データベースの共有などが不要となります。 ② 定期的にクローリングが実施されるので、商品情報が常に新しい状態を保てる 例えば、商品在庫の変動が多いサイトや新商品が1日に何回も更新されるサイトであれば、クローリングでデータフィードを作成することで、常にフィードを最新の状態に保てます。 フィード広告ではデータフィードを基に広告を出しているので、データフィードを最新の状態にしておけば、在庫が無い商品の広告を配信してしまうといったリスクを減らすことにもつながりますね。 上記のように自分の手を煩わせることなく、自動でデータフィードを作れるのはとても魅力的かと思います。 ですがもちろんクローリングも万能ではありません。 次にクローリングの限界(デメリット)を紹介します。 クローリングのデメリット ① サイトの構成によってはクローリングが出来ない場合がある。 クローリングは、Webサイトを巡回するクローラーというプログラムを用いてサイト上の情報を取得する事を指します。 この「サイト上の情報を取得する」とは具体的に説明すると、「商品詳細ページの2行目に商品名の記載があるので、各商品詳細ページの2行目の情報を商品名として取得する」というプログラムを設定することになります。 そのため、例えば同じサイト内で、商品ページの2行目に商品名があるものと4行目に商品名があるもの、のように情報の表示形式が商品ごとに異なる、不規則な構成をしたサイトではクローリングを実施しても正確な情報を抜き出すことが難しいです。 ただし特定のページのみサイト構成が違うということであれば、設定を変更することで対応できる場合もあります。 サイト構成がバラバラだから、、とあきらめず、クローリングのサービス会社に問い合わせてみるのがおすすめです。 ② サイト上の表記しか広告に反映できない クローリングではサイト上の情報を抜き出してデータフィードを作成し、そのデータフィードを使用して広告を配信するため、サイト上にない情報は載せることができません。 サイト上には記載せず広告には表示したい、というような情報がある場合には、その追加情報を含む商品マスタを作成してデータフィードを作成する必要があります。 まとめ クローリングの強みを一言でいうと、データフィードの作成と内容の更新が自動で行われるということです。 データフィードを作るのが面倒くさい、そもそもマスタデータがないので、データフィードの元となるデータがないという方におすすめします。 最後にクローリングのサービスを提供している会社についてですが、これはいくつかあり、コマースリンク株式会社が提供しているDFOや株式会社ユニヴァ・ペイキャストが提供しているGyro-nなどがあります。 また弊社サービスnex8でも無料でクローリングサービスを提供しております。 このブログを読んで、今まで実施ができていなかったプロモーションがクローリングならできるかも、、、?と思っていただけると嬉しいです。

もっと読む

いまさら聞けないカスタマージャーニーと簡単にできるマップ作成方法を紹介!

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 「カスタマージャーニー」という言葉をご存知でしょうか。 これは顧客の購買行動を考えたり、見直したりするのに非常に有用で、EC担当者の方であればぜひ知っておいてほしい内容です。 今回はカスタマージャーニーの概要やメリットを紹介したあとで、ECサイトを例に実際にカスタマージャーニーとそれをまとめた図(=カスタマージャーニーマップ)を作成してみました。 そこから浮き彫りになった課題と対策を出すところまで考察してみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。 カスタマージャーニーとは? まずはカスタマージャーニーについて簡単に説明していきます。 ECサイトの場合を考えると、顧客が購入(コンバージョン)に至るまでには、一般に認知→情報収集→比較・検討→購入など、段階を踏んでいきます。 各段階を踏んで購入するまでの顧客の一連の行動を「顧客の旅」と捉えて、時系列順に追ったものがカスタマージャーニーです。 また各段階において、顧客が自社製品やサイトとどのように接点を持ち、どのような考えや感情を抱いていたかを把握・分析しやすくするために、図でまとめたものをカスタマージャーニーマップと呼びます。 商品やサービスによって異なりますが、通常は横軸にコンバージョンまでの段階、縦軸には顧客の行動や接触媒体、思考・感情などが含まれます。 顧客の思考を正確に考えるためにカスタマージャーニーマップを作成する時は、顧客視点を意識することが非常に重要になります。 カスタマージャーニーマップ作成のメリット ではなぜカスタマージャーニーマップを作るのでしょうか。 作成することによって得られるメリットは大きく以下の3つがあります。 ■全体の意思を統一できる 例えばECサイトと実店舗の両軸で展開するアパレル企業を考えてみると、そこにはECサイトの集客担当者、メディアの宣伝広報担当者、店舗販売員、デザイナーなど様々な役割の人が携わっています。 そうすると、全体として売り上げを上げるという目標を掲げていたとしても、担当者ごとにやり方や意識が異なっていることが多々あります。(ECサイトの集客担当であれば、ECから売り上げを上げたいし、店舗販売員であれば店舗で買ってほしいですよね) カスタマージャーニーマップを作ることで、各担当者が顧客イメージを統一し、その顧客イメージに向けた最善の仕事・施策を実施出来るようになります。 ■新たな気づきを得られる 自分ではあまり重要視していなかったタッチポイント(マーケティング上での接点)が顧客にとって実は重要だったと気付く事があります。 購入に関係ないから、と思い込んでいたが「自社のSNSアカウントに好印象を抱いている人は店舗・ECに限らず購入意欲が高い」等、新たな気付きを得ることができ、今後の施策のアイディアになります。 ■改めて顧客の気持ちになってサービスを考える機会となる 自社サービスの1顧客になってカスタマージャーニーマップを作成するので、自社サービスについてあらためて考えるきっかけとなります。 サービスを提供している側の目線に常にいると、顧客の気持ちを忘れてしまう事も少なからずあります。 カスタマージャーニーを把握する事で顧客の気持ちに沿ったサービス提供やプロダクトの制作につなげていくことが出来ます。 実際にカスタマージャーニーマップを作ってみよう カスタマージャーニーマップは、用途に応じて様々な作り方がありますが、今回は初めてでも簡単に作れるようシンプルな項目で作ってみましょう。 具体的に考えるため、以下のECサイトを想定しています。 【状況】 あなたは実店舗とECサイトを持つアパレル企業でECサイト側のWebマーケティングを担当しています。 現在はリスティング広告とダイナミックリターゲティング広告をメインで行っています。効果計測が出来ていないのですが、SNSや雑誌広告も何となく出稿を続けている状態です。 またECサイトで購入すれば通常よりも割引で買うことが出来るキャンペーンを実施しています。 本当の現状の施策で良いのかを確認するために、顧客目線から実施施策を見直し、既存施策の改善、新しい施策のヒントを得るためにカスタマージャーニーマップを作成しようと考えました。 カスタマージャーニーマップは以下のステップで作成していきます。 【作成手順】 ① あなたのお客様を想像してみよう(ペルソナ作成) ② ペルソナの行動を想定して枠組みを作ろう(フレームワーク作成) ③ ペルソナの行動をフレームワークに沿って想定してみよう ④ 想定したペルソナに近い人にインタビュー、または調査を行って精度を高めよう ① あなたのお客様を想像してみよう(ペルソナ作成) まずはペルソナを作成します。 ペルソナとはユーザーの理解を深めるために設定する、自社のサービスをもっとも使ってほしいユーザーモデルのことです。 作り方は様々ありますが、こちらの記事でもその一例を紹介しているのでご参照ください。 今回は想定したECサイトのペルソナを作ってみます。 この他にも、家族構成や仕事の退勤時間、買い物する時のこだわり、最近の悩みなど細かく決めていくと、より具体的にカスタマージャーニーマップを作成することが出来ます。 ②

もっと読む

4つのフェーズで考える、配信量別リターゲティング広告でのCPAの合わせ方

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 Webマーケティングを担当されている方の中には「リターゲティング広告を実施して自社で運用しているけれど、なかなか効果が合ってこない」という方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は配信量とCPA(獲得単価)という観点で4つのフェーズごとのオススメ運用方法についてお伝えします。 フェーズ別リターゲティング施策完全解説!それでは参りましょう。 第1フェーズ:配信量が少なくCPAが合っていない リターゲティング広告を配信する際は、グラフのような曲線を描きながらCPAを安定させ、配信量を伸ばしていき獲得を増やす、というのが王道のパターンですが、これは4つのフェーズに分けることが出来ます。 第1フェーズとして、まずは配信量が少なくCPAも合っていない時から考えてみましょう。 ここからは具体的に以下の条件で進めていきます。 ■条件 あなたは目標CPA1000円のECサイトを運用しています。 リターゲティング広告に使える予算は月間30万、1日1万円分を配信するイメージで開始しました。 配信開始をして5日目、2万(4000円/日)を使いCPAは1500円ほどです。 このままだとCPAは合わないし、予算を上手く使い切ることが出来ない状態です。 配信量が少なくて最もよくないのは、配信データの収集が遅れ、あなたのサイトに訪れていたユーザーの傾向がつかめないことです。 改善するにもどうやって改善すればいいのか分からなくなってしまうのです。 リターゲティング広告の改善策として効率的なのは、まずは広くアプローチし段々と効果の良いユーザーや配信枠に絞っていくという方法です。 ですので、一度配信量を伸ばすことを考えてみましょう。 ■キャンペーンを見直してみる リターゲティングのキャンペーンの多くは、どのページ階層(カートページや商品詳細ページなど)でリターゲティングするか、どのリーセンシー(サイトを訪れてからの経過期間)のユーザーをターゲティングするか、の2つで構成されます。 一般的には、「コンバージョンページに近いページ」の「リーセンシーが短いユーザー」で構成したキャンペーンほど、CPAは低くなる傾向にあります。 CPAは低くなる傾向にはあるのですが、配信量も減ってしまいます。 これはTopページに訪れたユーザーよりもカートに商品を入れるユーザーの方が総数が少ない、サイトを訪れてからの経過時間が3日以内のユーザーよりも1日以内のユーザーの方が少ない、と考えるとイメージが付きやすいと思います。 ある程度のコンバージョンは獲得出来たとしても、データの収集があまりできていないので、ユーザーの傾向や効果の良い配信枠がどこかであるかはわからないでしょう。 なのでそこからの改善は見込めず、CPAは悪化してしまいます。 もちろんCPAは低くなる傾向にあるとは言いましたが、必ずコンバージョンが取れるわけではありませんし、なぜ取れないのかもデータがなければ分かりません。 そこで配信を始めてすぐは、あまり絞りすぎることなく、学習期間だと割り切って傾向がつかめるだけのユーザー数を確保することをオススメします。 私自身運用していく中で、目標のCPAにもよりますが、日予算に対して3分の1から4分の1程度の金額が配信されるキャンペーン(どのユーザーを対象として広告配信するかの単位)を作って配信すると、どのキャンペーンからコンバージョンが出たか、配信先の良し悪しといった傾向がつかめるのでは、と感じています。 リーセンシー・ページ階層を決める際に、対象ユーザー数がどのぐらいになるかを意識してみてください。 ■入札金額(CPC・CPM)を見直してみる 続いて入札金額の調整を考えてみましょう。 入札金額(ここではCPCとします)を調整することで、CPAと配信量の両方に影響が出てきます。 リターゲティング広告は配信するメディアサイトの広告枠をオークション形式で決定します。 よって効果の良い配信枠は効果の悪い枠よりも入札金額が高くなりやすいです。 普通のオークションを想像してもらうと分かりやすいのですが、他の広告主もその枠に配信を積極的にしたいので入札を高く設定するためです。 つまりCPCを低く設定しすぎていた場合、効果の悪い配信枠ばかりを買ってしまっていて、効果の良い配信枠には配信すら出来ていない可能性が高いのです。 では極端にCPCを高くすればいいかというとそういうわけでもありません。 こちらCPAについての記事よりCPAは CPA=CPC÷CVR と書くことが出来ます。 もしもCPCを上げた分だけコンバージョンが取れるなら良いですが、そうでなかった場合CPAも上がってしまう可能性があるのです。 配信量を伸ばすために、CPCは高く設定すべきですが、CPAの上がりすぎない適切な価格設定が重要になってきます。 キャンペーンと入札金額を見直すことで、一時的なCPAの上振れが考えられますが、「CPAが合わない→効果の良いとされるキャンペーンのみにして配信量を絞っていく→コンバージョンが出ない→CPAが合わない…」の負のループに陥らないよう、まずは十分に配信を行いデータの収集を行ってみて下さい。 第2フェーズ:配信量は伸びたがCPAが合っていない 続いて配信を拡大したあとのフェーズについて考えてみましょう。 このフェーズではある程度ユーザーや配信枠について傾向がつかめてきているとは思いますので、配信量を調整しCPAを抑えるように運用していきます。 ■配信枠を精査する ある程度配信を行うと、自社サイトに適していない配信枠というのが見えてきます。 例えば、1日の配信のうち配信枠Aには、毎日1000円配信をしていて1件もコンバージョンが上がっていない、一方で配信枠Bは500円配信をしていてコンバージョンが何件も上がっているといったことが起こります。 そのような、配信をしてもコンバージョンが上がりづらい配信先はないかを探してみましょう。 配信枠を見ることで、効果の良い枠、自社商材と相性の良いメディアサイト枠も見つかりますので、まずは一度チェックしてみて下さい。 ■キャンペーンを調整する 第1フェーズでは広くユーザーに配信が出来るようにキャンペーンを作成し、入札金額も高く設定をしていたと思います。 下記の表のようになっていたとしましょう。 目標のCPAは1000円だったので、「カートページ×リーセンシー14日」と「商品詳細ページ×リーセンシー7日」と「商品詳細ページ×リーセンシー14日」の3つは一度配信を止めてしまってもよいかもしれません。 または、やはりコンバージョンページに近いページかつリーセンシーの短いユーザー層の効果が良いと分かったので、「商品詳細ページ×リーセンシー5日」という新たなキャンペーンを作成するのでもよいでしょう。 配信量は少し落ちますが、より費用対効果の高いユーザーに配信をするので、目標CPAに近づける事ができそうですね。 この表はあくまで一例であって、実際にはコンバージョンページより遠いページで効果が良かった、リーセンシーも長い方が効果が良かった、ということがあります。 そういったことは、1度大きく配信量を伸ばさないと見えてこないものですので、注意が必要です。 第3フェーズ:配信量を維持してCPAを合わせる 第2フェーズでは、配信対象ユーザーを限定し配信量を落とすことで、CPAを抑えました。 続いてさらに効率化を図り配信量をそれほど落とさず、CPAを目標値へと近づけていきます。 配信キャンペーンを絞り、予算を寄せた結果、下記の表のようになりました。 自社と相性の良いユーザー層が分かり、そこへ配信を集中させたのでCPAを抑えることに成功しています。 このユーザー層に対して今ある予算の中で、CPAを目標値に近づけるため、入札金額(CPC)を見直してみましょう。 ■入札金額を下げる CPAは、CPA=CPC÷CVRと計算することができるので、CPCを安くするかCVRを高くすることでCPAの改善が可能となるわけですね。 CPCの調整はすぐに実施することができコントロールしやすいので、こちらを考えてみます。 CPAは現在1100円、3つのキャンペーンを合わせた平均のCVRは1.82%だったので、この時CPCは20円です。 CPA(1100円)=CPC(20円)÷CVR(1.82%) CVRは変わらないとすると、これをCPA1000円にするためにはCPCを CPC=CPA(1000円)×CVR(1.82%)=18.2円 にすればよいということになります。 CPCを下げることで、広告枠を取りづらいという事が起こるかもしれませんが、CPAの上振れ分を、まずは単純にCPCを下げたら合うか試してみてください。 ■効果の良いキャンペーンの入札金額を上げる もう1つCPCについて、今度は効果の一番良かったキャンペーンの入札金額を高くしてみましょう。 ここで、入札に勝てているかどうかという視点を持ってみます。 リターゲティングは、オークション形式でどの会社の広告が配信されるか決まります。 もちろん入札するのは自社だけではありません。 あるキャンペーンのユーザーに対してオークションが10回行われ、あなたのサイトの広告が2回表示されていた場合、残りの8回は他の企業の広告が表示されていたことになります。 入札勝率は20%です。 つまり入札に勝てていれば、今の5倍配信される可能性がある、ということになりますね。 先ほどのキャンペーンで考えてみましょう。 最も効果が良かったのは、「カートページ×リーセンシー3日」でした。 このキャンペーンの入札勝率が20%であれば、実は40万円まで配信可能である、ということになります。 そこで、入札金額を強めて配信量を増やし、3つの中でも「カートページ×リーセンシー3日」のキャンペーンを多く配信させてみましょう。 これまで広告を見ていない人に対して配信をするので、CTRとCVRがそれほど変わらないと考えると、下記の表のようになりますね。 CPCを上げた分、「カートページ×リーセンシー3日」のキャンペーンは配信量と配信金額、コンバージョン数が伸ばせました。 一方で残り2つのキャンペーンは予算を寄せた結果、配信金額、コンバージョン数が減少しています。 ですが、全体で見た時に件数は増やせて、CPAも目標の1000円に近付けることが出来ているのが分かります。 このように個々のキャンペーンに入札勝率の視点を加えてみると効率化が図っていけるのです。 第4フェーズ:目標CPAは維持、さらに配信量を伸ばす 目標CPAを達成出来たので、次は配信量の拡大をして獲得件数の増加を狙うフェーズです。 ■新しくキャンペーンを追加する ここまでで、効果の良いキャンペーンを見つけ、そのキャンペーンをさらに効率化したので、もうこのキャンペーンは触らず維持をさせておくのがよいでしょう。 よってキャンペーンを新しく作ることで、配信対象となるユーザーを増やしていきます。 追加するキャンペーンは効果の良いキャンペーンを基準にして下記の2通りが考えられます。 ① 基準となるキャンペーンよりページ階層を深くする ② 基準となるキャンペーンよりリーセンシーを長くする 先ほどの例でいくと、色を付けた2つのどちらかということですが、どちらを選ぶか、ここは難しい選択になります。 第1フェーズで説明したように、やってみないとわからないというのが正直なところでもあります。 ですのでこれは同時に動かし、効果検証をしてみましょう。 ユーザーを増やすことで配信量を増加させると一時的にCPAは高騰しますが、これまで説明してきたことを繰り返し行えば、最終的なCPAを抑えることが出来るはずです。 ここで絶対にやってはいけないことは、CPAが高騰したからといって、新しく追加したキャンペーンの配信を原因を特定せず途中で止めてしまうことです。 データを収集できるのですから、必ず分析・検証を行いCPA高騰の原因をつきとめて改善をしていきましょう。 まとめ 今回はリターゲティング広告の運用方法を配信量の観点から4つに分けてお伝えしました。 基本的には、配信対象ユーザー数を増やす→効果の良いユーザーのみにしぼる→その中でも効果良いユーザーへの入札を強める→CPAが安定したら、配信対象ユーザーを増やす、とこの繰り返しになるかと思います。 微妙な調整等が多く、難しい部分もあるかもしれませんが、ぜひみなさまも実施してみて下さい。

もっと読む

【アフィリエイト×リターゲティング】目標設定における3つの注意点と解決方法

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 前回の私の記事では、アフィリエイトの流入元ごとでのリターゲティングの実施方法についてお伝えしました。 実際この2つの広告手法は非常に親和性が高く相乗効果を出していけるのですが、同時に実施する場合の注意点として、単体で実施する場合とは異なる視点で目標設定をする必要があります。 今回はアフィリエイト導入済み企業がリターゲティングを同時に実施する際の目標設定の方法について解説していきます。 アフィリエイトの強みを活かせ!アフィリエイト×リターゲティング運用完全解説決定版!それでは参りましょう。 ラストクリック問題 アフィリエイト広告とリターゲティング広告を同時に実施する際には「ラストクリック問題」というものが発生します。 「ラストクリック」とは、コンバージョンの直前にされたクリックの事を指します。 例えば「アフィリエイトでサイト訪問→離脱→リターゲティングで再訪問→コンバージョン」だった場合、リターゲティングで起こったものをラストクリックCV(コンバージョン)と呼びます。 最終的にCVに貢献したクリック(ラストクリックCV)がリターゲティングによるものであったということですね。 またアフィリエイトは間接的にコンバージョンに貢献していたので、この記事内では間接CV(コンバージョン)と呼ぶことにします。 このことを踏まえて、次章以降では注意点とその解決策について述べていきます。 アフィリエイト×リターゲティング実施における3つの注意点 具体的にイメージしていただくため、あなたはECサイトの運営者で、広告施策としてアフィリエイト広告とリターゲティング広告を実施しているという想定で読み進めてください。 成果報酬額をアフィリエイトのみで考えない 1つ目はアフィリエイト成果報酬額の決め方です。 今あなたは成果報酬額を決めようとしています。 アフィリエイトだけ実施する場合、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の広告主管理画面から見られることの多い同業他社の成果報酬額を参考にしつつ、売上単価や利益率などから算出した、許容CPAギリギリに成果報酬額を設定することが多いでしょう。 CVが上がらない限り、アフィリエイトでは広告費が発生しないので、許容CPAギリギリでも問題ないためです。 ですが、リターゲティングも同時に実施する場合これがどうなるか。 当然ですが、リターゲティングも実施するのであれば、その料金も発生するため、全体のCPAは変わってくることになります。 実施する広告や課金タイミングを全て加味した上で、成果報酬額を決める必要がありますね。 成果報酬の支払い対象をラストクリックのみにしない 続いて2つ目はラストクリック以外の成果(間接CV)に対して報酬の支払いをするか否かという問題です。 先ほどの例で考えると、アフィリエイトで流入をして、リターゲティングで最終的なコンバージョンが出ていましたが、この時アフィリエイトに対して成果報酬を払う必要はあるのでしょうか。 以前から、「アフィリエイトからコンバージョンしてないから成果報酬は払いたくない!」とか「ラストクリックCVしか評価しない!」という広告主様の話をよく聞きます。 ですが、それでは成功しないということを私の経験上かなり目にしています。 ラストクリックCV以外の成果も評価しないと上手くアフィリエイトを運用出来ないということです。 この理由について、「アフィリエイター目線」になって考えてみましょう。 アフィリエイト広告についての記事でもお伝えしましたが、アフィリエイトはアフィリエイターと共に運用していくことが成功への秘訣です。 というのもアフィリエイターに興味を持ってもらい、記事を書いてもらう必要があるからです。 下記に弊社ASPのA8.net(エーハチネット)のメディア(アフィリエイトサイト)担当にヒアリングした、アフィリエイターが記事を書く際に気にする条件を3つ挙げました。 ① 成果報酬額 アフィリエイトサイトに支払われる成果報酬額。 同業他社よりも成果報酬は高いか、商品単価に比べ成果報酬は相応か。 例えばCVが出にくそうな高額商品に対し、成果報酬があまりにも低い場合は掲載をしないなど。 ② eCPM インプレッション報酬でない広告をCPMに換算することで、インプレッションに対してどれだけ報酬を得られるかを測る。 eCPMの詳細についてこちらの記事で紹介しています。 どちらが適切?Web広告にまつわるお金について~CPC課金とCPM課金の違い~ ③ 承認率 アフィリエイターの管理画面に、未確定報酬額として表示されてから確定報酬額になる率。 管理画面の未確定報酬が3件出た際に確定報酬となった件数が2件だった場合承認率は66%となる。 この中でアフィリエイターからの人気を得るために特に重要な項目が「③ 承認率」です。 アフィリエイトでは、書いた記事や作成したサイトから成果が発生し、広告主側で成果を承認されれば報酬が入ります。 しかし、成果が発生しているのにラストクリックでなかったがために、それを何度もキャンセルにされてしまっては、アフィリエイターのやる気がなくなってしまいますよね。 アフィリエイター側からすると、成果確定の条件に「ラストクリックCVのみ」と書いてあると承認率が下がりそうだなと想像し、あまりこの広告は貼りたくないということになります。 当然掲載面が取れなくなり、新規ユーザーの集客や第三者目線での訴求といったアフィリエイトの強みも活かせません。 広告主の立場からしてみるとラストクリックCV以外では、成果を確定したくないという気持ちも自然なことだと思います。 ですが実情として、アフィリエイトで成功している企業の多くはラストクリックCV以外も評価しています。 もちろんラストクリックCVだけしか成果を認めない代わりに、許容CPAを上げ成果報酬を他社より多く出す事や、記事を書きやすいようにアフィリエイター用に情報を開示するなど、別の対策によるカバーもできるかもしれません。 いずれにしても成功している企業は必ず「アフィリエイター目線」を持っています。 これをぜひ意識してプログラムを考えてみてください。 広告主と媒体社での計測のずれを考慮して考える 最後は広告主側と媒体側(広告配信サービス側)での計測にずれが生じる、ということです。 こちらも先ほどの例で考えてみましょう。 (※本ブログでは各広告サービスの計測を媒体計測として記述します。) 「アフィリエイトでサイト訪問→離脱→リターゲティングで再訪問→購入」となって1件コンバージョンが上がった場合、もちろん広告主側では1件購入があったとして見ることが出来ます。 ですが、媒体側の多くはラストクリック以外のコンバージョンも計測されます。 つまりアフィリエイト広告会社でも1件CVが上がっていて、リターゲティング広告会社でも1件上がっているわけです。 媒体側のレポートを見ると、両者で1件ずつ上がっているため、その時2件購入が発生したかのようになりますが、実際の購入は1件しか起きていないのです。 これが3つ目の注意点である広告主側と媒体側での計測のずれです。 数字がずれていること自体については、媒体側のレポートと自社でGoogleアナリティクスなどの計測ツールを導入し、それらを付け合せることで、ある程度正確に見ていくことが出来ます。 ですが、ずれることで成果報酬や目標CPAの設定が変わってくるので、ここはしっかりと考えなければいけません。 アフィリエイト×リターゲティング実施での目標設定方法 2章での注意点を踏まえ、実際どのように目標を設定していけばよいか考えていきましょう。 アフィリエイトのCPA変化 まずは、2-2でお伝えしたラストクリック以外のコンバージョンも成果承認した際のアフィリエイトのCPA変化について紹介します。 この時、支払いが発生するのはラストクリックCVと間接CVとなるので、この2つを考慮した場合にどれほどCPAが変化するのでしょうか。 具体的に見ていきましょう。 例えばラストクリックCVのみと考えていて、利益率などからサイト全体の目標CPAを2000円、アフィリエイト成果報酬を1500円と設定したとします。 この時コンバージョンが300件発生したので、アフィリエイト支払い報酬額は下記のようになります。 300×1500円=450,000円 ですが計測したところ、その内の200件がアフィリエイトによるラストクリックCVであったので、それを考慮すると実際のCPAは、 450,000円÷200件(ラストクリックCV件数)=CPA2250円 よって、実際のCPAは当初目標としていたCPAよりも250円高くなっていることが分かります。 アフィリエイトは新規ユーザーを流入させるので、ある程度の上振れは仕方なしと考えることも出来ます。 しかしやはりサイト全体での目標CPAを達成させたいので、リターゲティングを使いアフィリエイト流入ユーザーに効率よく再訴求することでCPAを下げる運用を並行して実施していくのです。 リターゲティングを取り入れた場合の目標設定 サイト全体での目標CPAは2000円でしたが、アフィリエイトでのCPAが250円分上振れしているのでリターゲティングではCPAを安く取る必要があります。 先ほどアフィリエイトでラストクリックCVとなっていなかった100件がリターゲティングで獲得出来ていたとしましょう。 この時、リターゲティングでのラストクリックCVのCPAが1500円であれば、目標CPAの2000円を達成することが出来るのです。 上記の事例を整理すると、 上記のCPAや目標設定例は広告経由以外のコンバージョンについては考慮していません。 あくまで、アフィリエイトとリターゲティングの2つを実施した際、広告による目標設定をどうするか、ということに絞っています。 アフィリエイト×リターゲティングに限らず複数の広告を実施する際、計測のずれはほぼ必ず発生しますが、この考え方を使って目標の設定を考えてみてはいかがでしょうか。 まとめ 今回はアフィリエイトとリターゲティングを実施する際の目標設定の仕方について説明しました。 ラストクリックCV以外は認めない!という気持ちも痛いほど分かります。 ただアフィリエイトに関してはアフィリエイター目線という別目線も取り入れてみてください。 これを実践することで、アフィリエイトのコンバージョンの原動力となるアフィリエイターをできるだけ多く集めることが可能になります。 アフィリエイターたちと協力することで、大量の流入やコンバージョンの可能性がまだまだあるのです。 またリターゲティングは一度サイトに訪れた、興味のあるユーザーへの再訴求なのでCPAも比較的安価に獲得が可能です。 サイト全体のCPAを合わせる事や、アフィリエイトで流入してきたユーザーの訴求に役立たせてみてください。 アフィリエイトとリターゲティングの注意点を気にし、両広告でのシナジー効果を生み出したいですね。

もっと読む

【アフィリエイト×リターゲティング】アフィリエイト流入元ごとでのリターゲティングアプローチの方法

こんにちは。nex8事業部の恩田です。 実は私、新卒で入社後8ヶ月間はA8.netの営業をしていて、その後nex8事業部にやってきました。 A8.netは日本でも最大級のASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)で、A8.netを導入した企業で売り上げが倍増するなどのインパクトを働き始めに見ることができました。 現在はリターゲティングサービスであるnex8の営業をしているわけですが、改めて感じることがあります。 「新規流入を呼べるアフィリエイトって凄い、、、!」 「でも、、、、、、、他の広告の組み合わせ次第ではもっと売り上げが伸びそう!」 そんな思いと自身の経験から、アフィリエイトとリターゲティングを組み合わせ、売上拡大を手助けできるような記事を書きたいと思い立ちました。 そこで今回はアフィリエイト×リターゲティング運用の第一弾、アフィリエイト流入元ごとでのリターゲティングアプローチの方法についてお伝えします。 アフィリエイトの強みを活かせ!アフィリエイト導入企業のリターゲティング運用完全解説決定版!それでは参りましょう。 新規流入に強いアフィリエイト広告×再アプローチできるリターゲティング広告 アフィリエイト広告は「広告主があらかじめ設定した成果(購入、資料請求、等)が発生した際に、その成果を発生させたWebサイト(アフィリエイター)に対して成果報酬が支払われる広告手法」です。 アフィリエイターに記事・ブログで取り上げてもらえるほど、流入の間口が圧倒的に増加するので、まだあなたのサイトで成約をしていない(または訪れていない)新規ユーザーの獲得に強い、ということは以前のアフィリエイトの特徴記事でお伝えしました。 上記は私がA8.netを運用していた時の流入数に関する数字です。 サイトリリース当初からアフィリエイトを開始し、実施後3か月でおよそ50%がアフィリエイトからの流入となりました。 この事例からも、アフィリエイト広告がサイトリリース後の新規流入施策として有用であることが分かると思います。 しかし新規の流入が一気に増加すると、それに伴って離脱するユーザーも当然増加してしまいますよね。 そこで再度アプローチをするために有効なのがリターゲティング広告ですが、ここで使い方を間違えると効果を合わせにくくなる可能性があります。 というのも、アフィリエイト広告からの流入は様々なユーザー群が入り乱れているため、全流入ユーザーを同一のターゲットと捉えることが出来ないからです。 つまりアフィリエイト広告から流入したユーザーにリターゲティング広告を配信する時には、どういった流入であるかでユーザーのセグメントを考えることが重要になるのです。 それでは、流入元となるアフィリエイトサイトの特徴からユーザーをどのように分け、リターゲティング運用すればよいか説明していきます。 流入元別リターゲティングアプローチの方法 ここでは流入してくるユーザーを、すでにあなたのサイトでコンバージョンしたことのあるユーザー(=既存ユーザー)と、まだコンバージョンしたことのないユーザー(=新規ユーザー)に分けて考えます。 既存ユーザーへのリターゲティングアプローチの方法 先ほど見ていただいたとおり新規ユーザーを流入させる施策として非常に有効なアフィリエイト広告ですが、もちろん既存ユーザーについても流入が起こります。 以前運用していた事例ですが、A8.netを実施し新規流入が増え始めた頃、リターゲティング広告も同時に実施していたことがありました。 すぐにリターゲティング広告経由での新規ユーザー流入も増加したのですが、全体で見た時にCVR(コンバージョン率)が低下し始めたのです。 この時、これまでは主に既存ユーザーがコンバージョンをしていたのですが、新規ユーザーが入ったことでCVRの低下が見られたのです。 一般に既存ユーザーの方が新規ユーザーよりもCVRは高い傾向にあります。 これは新規ユーザーが貴社のサイトに初めて来て、どうやって購入したらいいか分からないために起こります。 またもうすでに他のサイトを使用した事があるのであれば、そちらで買ってしまう可能性も高いです。 一から情報入力するよりログインなどした方が簡単に買えてしまいますもんね。 そこで新規ユーザーと既存ユーザーを分けて、このように配信設定を行いました。 (CPC:クリック単価) 新規と既存の配信セグメントの分け方については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。 リターゲティング配信を一定期間実施した結果から、既存ユーザーは新規ユーザーのCVRのおよそ2倍であることが分かりました。 ここでCPA(獲得コスト)を以下のように表してみます。 (参考記事:その目標CPA、大丈夫? ネット広告における目標CPAの重要性と改善方法) CPA=CPC÷CVR CVRとCPCによってCPAが導けるので、目標CPAが同一である場合には、CVRに合わせCPCを設定します。 この事例では、CVRが2倍なのでCPCを既存ユーザーの半分に設定することで目標CPAの達成を狙いました。 上記のように配信セグメントを分ける事が難しいという場合でも、新規ユーザーへリターゲティング広告を配信した際のCVRは既存ユーザーよりも低い傾向にあるので、アフィリエイトで新規ユーザーが増えてきたかも?と感じたらCVRの変化とCPCの調整を意識してみて下さい。 次にアフィリエイト広告では新規ユーザーが特に重要になってくるので、新規ユーザーについてさらに深堀していきましょう。 新規ユーザーを分ける 様々な種類のアフィリエイトサイトがありますが、どのようなサイトから流入してきたかによって、そのユーザーがどういった意思を持っていたのか判断することが出来ます。 それにより効率的なリターゲティングの配信方法を考えられるので、ここではどういったサイトから流入があるのかを考えてみましょう。 ① ランキングサイト・比較サイトユーザー ランキングサイトや比較サイトを見ていて、購入意思はありそうだが何を買おうか迷っているユーザー。   ② 口コミサイトユーザー 口コミや体験談などを参考に流入して来たユーザー。   ③ ポイントサイトユーザー ポイントなどのインセンティブを目的としたユーザー。 物販系などでは定期的にお得に買おうとしているユーザーが多い。 アフィリエイトは大量のユーザーをサイトに流入させてくれますが、このように色んな種類のユーザーがいます。 (※流入元ですが、お使いのASP管理画面から見られるようになっているはずなのでぜひ確認してみてください。 どんな紹介がされているか、他社とどんな違いがあるかも含めて必見ですよ。) ユーザーによって購入意欲が高い人から低い人までいるので、その人たちを一括でまとめるより購入意欲の高い人になるべくリターゲティング広告を配信した方が効果は良くなります。(当たり前ですが) では購入意欲が高い人とはどんな人でしょうか? 先ほど流入元別で分けた①~③のユーザーを改めて見てみると、ランキングサイトや比較サイト、口コミサイト等で商品の比較情報を見ている「比較検討ユーザー(①、②)」は、お得に商品を買いたいと思っている「ポイントサイトユーザー(③)」に比べて購入意欲が高いことが想像できますよね。 そこで、ここからは「新規ユーザー」をさらに「比較検討ユーザー」と「ポイントサイトユーザー」の2つに分けて考えていきます。 比較検討ユーザーへのリターゲティングアプローチ 購入を検討しているユーザーは今自分が検討している商品よりもっと良いものはないかと比較サイトやランキングサイトを見る傾向があります。 また良い商品かを判別するために商品にまつわる口コミなどを探し、第三者目線からの情報を得ようとします。 こういったユーザーを集めるアフィリエイトサイトからの流入は積極的にリターゲティングをし、アプローチしていく必要があります。 そこで①、②のユーザー群を比較検討ユーザーとして、以下のようなリターゲティング例をあげさせて頂きます。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------ A.リーセンシー短め(10日以内)×フリークエンシーキャップ×CPC高く設定 B.リーセンシー長め(30日後~90日以内)×CPC低く設定 ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 同一ユーザーに対して時期を分けて2段階でリターゲティング配信を行っていきます。 A.リーセンシー短め(10日以内)×フリークエンシーキャップ この時期は、積極的に入札をかけていき、ユーザーに認知・購買訴求をしていきます。 ただ購入意欲が強いということは、すでに他社サイトや実店舗で購入済みのユーザーの可能性もあります。 (※比較検討しているということは他社も検討しているということですからね!) そのためCPCを高くして積極的に配信を行いますが、1日に表示する回数や、訪問日から1週間だけリターゲティングをするなど制限も設けることで、すでに買ってしまって見込みの薄いユーザーへのリターゲティングにかける費用を抑えられます。 B.リーセンシー長め(30日~90日以内)×CPC低く設定 続いてこの時期ですが、他社で買った・実店舗で買ったというユーザーもいるため、その商品の交換周期・買い替え周期のタイミング(30日~90日)で再度訴求できるようリターゲティングを設定します。 このフェーズでは入札を積極的に行って配信量を出すというよりは、継続的に認知してもらうことを第一に考えておくとよいでしょう。 ポイントサイトユーザーへのリターゲティングアプローチ 最後にポイントサイトからの流入ユーザーを考えてみましょう。 ポイントサイトは定期的に利用しているユーザーを多く抱えているので、そこへアフィリエイト広告を出稿することで新規ユーザーの流入を爆発的に増やしてくれます。 また、お得に買えるということでCVRも非常に高いユーザーが集まっています。 ただユーザーはポイントサイト経由で購入をしないと、割引等の特典が受けられない事が多く、リターゲティング広告経由での購入をあまりしないので、なかなか効果が合わない場合があります。 そこでポイントサイトから流入してきたユーザーに対しては、リターゲティングで確実に購入につなげてもらう、というよりはあなたのサイトの商品を思い出してもらう程度にしておいた方がよいでしょう。 リーセンシーを短くCPCを低く設定し、強く入札をしないといったアプローチが有効です。 もちろんポイントサイト利用だけでも売上を伸ばすことは可能ですので、リターゲティング広告については状況や相性等を考えたうえで実施を検討してみて下さい。 まとめ アフィリエイトサイトの流入元別リターゲティング広告配信の仕方を紹介してきました。 購入意欲が高いユーザーには積極的にリターゲティングし、購入意欲が低いユーザーへのリターゲティングは避けるといった当たり前のことを述べました。 この当たり前のことを行うためにも、アフィリエイト流入先、リターゲティング配信先というものを常に意識し、把握するようにしてください。

もっと読む

「よくぞ出してくれた!」と思わず言ってしまう広告とは!?ダイナミックリターゲティング完全解説決定版!

はじめまして! nex8事業部で営業を担当している恩田です。 nex8では「ダイナミックリターゲティング」と呼ばれるネット広告の手法を使って、広告主様のWebマーケティングのお手伝いをさせていただいています。 リターゲティングの中でも特にダイナミックリターゲティングは最近注目度を上げている手法なのですが、横文字が多く難解な印象も強いせいか、一体どんな広告手法なのかをちゃんと説明出来る方は少ないように思います。 そこで今回は、ちょっと気になっている、または詳しく知りたいと思っているEC担当者の方の役に立てるよう、ダイナミックリターゲティングの基礎を解説してまいります。 レコメンド、ダイナミック、データフィード・・ 謎の言葉にはもう迷わない!ダイナミックリターゲティング完全解説決定版、それでは参りましょう。 ダイナミックリターゲティングとは ダイナミックリターゲティングを説明する前にまずはリターゲティングとは何かをおさらいします。 リターゲティングとは、「あなたの運営するWebサイトを訪れたことのあるユーザーだけに、ディスプレイ広告やテキスト広告を配信し、再訪問を促せる広告配信手法」でしたね。 詳しくは「今さら聞けない!? リターゲティング広告についてEC担当者が知っておきたい基礎知識」にて説明してありますのでぜひ読んでみてください。 ではダイナミックリターゲティングの「ダイナミック」ってなんでしょうか。 力強い感じとか、躍動的なものを表す時に使う言葉のイメージで、なんだかすごそうですが、やっぱりよくわかりませんね。 「ダイナミックリターゲティング広告」というその言葉は聞いたことがなくても見た事はある人が多いと思うので、まずは見てみましょう。 このように、通常の広告バナーとは何となく違う、特定の商品の写真や値段などが細かく表示された広告バナーを目にしたことはないでしょうか。 これがダイナミックリターゲティングによって配信されるバナーのイメージです。 「ダイナミック」には、先ほど出た意味の他に、「動的」という意味があります。 動的とは、プログラミングの分野では、状況に合わせて柔軟に変わるものを指していて、「動的バナー」「動的ページ」「動的に表示する」などという使い方をします。 実際、動的リターゲティング、または動的リマーケティングと言った名称でダイナミックリターゲティングを提供しているサービスもあります。 通常のリターゲティングとダイナミックリターゲティングをまとめると、リターゲティング広告が「一度広告主サイトに訪れたことのあるユーザーに(広告主様が)出したい広告を表示する」ものであるのに対し、ダイナミックリターゲティング広告はそれに加えて「ユーザーごとに最適な広告バナーを表示する」のが特長だと言えます。 なお、反対語は「静的」(スタティック)。 予め決まっている状態が変化しないものを指し、通常のリターゲティング広告がこれに当たります。 通常バナーでのリターゲティングをスタティックリターゲティングと呼ぶこともあります。 では、ダイナミックリターゲティングでどういった広告が表示、配信されるのか、もう少し具体的な例を考えてみましょう。   あなたは1週間ぐらいの海外旅行ツアーを考えていて、通勤中に旅行サイトを見ました。 イタリア旅行7泊8日のツアー商品を見ていたら仕事場の最寄駅に着いたので、その時は特に何も決めることなく、旅行サイトを見るのをやめました。 後日、今度はまとめサイトでオススメのスーツケースを見ていると、「この間見ていたイタリア旅行7泊8日のツアー商品」、「行き先がイタリアのツアー商品」、「日程が同じようなツアー商品」と、見たことのある商品とそれに似たような商品が広告バナーで出ているじゃないですか。 あなたはこの前見た商品を思い出すとともに、ほかの商品にも興味を持ったので、バナーをクリックして、通勤中に見ていた旅行サイトに再訪問しました。   このように、ユーザーが見た商品に合わせカスタマイズされた広告を出す手法がダイナミックリターゲティングです。 またダイナミックリターゲティングには、前述の例にもあるように、実際に見た商品以外のオススメ商品を配信する「レコメンド配信機能」もあります。 自分が興味ある商品に似た商品が広告として出てくるので、それを見たユーザーさんも「おっ!」となってくれそうですよね。 ※レコメンド配信とは 利用者の好みに合った物品やサービスを推薦する広告配信手法です。 レコメンド配信の詳細についてはこちらをご覧ください。 レコメンド広告を試してみたいあなたへ!基本的な仕組みと業種別活用例 ダイナミックリターゲティングの強み 通常のリターゲティングとの効果比較 ここからはこれまでのような通常のリターゲティングと比較したダイナミックリターゲティングの強みを見ていきます。 下図は、弊社の通常リターゲティング(スタティック)とダイナミックリターゲティングの配信実績比較です。 他の広告配信サービスではまた異なる場合はありますが、一例としてご覧いただければと思います。   青の棒グラフがダイナミックリターゲティング、灰色が通常のリターゲティングを表しています。 比較した業種(人材、EC、不動産)ではどれも顕著に効果の違いが表れていますが、これはダイナミックリターゲティングが「ユーザーのニーズを満たした配信」を追及している広告手法だからだと言えます。 具体的にどういうことか、次の章で解説していきます。 ダイナミックリターゲティングが強い理由 ダイナミックリターゲティングで向いている商材は一般的にアパレルEC、旅行、人材、不動産といったジャンルだと言われています。 これらのジャンルの商品の共通点は、商品種類が豊富で商品点数が多いということです。 種類が多ければそれだけ人の好みは様々ですよね。 服なら『サイズ、値段、色』、旅行なら『日程、場所』、人材なら『年収、勤務形態』など、重視する要素も違ってきます。 また数が多ければ、その好みに合致した商品をサイト内で探すのもなかなか大変なことが想像できます。 実店舗のように店員さんに相談できないECサイトでは、希望の商品を見つけられずサイトを離脱してしまうケースも多いでしょう。 そういった課題に対してダイナミックリターゲティングでは、ユーザーが見たことのある商品という、少しでも興味を持っていたと考えられる商品広告を配信します。 さらに、その商品の持つ要素から解析したオススメ商品をプラスで出すこと(レコメンド配信)で、ユーザーは実店舗で店員さんから提案してもらっているような消費体験ができるので、高い訴求力を持っています。 また広告バナーの自動生成だけでなく、バナーをクリックした時のリンク先もカスタマイズできるため、ユーザーはすぐに商品詳細ページに遷移することが出来ます。 一律でトップページに遷移するのに比べ購入までの導線も短く、コンバージョンを逃しにくいことも強みの一つです。 ダイナミックリターゲティング配信の仕組み ダイナミックリターゲティングを実施するために必要になるものは大きく2つ。 「ダイナミックリターゲティングタグ」と「データフィード」です。 これら2つにより、ユーザーがこの商品を見た、と判別し、「ユーザーごとに最適な広告バナーを表示する」ことが可能になります。 具体的なそれぞれの役割を説明していきます。 ダイナミックリターゲティングタグ サイトに設置した「ダイナミックリターゲティングタグ」は2つの役割を担います。 ① Cookie(クッキー)をユーザーに付与する 簡単に言うとあなたのサイトに来たユーザーが誰なのかを判別している、ということになります。 詳しくは「知らないあなたは損してる!「タグ」と「Cookie」が動かすリターゲティングの仕組み」をご参照ください ② ユーザーがどの商品を見たかを判別できる情報をサーバーに送る これはその商品だけに設定されている情報(固有値や商品ID)を広告配信サービス会社のサーバーに送ってもらうことで、「誰が」「どの商品を見ていたか」を判別しています。 通常のリターゲティングタグではそういった情報は取得出来ないので、専用のダイナミックリターゲティングタグが必要になります。 例えばユーザーAがイタリア旅行7泊8日という商品を見た場合、イタリア旅行7泊8日の商品IDである001とそれをAが見たという情報がタグからサーバーに送られている、ということです。 しかしこれだけではダイナミックリターゲティングは実施出来ません。 そこで、タグの設置に合わせ、もう一つ必要になるのがデータフィードです。 データフィード ダイナミックリターゲティングタグを設置することで、その商品だけに設定されている情報(固有値や商品ID)が広告配信サービス会社のサーバーに送られるようになりました。 しかし、商品IDは数字やアルファベットの羅列で構成されることが多く、サーバーからしてみれば単体で見ても何の商品かわかりません。 そこで必要なのがデータフィードです。 データフィードはタグで送られてきた商品IDが何の商品か分かるようまとめたものです。 下記はサンプルイメージです。 これを元に、サーバーは「商品ID:001」は「イタリア旅行7泊8日」であると判断し、必要な広告を生成します。 データフィードについて詳細は、「これがないと動的広告が実施できない!?配信に必須のデータフィードとは」を参照してみてください。 配信の流れ 「ダイナミックリターゲティングタグ」と「データフィード」によって、どのユーザーが何の商品を見たのか判別することが出来るようになりました。 では最後に配信までの流れをまとめてみましょう。 ① サイトに設置したダイナミックリターゲティングタグによって、誰がどのIDの商品を見ていたかを判別し、サーバーへ送る。 ②

もっと読む