Home > 2017 > 4月

拝啓 Webマーケティングビギナー様 ~初めてWebマーケティング担当になったら~

こんにちは。nex8事業部吉山です。 今回はWebマーケティング担当になったばかりの人、Webマーケティングを勉強してみたい人、そんなWebマーケティング初心者の為に記事を書きましたので、ぜひご覧ください。 そもそもマーケティングとは 早速ですが、よく聞くこの【マーケティング】ってお仕事、しっかりと内容を理解している人は少ないように感じます。 いろいろな定義や説明の仕方がありますが、簡単に言うと、マーケティングとは「目標に掲げる地点までの流れを作ること」です。 この「目標」となるのは、 売上を増やす、購入数を増やす、資料請求を増やす、訪問者を増やす、認知度を増やす・・・などなど、その時のタイミングや施策などで違ってきます。 ではマーケティングとWebマーケティングって何が違うと思いますか? 実はこれ、根本的には一緒なんです。 というのも、先ほど出た 「目標に掲げる地点までの流れを作ること」を行う手段がWeb上なのか、そうでないのか。 そのグラウンドの違いだけなんですよね。 この2つの担当部署が分かれていたり、マーケティング担当とひとくくりになって両方を一人で管理していたり、 企業によって様々だと思います。 今回はWeb上で行う、Webマーケティングについてお話していこうと思います。 Webマーケティングはまず俯瞰(ふかん)して見ることが大事 Webマーケティングって、SEOとか、ネット広告とかやって集客するんでしょって思ってる人、結構多いんじゃないでしょうか。 もちろんネット広告の配信はユーザーの集客、行動を促進するのにとても重要です。 でもWebマーケティング担当になったら、もっと広い目で自分の会社のWebの立ち位置を見直し、会社の目的を達成するのに最適な方法を模索して動いていかなければいけません。 あなたの会社の中で、Webの立ち位置、重要度、役割はどういったものでしょうか? 会社の目的達成の為にWeb上であなたが行える施策はどんなものがあるでしょうか? まずそこを俯瞰してみることで、Webマーケティング担当者としての最終的な目標が決まってくるわけです。 専門用語では、その最終的な目標のことをKGI、それを達成するための数値目標をKPIといいます。 KPI(Key Performance Indicator)とは重要評価指標と言いますが、本当に目指すべきゴール(KGI:Key Goal Indicatorの略で重要目標達成指標のこと。)までに、どんな作業、分析、工程が必要なのか、それら一つ一つの段階における指標を明確に設定することです。 この指標をつくることが、最初に話した 「目標に掲げる地点までの流れを作ること」の基盤となるのです。 ■KPIとKGIについてもっと詳しく知りたい人はこちら ・EC担当者なら知っておきたい、サイトの目標達成に必要な「KGI」と「KPI」 ここまでWebマーケティングの概要についてお話しました。 次の章では、あなたがアパレル会社のWebマーケティング担当になったという想定で、実際にWeb上で行う具体的な施策を交えて分かりやすくWebマーケティングの仕事を見ていきましょう。 アパレル会社のWebマーケティング担当になった場合 アパレル会社に勤めるあなたは、今日からWebマーケティングの担当になりました。 既にあなたの会社にはホームページとオンラインストアが存在しています。 売上規模としては実店舗での売上が大半を占めている状況ですが、最近は伸び悩みが続いています。 そこであなたに課せられた課題は「オンラインストアからの売上を2か月で1.5倍にすることで全体売上の底上げを図る」というものです。 いきなり売上1.5倍って言われても、何をしていいか分からないですよね。 ここで先ほどのKPIの設定が必要になります。 売上を考える時、一般的には以下のように分解して考えます。 売上=サイト流入数×CVR×購入単価 「売上」がKGI、「サイト流入数」「CVR(購入率)」「購入単価」がKPIですね。 KPIを増加させることが出来れば、結果的にKGIを達成することが出来る、ということです。 そこで今のオンラインストアの現状の数字を把握して、どのように売上が構成されているか確認をします。 ・現状の売上 ・サイトへの今の流入数 ・CVR ・離脱率の多いページ分析 ・1人当たりの購入単価 KGI、KPIとして設定すべき、このあたりの数字をまず把握していくわけですが、その為に有効なのはGoogleアナリティクスなどの解析ツールです。 もし導入していないようであれば即刻入れましょう。 ■Googleアナリティクスの使い方についてもっと詳しく知りたい人はこちら ・【2017年版】EC担当者がGoogleアナリティクスでサイト改善するための基本用語と使い方 ・Googleアナリティクスの便利な機能使ってますか?「セカンダリ・ディメンション」と「加重並べ替え」で効率的に目標を達成する方法 調べたところ、現在オンラインストアの月間売上が1,000万円、サイトの流入数が10万人、CVRが2%、購入単価が5,000円でした。 ここで「とにかく流入数を増やさなきゃ!その為には広告だな!」って短絡的に考えてはだめですよ。 広告で集客やサイト告知をするのは、そのオンラインサイト自体の基盤が出来上がってからです。 例えば2か月猶予があるので、1か月をサイト改修にあててCVRの増加を狙い、残りの1か月に広告施策をあてる、とすると2パターン考えることが出来ます。 売上のところを見てもらいたいのですが、先にCVRを上げる(つまりサイト改修をする)パターン②の方が2か月経った時の合計の売上金額が高いですよね。 つまり効率的に売上を伸ばすことが出来ているわけです。 これを踏まえ、まずはオンラインストア上の問題を解決していきます。 その為に、上記で紹介したGoogleアナリティクスで離脱率の高いページを探してみましょう。 調べた結果、あなたの会社のオンラインストアは、カートページでの離脱率が80%となっていました。 アパレル業界のカートページ離脱率は平均で70%前後くらいなのでちょっと高めです。 よってここを改善することで、CVRを上げることが出来そうです。 そもそもカートに商品を入れたのに、購入しない人がこれほどいるというのはどういうことでしょうか。 もしかしてスマホで見た時、カートページが使いにくいのではないですか? 個人情報入力で必要以上に多くの項目が入っていて、ユーザーに抵抗感や面倒さを感じさせていませんか? などなど、ユーザーがサイトから離れる原因を探してみましょう。 今回はカートページで離脱率が高かった場合を紹介しましたが、トップページだったら、単純にデザイン、サイト構成に問題があるかもしれません。 詳細ページだったら、商品情報が読みにくかったり、ユーザーの求める情報の記載がないかもしれません。 また個別のページではなくサイトのデザイン全体に問題がある可能性もあります。 対象ユーザー層が好むサイトカラー、フォントになっていますか? 毎日見ているとこの感覚もよく分からなくなってきますよね。 そんな時は第三者目線が重要です。 他の社員の方に意見を聞いたり、実際にサイトを使うユーザーにアンケートを取ってみるのもいいでしょう。 この時も、ただ単にアンケート答えて、とお願いしてもなかなか意見は集まりません。 アンケートに答えてくれた人用にノベルティを用意したり、クーポン券を発行したり、ここもユーザー目線を忘れないようにしてくださいね。 このように、今まで疎かにしていた部分に目を向けてみると、必要な作業、改善すべき数字が見えてきます。 原因の目星をつけてオンラインストアを良くしていきましょう。 当たり前ですが無駄な情報は省き、必要な情報はしっかりと提供して、あなたのサイトへの信頼を与えるようにしてくださいね。 試行錯誤をしてサイトを改修した結果、あなたは1か月間でCVRを前月比125%にすることに成功し、オンラインストアの売上は1.25倍になりました。 あと少しで目標の売上1.5倍です。 サイトの運営基盤をしっかりさせたので、ここで広告施策を実施していきます。 売上達成のため、集客におけるKPIを考えていきましょう。 現在サイト流入数は100,000人、CVRは2.5%、購入単価は5,000円です。 1500万になっている必要があるので、CVRと購入単価が前月と変わらないとして、流入数を増やす事で売上を上げるためには、サイト流入数は120,000人必要という事になります。 つまり広告施策等を実施することで、1か月間に120,000人のユーザーを流入させることが、次の目標KPIとなりました。 新規ユーザー獲得に向いているとされる広告施策や手法はいくつかありますが今回は詳細な紹介は省きます。 新規獲得の広告施策について、詳しい説明はこちらの記事を読んでみてください。 ■新規ユーザー獲得や広告施策についてもっと詳しく知りたい人はこちら ・EC担当者が知っておきたいWebマーケティングの基礎知識 ・ECサイトのWebマーケティング施策を購買ファネルから考える ・集客段階別!ネット広告の効率的な活用方法 今回の記事では分かりやすくするために1か月目でサイト構築、2か月目で集客としましたが、1か月でサイト構築が終わらないこともありますし、もちろんこの2つの施策を並行して実施しても良いと思います。 そして覚えておいて欲しいのが、やった施策が必ず上手くいく、というわけではないということです。 実施したら見直しをかけ、どこが良かったか悪かったかを検証し、次の施策に活かしてくださいね。 また更なるステップアップとして広告施策以外で、出来ることも考えてみましょう。 あなたの会社は実店舗が現状の売り上げのメインでしたよね。 それぞれの店舗にオンラインストアの告知チラシを置くのはどうでしょう。 この時も「初回オンラインストアでのお買いもの〇〇%off」とか「ノベルティプレセント」などはやはり効果を発揮しそうですね。 このように既存のサービス、施策以外でもアイデアをどんどん出していけたら、Webマーケティング担当として素晴らしいですね。 まとめ Webマーケティング担当って、ただ広告を配信しているだけじゃないこと、分かっていただけましたでしょうか? 細かなKPIを設定して最終目的地まで着実にたどり着けるよう数字を考えていくことが、Webマーケティング担当として重要です。 ただしそれだけでなく、そこからさらに想像力を膨らませて、新しい施策を取り入れていけたら、Webマーケターとして価値のあることですよね。 ぜひ、数字とアイデア、どちらも柔軟に考えられるWebマーケティング担当を目指してください!

もっと読む

もっと良くなる!リターゲティング広告の分析と上手なサービス追加術

こんにちは。nex8事業部の石井です。 今回のブログはいつもと少し視点を変えて、「既にリターゲティング広告を導入済みで、まあ上手く回っている、特に問題も感じていない」という方に向けてお届けします。 リターゲティング広告に限らずすべてのネット広告で言えることですが、効果が合っているうちはきちんとした分析をせず放置しがちなもの。 でもこの時、「なんとなく効果合ってるからこれでいいや」ではなく、分析をすることでさらに効果を上げられるとしたらいかがですか? 今回は、Web マーケティング担当者に3つのステップで「もっと効果を上げていく方法」をお伝えできればと思います。 実施中のリターゲティング広告を詳しく分析しよう まずは現在実施しているリターゲティング広告での効果と目標値などを確認しましょう。 なんとなく効果を出せているではなく、目標値に対してどれだけ達成できているのか。 また、どのような配信をしているのか。 その点を一度確認してみましょう。 以下に例として、ECサイトを運営しているA社での目標値と効果、課題を記載します。 現在アフィリエイト、リスティング、リターゲティング広告など広告施策を複数実施。 そのうちリターゲティング広告での目標値と現在の状況は以下のようになっている。 目標値に少し届いていないものの、効果としてはまずまずの状況。 リターゲティングにかける広告予算はある程度適切に使うことができているものの、もう少しCPA(獲得単価)を抑えられるのであれば、予算を追加して獲得件数を伸ばしたいと思っている。 A社の場合、CPAを下げて獲得件数を伸ばすことができれば広告効果として改善出来たと言えますね。 そのため、まずは現在実施中のリターゲティング広告での効果を分析してみましょう。 運用型広告の場合であればどこのセグメントからCV(コンバージョン)が起こりやすいのか、新規はどのくらい取れているのか、配信されているネットワークはどこなのか、など確認できることはいくつも挙げられます。 今回、リターゲティング広告の分析ではよく用いられる「階層」と「リーセンシー」の2軸でA社を分析したところ以下のように見られました。 ※階層(どこのページで離脱したか)、リーセンシー(サイトに訪れてからの期間)での分析となります。 目標CPA以下で獲得できているセグメントには色を付けてあります。 こちらの情報から、「カート離脱ユーザー」と「商品詳細離脱ユーザー」にはリーセンシー期間の短いセグメント、「CV済みユーザー」には期間を開けての配信した方が効果が良いと分かりますね。 上記のようにまずは分析をして、実施中のリターゲティングサービスの状況を把握しましょう。 実施中のリターゲティングサービスの効果を伸ばしてみよう 分析を終えたら効果改善ができないか試してみます。 先程確認したリターゲティング広告での効果を見てみると、「カートページ離脱ユーザー」と「商品詳細ページを離脱してから期間の短いユーザー」への配信効果が他に比べて良かったのではないかと思います。 配信しているユーザーのセグメントごとでの効果を見て、はっきりと違いが確認できる場合、CPAの低いところは配信量を伸ばし、CPAが高騰してしまっているところは配信量を抑制するといった動きが一番簡単で早く効果を合わせやすいのでおすすめです。 その他にも、以下のようなポイントで分析し、調整・改善を図る方法があるのでご紹介しておきます。 ・どういったメディアからのCVが起こりやすいのか、 ・どこのネットワークからのCV件数が多いのか、 ・現在配信しているバナーデザインごとの効果 リターゲティング広告は、このように細かく分析し配信を調整することで効果の向上が可能ですが、ここで1つ問題があります。 CPAの低いセグメントへの配信量を伸ばしたり、配信先を調整して費用対効果が合うようであれば、現在使われているリターゲティングサービスのみでも十分です。 しかし、例えば配信量を増やそうとするとCPAが高くなってしまう場合があります。 同じ配信ネットワークや広告配信サービス内で配信量を伸ばすということは、リーセンシーを拡大して対象となるユーザーを広げる、または入札を強めることで他社との入札で負けていて配信出来ていなかった枠に広告を出すという事になります。 対象ユーザーを広げると、先ほど分析した表でも分かるようにCPAは高騰しがちになります。 また、入札単価を上げると単純にその分の費用がかかるため、こちらもCPA高騰に起因しますね。 では、CPAを目標値に合わせるような形で運用をしてみた場合どうでしょうか。 結果は以下のようになりました。 先程と同じように「階層」と「リーセンシー」の2軸で確認してみましょう。 いかがでしょうか。 一見CPAは目標値を達成していて上手く運用ができているように見えますが、獲得件数は50件減ってしまっています。 目標CPAに合わせるために、効果の良いセグメントへの配信量を増やすよりも効果の悪いセグメントを絞ることを優先した結果、獲得件数が大きく減ってしまったのです。 CPAは達成できたが、獲得件数が足りなくなってしまう。 獲得件数を考えると、CPAは高騰してしまう。 こんなことが起きてしまうわけです。 実際に、「CPAを下げようとすると獲得件数が下がってしまい、なかなか理想的な配信ができていない」と悩みを持っているクライアント様のご相談を受けたことがありました。 そんなときの改善策の1つとして、新規リターゲティングサービスを導入する方法があります。 新規リターゲティングサービスを導入してみよう 新規リターゲティングサービス導入のポイント 広告の効果を良くする手段として新規リターゲティングサービスを追加する方法ですが、まず、導入するポイントやタイミングを押さえていきましょう。 新たにリターゲティングサービスを導入することで、なぜ効果の改善ができるのかという点ですが、例えば今回のケースだと、「効果の見合う配信セグメントの調査は出来たが、そこだけへの配信だと配信量が伸ばせない」というのが効果改善の壁となっています。 そこに新しいリターゲティングサービスを追加することで、まず配信先(配信の絶対量)の追加ができます。 リターゲティングサービスによって提携している配信先はさまざまなため、複数のリターゲティングサービスを使うことで、多くの配信先をカバーできるようになるのです。 さらにその際、細かくセグメントを分けて配信ができるリターゲティングサービスを選べば、自社にとって効果の良いユーザーにのみ配信が出来るため、目標CPAを維持したまま獲得件数を増やせる可能性が高いでしょう。 また、複数利用のメリットとして、特定の1社におまかせするのではなく少し分散させておくことで、急に1つのサービスで効果が悪化した際などにリスクを減らせますよね。 それでは実際に新しいリターゲティング広告を追加した際の効果をみてみます。 改善前1社のみでのリターゲティングサービスとの比較 CPA 2,000円→1,590円 獲得件数 160件→200件 追加のリターゲティングサービスで配信枠の数を増やしたり、効果の良いユーザーセグメントへの配信強化をすることで、CPAを抑えながら獲得件数の増加をすることが可能になるのです。 気をつけなければならないのは、闇雲に新規のリターゲティングサービスを導入しても効果を悪化させてしまう可能性があるということです。 以前CPAとROASによる運用方法の記事でも事例を挙げましたが、他社が使っているからというだけで新サービスを導入したり、短期的な利用なのに自動運用型を導入したり、あまり効果が上がらない場合もあります。 しっかりと自社の状況やサービスごとの特徴を知り、目的にあった施策を実施出来るか考えることが重要です。 新規サービスを導入すべき3つのタイミング 新規のリターゲティングサービスを追加するタイミングはいくつか考えられます。 今回は私がおすすめする追加タイミングを3つご紹介します。 ① 目標値に対して獲得が伸び悩んでいる、目標は達成しているがそれ以上が狙えていないと感じた時 こちらは今回の例で挙げた「A社」のタイミングですね。 新しい配信枠の追加をし、事前に効果の見合うであろうユーザーへの配信で獲得件数を伸ばしていきましょう。 ② 既に効果が合っていて、追加することで更なる効果の向上が見込める時 現在の効果の出方を詳しく分析出来ていることで、効果の出せそうなサービスを適切に選び、少ないリスクで効果の向上が見込めるタイミングです。 ③ 効果の状況に関わらず、やりたい広告運用ができていない時 仮に効果は合っていたとしても、いろいろ運用をしたいのに実施中のサービスでは細かい運用ができないという場合も、新規サービスの追加検討をおすすめします。 例えば既存ユーザーではなく新規ユーザーの獲得を伸ばしたいなど、今実施中のサービスだと対応していないだけで他に細かな運用ができるサービスがあった、というケースもあります。 さまざまなサービスを比較検討してみると良いでしょう。 その他にも追加実施するタイミングは色々あるかと思いますが、私がよくご相談いただく内容としては、このあたりがほとんどです。 もし当てはまる内容がありましたら、一度他のサービスの内容を聞いてみたり調べてみてはいかがでしょうか。 さいごに 現在効果が合っていれば広告を追加する意味はないのでは?と思う方も多いかと思います。 確かに新しい施策を打つことによって効果を上げることができるかもしれませんが、それにはリスクがつきものです。 なので、どうしても現状をキープして効果の維持を優先してしまうことが多くなりがちです。 ただ、現在効果が合っている広告をそのまま広告配信サービス業者に任せておくのではなく、どうして効果が出ているのか、どのようなユーザーや配信先に配信すると購入されやすいのかを理解しておきましょう。 そうすることで、自社に合った配信先やユーザーにヒットする配信の方法が分かり、費用対効果の改善や新しいサービスについてもを選びやすくなるのではないでしょうか。 ぜひ一度、配信している広告を再確認し、数ある広告サービスの中から自社サイトに有益な効果を出してくれるポイントを見極めてみてください。

もっと読む

【2017年版】EC担当者がGoogleアナリティクスでサイト改善するための基本用語と使い方

こんにちは!nex8事業部の砂森です。 前回まではリターゲティング広告の特徴やメリット、課題点に関することを書いてきましたが、今回は少し別のお話をしたいと思います。 ECサイトでは先述したリターゲティングのような広告配信も大事ですが、そのサイトが魅力的でなければ、ユーザーは離脱してしまったりリピートにもつながりにくかったり、その効果は半減してしまいます。 サイトを立ち上げたら終わりではなく、ユーザーがより使いやすいものにするため、常に改善していかなければなりません。 ではまずやることはなんでしょうか。 何を改善したらよいかを見つけることですね。 そのためには、サイト内の解析をする必要があります。 解析をするためのツールとして今や、必ずと言っていいほど導入されているのが「Googleアナリティクス」です。 インターネットで調べてみると、とりあえずこれだけは入れましょう、と色々なサイトに書いてありますよね。 しかしとりあえず有名だからという理由で導入してみると、表示される用語がよく分からなかったり、レポートでの抽出項目が多かったり、と見方や使い方が分からずお手上げ状態、という方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回からは良いサイトを構築していくために役立つ「Googleアナリティクスの見方とサイト解析の基本」について、3回に分けてお伝えしたいと思います。 まずはGoogleアナリティクスを使い倒してあなたのサイトを自分で解析が出来るようになるための第一歩、「基本的な見方・使い方」をご説明いたします。 Googleアナリティクスとは あなたのサイトにどのくらいの数のユーザーが訪れたか、どうやってサイトに来たのか、訪れたユーザーはどのようにページを動き成果地点へ達したか(または離脱したか)などの情報はサイト内の解析(アクセス解析)によって見ることが出来ます。 Googleアナリティクスとは、Webサイトのアクセス解析を行い、複数の項目でレポートを表示することの出来る無料のアクセス解析ツールです。 名前の通りGoogleから提供されており、Googleアカウントを作成し、Googleアナリティクスにログイン、タグを取得してサイトに設置することで誰でも使うことが出来ます。 2015年12月の調査(出典元:Nexal.Inc)では上場企業の78%が自社WebサイトにGoogleアナリティクスを導入しているという結果も出ていることから、Webサイトを作ったら、入れるのはもはや常識というレベルにまであると言えるでしょう。 非常に高機能なツールではありますが、Googleはこれを無料で提供しています。 その理由として、アクセス解析を無料にすることで多くのWeb担当者がサイト改善をしやすくし、それにより良いサイトを増やしていきたいというGoogleの思いがあると言われているそうです。(実際のところはどうか分かりませんけどね!) 有料版も一応出てはいますが、月間で1000万PV(PVについては後ほど説明しています)以上になる非常に規模の大きなサイト向けです。 無料版でも十分すぎるほどに情報を得ることが出来るので、よっぽどでない限りは無料版で問題ないでしょう。 そんなアクセス解析に必須のGoogleアナリティクスですが、高機能すぎるための弊害というか、使うのに少しコツが必要という面もあります。 ですので、次の章ではGoogleアナリティクスに慣れて頂くという意味でも、管理画面を開くと出てくる独特な言葉についてご説明をしていきます。 基本的な用語 Googleアナリティクスでは、普段ECサイトを運営している時には聞きなれない言葉が多くあります。 その中でも、特に知っておくとGoogleアナリティクス全体が見やすくなる用語を紹介したいと思います。 サマリー その名の通り、各項目を簡単にまとめたものを見ることが出来ます。 時間がない時でもサマリーだけは確認し毎日の数字を追っていくことをオススメします。 ユーザー数、セッション数、PV(ページビュー)数 ■ユーザー数 指定した期間内にあなたのサイトに訪れた固有のユーザーの数を表しています。 一般的なユニークユーザー数と同じで、指定した期間中は何度サイトに訪れてもユーザー数は1のままです。 ただし、ブラウザごとにCookieで判別してカウントしているので、同じユーザーであってもPCからとスマートフォンからアクセスしている場合には2ユーザーとしてカウントされます。 ■セッション数 この3つの中では一番ややこしいかもしれません。 セッションはあなたのサイトにユーザーが訪問してから離脱するまでの一連の行動を指します。 セッション数1とは、指定した期間内に1ユーザーがサイトに訪問してから離脱した回数が1回ということです。 では何をもって離脱(セッションが切れる)となるのでしょうか。 実はGoogleアナリティクスではサイトから出ていくことを離脱とはしていません。 大きく3つ定義しています。 ① 30分以上操作(ページの遷移や購入完了など)を行わないこと。 デフォルトの設定では持続時間が30分ですが、1分~4時間まで変更可能です。 ② 日付が変わること。 例えば7月25日の23時50分にサイトに訪問し、7月26日の0時1分になっていた場合、7月25日の23時59分59秒の段階で一度離脱した、とみなされるのでセッション数は2となります。 ③ サイトへの参照元が変わること。 検索でサイトに訪問したユーザーが、「戻る」ボタンでページを離れ、その後アフィリエイトサイト等の広告をクリックして再度同じサイトに訪問した場合、30分以内であってもこれはセッション数が2ということになります。 ①~③のいずれかが行われた時にセッションが切れて、ユーザーは離脱した、とGoogleアナリティクス上では認識しています。   ■PV(ページビュー)数 指定した期間内に見られたページの総数を指します。 ECサイトを例に取ると、Topページから流入してきて、気に入った商品の詳細ページを見て、カートページに訪れて離脱、であればPV数=3となります。 基本的にはユーザー数<セッション数<PV数という関係になります。 この3つはどれも重要な指標となりますので、下記Aさんの1日を追いながらユーザー数、セッション数、PV数をおさらいしていきましょう。   通勤電車の中、Aさんは何か買いたい商品があったのでしょう。スマートフォンでとあるECサイトのTopページと商品詳細ページを見ています。この時 ユーザー数:1 セッション数:1 PV数:2 昼休み、再度商品詳細ページを会社のPCから見ています。昼休み中なので決してサボっているわけではありません。 この時ブラウザが変わり、セッションも切れているので ユーザー数:2 セッション数:2 PV数:3 夜、寝室にて、ついにAさん決心をしました。朝見ていたスマートフォンから購入しました。 ユーザー数:2 セッション数:3 PV数:5 いかがでしょうか。 数え方、もう完璧ですね。 ランディングページ ランディングページ、またはLPと聞くと、リスティング広告等から流入した時の1枚構成の長いWebページを想像しますが、Googleアナリティクス上での定義は、“Landing”を直訳した“着地点”という意味のとおりで、最初にユーザーが訪れたページを指します。 ユーザーがあなたのサイトに流入してくる時、SNSでシェアされたページや検索で引っかかったページなど、Topページ以外となることも多いです。 よって必ずしもTopページ=ランディングページとはならないのでご注意ください。 チャネル ユーザーがどういった経路であなたのサイトに訪れたかを指しています。 Googleアナリティクス上では、 Direct、Organic Search、Social、Email、Affiliates、Referral、Paid Search、Other Advertising、Displayが最初に設定されています(=デフォルトチャネルグループ)が、この中で特によく使うDirect、Organic Search、Social、Referralについてそれぞれを簡単に説明していきますね。 ■Direct(ダイレクト) 直接URLを入力した時、お気に入りやブックマークからサイトに訪問する時はここに分類されます。 アプリからWebサイトへの移動、SSL化されたサイト(URLがhttpsで始まるもの)から非SSLサイト(URLがhttpで始まるもの)への移動の時には、参照元が分からなくなるので、その場合もここに分類されます。 参照元が分かる場合はReferralとなります。 ■Organic Search(オーガニックサーチ) 検索エンジンを使ってキーワードを検索し、サイトに訪問した時はここに分類されます。 ただし、検索した時に表示されるリスティング広告から流入した場合は除きます。 ■Social(ソーシャル) FacebookやTwitter、Google+など、このサービスはSNSであるとGoogleアナリティクスが判断しているサービス上にリンクがあり、そこから訪問した時はここに分類されます。 ■Referral(リファラル) あなたのサイトへのリンクが張ってあるWebサイトから流入した時はここに分類されます。 ただし、ソーシャルからの流入は除きます。 サイトへの流入はどこからが多いかを知るのは、色々なWebマーケティング施策を行う上で有力な情報になります。 流入経路がどのように分類されるかは絶対におさえましょう。 直帰率 直帰とは、訪問した最初のページ(=ランディングページ)で離脱してしまったセッションのことを言います。 直帰率は全セッションのうち直帰してしまったセッションの割合なので、この数字が低いほど、訪れたユーザーがサイト内を回遊してくれている、たくさんのページを見てくれているということになりますね。 新規セッション率 全セッションの内、初めてあなたのサイトを訪問したユーザー(新規ユーザー)のセッションの割合を指します。 ここでユーザーとは、ブラウザのCookie情報で判断するので、例えばcookieの有効期限が切れている(Googleアナリティクスでは前回訪問してから2年間あなたのサイトに訪れていない場合)、またPCでは訪問したことがあったがスマートフォンでは初めて、といったユーザーも、実際には同一ユーザーではありますが、Googleアナリティクス上では新規扱いとなります。 新規セッション率は高ければ新規ユーザーが多く、低ければリピーターが多いと判断出来ますが、高いか低いかどちらが良いというものはありません。 例えばリスティング広告やSEOに力を入れていれば、当然新規セッション率は高くなるし、購入者へのリターゲティング広告配信を強くすれば新規セッション率は低くなる傾向にありますよね。 広告出稿を行うなど、サイト運営をする中でのプロモーション状況に応じ、適切な数値で推移しているかを判断したり、「コンバージョン」の設定をすれば新規ユーザーとリピーターでどちらがより売上に貢献しているかが分かるので、売上向上にも役立てることが出来ます。 コンバージョン Googleアナリティクスでは、任意の成果地点を設定できる「目標」と、ECサイト用に売上や注文数などを成果として測定できる「eコマーストラッキング」の2種類をコンバージョンとして見ることが出来ます。 ■目標 サイドバーの[管理]→右側ビュー欄[目標]→[+新しい目標] より設定することが出来ます。 成果地点は、指定ページへの到達、指定ページに○分以上の滞在、1セッションあたり○PV以上など様々です。 ■eコマーストラッキング [管理]→「ビュー」の下の[eコマースの設定]からeコマースを有効にし、また専用のタグを設置することで見ることが出来るようになります。 売上などの重要指標をGoogleアナリティクスで取れるデータと紐づけてレポートを見ることが出来るので、ECサイトを運営しているのであれば設定を強くオススメします。 「目標」、「eコマーストラッキング」を設定することの重要性やそのやり方については、次回の記事で詳細に書きますので、参考にしてみてください。 以上がGoogleアナリティクスを見るのに役立つ用語です。 まだまだ多くの用語がありますが、まずはこれだけ押さえておけばすごく見やすくなると思います。 では続いてどういったレポートが見れるのか実際の画面を使って見ていきましょう。 見ることの出来るデータ 以下はレポートを開いた時、始めに出てくる画面です。 左カラムのメニューで見たい項目を絞り込むと右側にはその結果のレポートが数値とグラフで表示されるようになっています。 ここでEC担当者の方からよく聞くのは、Googleアナリティクスは指標として選べる項目が非常に多いため、「どの項目を選ぶと何が分かるのか」が分からない、ということです。 知りたい情報を得るために何を見れが分かればよいか、メニューの大項目「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」の順に沿って、見方をお伝えしていきます。 今のサイトの状況はどうか=「リアルタイム」 まずは[リアルタイム]です。 これはその名の通りで、現在のあなたのサイト状況を知ることが出来ます。 どこから何人くらい訪れているのか、今一番読まれているページはどこか、どういったキーワードで流入があったかなどが分かります。 ユーザーの瞬間的な反応を知ることが出来るので、例えばメルマガやSNSでの投稿をした直後の状況を知りたいときに利用できる項目です。 またリアルタイムは[概要]の項目がとてもよくまとまっているので、ここを見れば十分でしょう。 どんなユーザーが来ているか=「ユーザー」 続いてリアルタイムの下の項目、[ユーザー]です。 ここでは、どういったユーザーがあなたのサイトに訪れているかが詳しく分かりますが、 オススメなのは[概要]、[ユーザー属性→概要]、[モバイル→概要]の3項目です。 まずは[概要]を見てみましょう。 先ほど用語のところで出てきたものが多くありますね。 「ページ/セッション」は1セッションあたりで見られたページ数の平均、「平均セッション時間」は1セッションあたりでの平均滞在時間を表しています。 日々の変化を追うのに役立つのでこの項目はぜひ毎日見て頂きたいです。 次は[ユーザー属性→概要]です。 ここでは、あなたのサイトに訪れたユーザーの年齢と性別が分かります。 細かな数字は[ユーザー属性→年齢、性別]で見ることが出来ますが、おおよそあなたのサイトでターゲティングしている層がしっかり狙えているか、実はこんな層のユーザーが多い、といったようなことが分かります。 最後に[モバイル→概要]です。 ここでは訪れたユーザーがPC、モバイル、タブレットのうち、どの端末から流入してきたかが分かります。 例えばサイトにスマートフォンで訪れている人が多いと分かれば、よりユーザーに使いやすいようにスマホ最適化を行うなど施策が打ちやすくなります。 もっと多くの項目がありますが、まずは今挙げた3項目を見て、あなたのサイトに訪れているユーザーの特徴を確認してみましょう。 どうやってユーザーが来ているか=「集客」 [集客]では、ユーザーがあなたのサイトにどこから来ているかが分かります。 ここで見るべき項目は[すべてのトラフィック→チャネル]です。 用語の「チャネル」で出てきた流入経路ごとに、ユーザーの動向が数値化されています。 「Default Channel

もっと読む

ECに国境はない!日本文化をおもてなしする「越境EC」実態調査

こんにちは。nex8事業部の脇本です。 インターネットを使うことで身近にあるPCや携帯端末からいつでもどこでも気軽にECサイトでお買いものができますね。 最近ではその「どこでも」というのが海外にまで広がってきています。 元々海外の商品は現地に行くか、インポートショップで扱っているものしか買うことが出来ませんでしたが、ECサイトを現地の言葉に合わせたり、通貨を対応させたりすることで、海外から商品を買えるサイトが出てきています。 こういった、海外のユーザーに対して自社の商品をECサイトで販売する「越境EC」について今回は調査してみました。 なおここでは、日本のショップを海外に出店するケースを想定してご紹介していきます。 越境ECとは 先ほども少し触れましたが、越境ECとは、自国で出店しているECサイトを、海外ユーザー向けに対応させて出店することです。 具体的には、多言語対応や支払い方法等の整備をすることで、海外ユーザーが現地からあなたのサイトの商品を買える取引形態のことを指しています。 日本であれば、FROM JAPANやMonotaROなどが代表的な越境ECといえます。 このような越境ECと呼ばれる、インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引サービスは毎年飛躍を遂げています。 経産省の電子商取引に関する市場調査によると、日本国内のEC全体での市場規模は平成27年には13.8兆円にも上り、また商取引のEC化も共に毎年伸長しています。 そして越境EC市場でも、米中の2か国の消費者が日本のECサイトで購入した金額が2,229億円と平成26年の2,086億円に比べ、143億円も伸長しているのです。 日本の越境EC市場規模が拡大している要因として、実店舗を現地に出すよりもリスクが低いこと、また海外販売が可能な越境ECモールやショッピングカートも出てくるなど、海外ユーザー向けにEC店舗を出店することのハードルが下がってきていることが考えられます。 どんな商品に需要があるの?越境ECに適した商品とは 2016年の訪日外国人観光客は約2403万人と4年連続で過去最高記録を更新していて、それに伴い日本製品の認知度も増加していることが伺えます。 越境ECが伸びてきているもう1つの要因として、海外ユーザーによる日本への関心と、日本独自の商品に対する強い興味が考えられるのではないでしょうか。 ここで、訪日外国人観光客が日本でどのようなものを購入しているかがわかるデータを見てみましょう。 こちらの表は環境省が公開している訪日外国人消費動向調査から訪日外国人のお土産品の購入率と購入単価のデータを一部の国で抜粋したものです。 データからお菓子類が最も購入されていることが分かりますが、これはお土産として一番購入しやすいアイテムであることが挙げられるでしょう。 日頃みなさんも、たくさんの人に渡しやすく手頃な価格で手に入るお土産として、現地ならではの味やパッケージが楽しめる個包装タイプのお菓子を購入することは多いと思います。 次いで、「その他食料品・飲料・酒・たばこ」が購入されています。 日本酒を始めとしたアルコール類の人気が高いようです。 医薬品や化粧品も多く購入されていますが、これは主に中国と韓国での購入率が高いです。 中国・韓国では高品質、高機能な製品を求める消費者層が多く、日本の製品に対しては安全性も含め信頼が厚いため、よく購入されているようです。 「爆買い」という言葉も流行りましたよね。 また日本ファッションの人気から服の購入率も高いですし、ヨーロッパ圏においては特にマンガ・アニメや和服・民芸品といった日本文化に触れる物の購入率が高くなっているのが分かります。 このように日本の製品を訪日した際に知って(もしくは事前に知っていて)関心を持ち、帰国後その商品をECサイトで購入するというパターンを考えた時、お土産として買われていく商品は越境ECに適しているのではないかと考えられます。 ネットショップ担当者フォーラムのこちらの記事によると、山ト小笠原商店の運営する「北海道お土産探検隊」は、ECモールである楽天の海外販売サービスを2012年より利用し、日本でも人気の高い「白い恋人」などが売上の中心として2014年には海外販売の売上高が1億円を超えたそうです。 化粧品などの定期的にリピートしそうなものでなくても、お菓子などお土産で知って気に入ってもらえる可能性のある商品には越境ECでのリピート購入ニーズが高くなるのかもしれません。 越境EC経由では商品を購入する消費者が、様々な仲介業者を通じて手数料が多く付いてしまう輸入商品の価格と比較して、安く購入できるというメリットもあります。 わざわざ訪日せずとも、ECサイトを通じて安く購入できるというわけです。 国別で見ると需要のあるものは様々ですが、越境ECとして成功しやすい商材として言えるのは、日本製のお菓子、信頼性の高い医薬品や化粧品、そして日本ブランドのアパレル用品やマンガ・アニメ関連の商品といった「日本独自の物」のようですね。 現地にいながら、日本の高品質な商品を比較的低価格で購入することができる越境ECは、今後も利用者数が伸びていくと予想できます。 越境EC実施までの課題 越境ECは海外に実店舗を出すこと無く販売ができるので、リスクは軽減されています。 それでも、国内のEC事業経験のみではカバーしきれない、海外向けだからこその課題もあるので、こちらも紹介したいと思います。 課題は大きく分けると以下の3つです。 ① 言語 ② 配送方法 ③ 決済方法 ① 言語 海外向けにECサイトを出店するに当たり、その国に対応した言語に変換しなくてはなりません。 商品の詳細説明文やおすすめの商品に対してのセールス文なども正しく翻訳する事が必要になります。 また、日本人向けのサイトをそのまま外国語に翻訳したもので良いかというと、そういうわけにもいきません。 国によって、文化的な違いから色やデザインの与える印象も変わることや、使いやすい馴染みのあるサイト構成も異なることから、それに添ったサイト内の修正も必要となります。 ② 配送方法 FedExやヤマト運輸、日本郵便など配送サービス会社も様々あるので、海外への配送自体はそれほど難しくありませんが、EC運営事業者は税関通知書(税関提出書類)とインボイス(海外ユーザー宛の請求書)を準備しなければいけません。 また長距離の配送になるので、商品破損のリスクを踏まえて梱包しなくてはならず、国内配送よりも時間と手間はかかることになります。 ③ 決済方法 例えば中国ではクレジットカードの不正利用が多いため、ECサイトではあまり普及していません。 代わりに消費者と事業者の間に入り、クレジットカード決済の代行や電子マネーによる金銭のやり取りを代行してくれるPaypal(ペイパル)や、支払宝(アリペイ)などのオンライン決済サービスが主流となっています。 またコンビニ決済や代引きも多く使われているので、幅広い決済方法に対応しておく必要があります。 その他、海外では商品を購入する前にチャットで問い合わせをするという事も少なくないそうで、それに対応できるカスタマーサポートもあったほうが良いでしょう。 このように様々な課題があるのも事実ですが、自社で全てのサポート体制を整えなくても、海外販売が可能な越境ECのモールやショッピングカートもあるので、そういったところを活用すれば比較的簡単に海外出店も可能になってきています。 越境ECとして自社サイトを出店させる前準備として、まずサイトを出店したい国での市場調査から始め、訪日外国人観光客が自社商品の何に興味を持っているかなども踏まえ、消費者のニーズを細かく読み解いてく事が、成功を掴むための第一歩といえるでしょう。 まとめ 越境ECで利益を作るカギとなるものは、国内ECと同様に、やはりリピート購入だと思います。 日本ならではの物、且つ一度だけでなく何度も購入したくなるような商品やバリエーションなどが越境ECでの成功の秘訣となりそうです。 その為には、訪日外国人観光客がお土産としてではなく、自分の為に購入していく商品を知ることが重要になってくるのではないでしょうか。 2020年に東京オリンピックが開催されることにより、多くの外国人観光客が日本に訪れることが予想されるため、さらなる日本製品の認知拡張や拡販に繋がると期待できますよね。 東京オリンピックに備えて、ここで一度海外向けサイト構築や精度向上を検討してみるのはいかがでしょうか。 今回は、成長する越境ECについてお話しました。 なにか1つでも皆さんの参考になれましたら幸いです。 この内容を気に入っていただけましたら、シェアしていただけると嬉しいです。

もっと読む

ダイナミックリターゲティングサービスの提供会社だけが知る、よく起こる失敗例とその対処法

こんにちは。 弊社サービスのnex8はダイナミックリターゲティングによる広告配信を行っています。 このダイナミックリターゲティングは基本的にはCPAを抑えて効率的に獲得できるものですが、もちろん時にはCPAが改善しにくいといったケースもあります。 そこで今回はnex8での実際の運用経験をもとに、表示バナー、データフィード、取得情報の3つの観点から、よく起こる失敗例とその対処法についてご紹介します。 現在実施中の人もこれから予定している人も、ぜひ参考にしてみて下さい。 ダイナミックリターゲティングとは まずはダイナミックリターゲティングの概要と配信の仕組みについて簡単に説明します。 ダイナミックリターゲティングは動的リマーケティングとも呼ばれており、ユーザーが見た商品とそれに関連する商品を組み合わせたバナーを表示し、ユーザーごとに最適な広告を提供できる配信手法です。 配信するバナーに「商品名」や「商品画像」「価格」「商品説明」など商品を構成する詳細情報を表示させてユーザーが商品を閲覧した際の記憶を呼び起こすことができ、バナーをクリックするとそのまま商品ページに遷移することでCVR(コンバージョン率=成約率)も高められるなどのメリットがあります。 配信の仕組みとしては、サイトに設置したタグによって「どのユーザーがどの商品を見たのか」という情報(商品ID)を取得し、その情報とデータフィード(自社の商品データを広告配信サービスの形式に合わせて変換・連携させた商品データリスト)の商品情報を紐づけることで、ユーザーごとに最適な広告を自動生成し配信しています。 詳しくはこちらをご覧ください。 「よくぞ出してくれた!」と思わず言ってしまう広告とは!?ダイナミックリターゲティング完全解説決定版! これがないと動的広告が実施できない!?配信に必須のデータフィードとは このようにダイナミックリターゲティングは費用対効果に優れた配信方法なのですが、ここからは実際に配信をしていく中でよく起こる気を付けなければならないことを見ていきましょう。 表示されるバナー広告に関すること まずは表示されるバナー広告に関してです。 ■広告テンプレート(バナー)がサイトのイメージとかけ離れている 広告テンプレートはダイナミックリターゲティングの広告バナーを作る時に使う、色味や構成の変更が簡単に出来るテンプレートのことです。 ダイナミックリターゲティングでは、商品情報をどう載せるかと併せて、どういった色味にするかも重要になってきますが、この時Webサイトとバナーでイメージが違いすぎてしまうと、ユーザーがサイトに訪問してもすぐ離脱してしまうことが多くあります。 作成する広告バナーはWebサイトで使用している色(カラーコード)や訴求文言と同じにして、ブランドのイメージを統一させるようにしましょう。 データフィードに関すること 続いてデータフィードです。 バナーを動的(ダイナミック)に生成する際に使用するデータフィードには注意点が一番多くありますが、今回はその中でもやりがちなものをピックアップしてご紹介します。 ■バナー上の文字数が多くなり見にくくなってしまう 主に商品説明の部分でやってしまう事例です。 素材や大きさ、特徴などを説明文に入れ込みすぎてしまうと文字数に制限のあるバナー上では、全文が表示されなかったり、文字だらけで見にくくなってしまったりと、ユーザーの見る気を削いでしまいます。 またダイナミックリターゲティングでは、ユーザーの見た商品の数によってバナーに表示される商品の個数も1個、2個、3個と変化します。 表示する商品の個数によって商品の表示面積も違うため、文字量が多いと全ての文言が入りきらないといったこともあるのです。 動的バナーはデータフィード情報をもとに生成するので、確実に届けたい情報は先頭で記述しておく、または必要以上に情報を詰め込みないようにして、ユーザーが一目で商品を認識できるよう、データフィード情報の最適化を行いましょう。 ■商品名の先頭に共通の文言が入っている 全ての商品名の先頭に「○○ストア」「(ブランド名)」のように記載されている、またはキャンペーン中やSALE中の時には、「★SALE開催中★」といった文言が入っていることがあります。 このような表記の場合、商品名が途中までしか表示されず、何の商品分からないといったことが起きてしまいます。 もちろんSALEを全面に訴求したい場合であれば問題ありませんが、データフィードを作成する段階でどのように表示されるかを考え、想定と異なる表示がされそうであればこういった文言を除外するようにしましょう。 ■同じ商品が色やサイズ違いで出てしまう ダイナミックリターゲティングでは、ユーザーの見た商品を広告上に表示できることや、売れ筋商品、同カテゴリの人気商品をレコメンドできることなど、リターゲティング+レコメンドで配信できることが特徴の1つです。 この時フィードに商品情報の色違いやサイズ違いまで記載すると、例えばユーザーがシャツを見た際にバナーとして、見ていたシャツ+色違いの同じシャツ+サイズ違いの同じシャツといったように表示されることもあります。 これでは別の商品やもっとオススメしたいレコメンド商品が上手く表示されなくなってしまいますね。 データフィード作成時には、同じ商品の色違いやサイズ違いの記載を絞るようにしましょう。 ■データフィードの更新頻度が低い

もっと読む

マルチデバイスとどこが違う?今流行りのクロスデバイスについて

こんにちは。nex8事業部の井上です。 今回はマルチデバイスとクロスデバイスについてご紹介します。 最近よく「マルチデバイス対応」とか「クロスデバイス対応」など耳にはするものの、なんとなく知っているだけで違いがよく分からなかったり、混同してしまっている人も多いのではないでしょうか。 そこで、この2つの違いについて分かりやすく紐解いてご紹介出来ればと思います。 マルチデバイスとクロスデバイスの違い マルチデバイスとクロスデバイスの違いに入る前に、まずはそれぞれを説明していきます。 マルチデバイスとは マルチデバイスとは1つのコンテンツを複数のデバイス(端末)で同じように見られることです。 デバイスをまたいで相互に連携している状態のことをマルチデバイス化やマルチデバイス対応と呼びます。 マルチデバイス対応の代表的なサービスにLINEやTwitterが挙げられます。 これらはスマートフォンブラウザでもアプリでもパソコンでも、ほぼ同じ内容の閲覧・操作が可能になっているので、とても身近に感じるのではないでしょうか。 マルチデバイスに対応するためには ここではマルチデバイス対応する為の3つの手法について紹介します。 ・各デバイスに合わせた個別構築 パソコン用サイト、スマートフォン用サイト、タブレット用サイトというように、デバイスごとにURLを分けて専用のページ(HTMLファイル)を作成することで、ターゲットに合わせた情報発信が可能になります。 デバイスごとのデザインは個別に作成するのでこだわることができますが、サイト更新の際にはそれぞれのページをすべて更新することになるため手間がかかるなどのデメリットもあります。 ・自動変換サービス マルチデバイス化が進む中で手軽にマルチデバイス対応できる自動変換サービスも増えてきました。 メリットはパソコンサイトのURLを登録するだけで自動的にスマートフォンサイトを生成してくれるので、特別なメンテナンスなどが不要になる点です。 デメリットとしては、提供サービスの仕様によって構成が決まってしまうので細かなデザイン指定が出来なかったり、サービスの利用費がかかってしまう点が挙げられます。 ・レスポンシブWebデザイン こちらはページ(HTMLファイル)を分けること無く、ユーザーがアクセスしてきたデバイスの画像幅に合わせデザインを出し分け出来る制作方法です。 Googleが公式ページでレスポンシブWebデザインを推奨すると宣言してから、これに対応するサイトも増えていますが、ワンソース(ひとつの元データ)で行えるため更新の手間がかからないと言う点だけでも非常にメリットがあり、今後のマルチデバイス対応においては、このレスポンシブWebデザインが主流になってくるのではと思います。 マルチデバイス対応の際には、これら3つの手法から自社サイトの規模や目的に合わせて対応していく事をおすすめします。 クロスデバイスとは では続いてクロスデバイスです。 クロスデバイスとは、複数のデバイス間で1つのコンテンツが流通し使用出来ることです。 例えば、みなさんも普段の生活の中で朝の出勤時間やお昼休憩に調べていたECサイトのURLを、帰宅後の自宅でゆっくり見るためにタブレットやパソコンにURLを転送したり共有したりした経験はないでしょうか? このように、異なるデバイスで同じコンテンツをユーザーが利用するという行動をクロスデバイスと呼びます。 まとめると、「マルチデバイス」とは複数のデバイスでも同じコンテンツが閲覧できる状況を指すのに対し、「クロスデバイス」とはマルチデバイス対応しているコンテンツを複数のデバイスでユーザーが利用・共有すると行動を指しています。 つまりクロスデバイスはマルチデバイス対応が完了した状態(=各デバイスからのアクセス先URLは常に同じ)でないと成り立たない、ということになります。 ユーザー動向の変化 では次に、なぜ近年マルチデバイス・クロスデバイス対応が注目されるようになったのか考えてみましょう。 以下にご紹介するのは、Yahoo!JAPANの実施したマルチスクリーン環境におけるデバイスの利用実態調査からの引用データです。 ・2人に1人はほぼ毎日タブレットを利用 これには少し驚いたのですが、タブレットを利用している人が多くなってきているようです。 タブレットの場合スマートフォンの手軽さとパソコンの見やすさを兼ね備えているので、ネットショッピングや動画コンテンツの視聴が増えている現代ではマッチしているのではと思います。 自宅で利用する人が増えているのも納得がいきますね。 ・パソコン利用者の約8割が自宅で利用 古くからあるパソコンもなんだかんだ欠かせないデバイスですよね。 仕事の資料作成や編集などが用途として多い印象ですが、30代以上のパソコンからのネットショッピングは70%以上と非常に高い数値となっています。 ・5人に2人は毎日2台以上の異なるデバイスを利用 調査によると回答者の41%が毎日2台以上のデバイスを使っているとのデータが出ています。 改めて気づいたのですが自分自身も普段はスマートフォンを所持していて、職場ではパソコンを使用しているので、2台使用は今では当たり前になってきているのかも知れません。 デバイスの多様化が進んでいる中、このようにユーザーは自分の生活に合わせてデバイスを使い分けている状況にあります。 マルチデバイス対応が基本のSNSを通じた情報流通が今後ますます重要になってくると考えると、ユーザーの利便性を高めアクセスを取りこぼさないためにもマルチデバイス対応を早急に考えておいたほうが良さそうですね。 クロスデバイスにおける広告施策 前述した通り近年では使用目的や場所によってユーザーは複数のデバイスを使い分けています。 そして、そのような背景からマルチデバイスに対応する企業が増え、広告もそれに応じて出稿をしているところが増えてきている状況です。 この時注意しなければならないのが、効果計測やユーザーの紐付けをどのように行うかということです。 例えば、アパレル企業のECサイトでダイナミックリターゲティング広告の施策を行う事になった場合を考えてみましょう。 これまでであれば、Cookieを元にして、パソコンでサイトを閲覧したユーザーが再度パソコンのブラウザを見ている時に広告を配信し、効果を測定することが出来ていました。 しかし今ではこのユーザーはスマートフォンでもサイトに訪れます。 その時違うユーザーだと識別し計測してしまうのは避けたいですよね。 クロスデバイスにおける効果計測の代表例としてGoogleのユニバーサルアナリティクスがあります。 ユニバーサルアナリティクスでは、ユーザーを識別するための「User-ID」と呼ばれるIDを設定することでクロスデバイス計測が可能になります。 これにより、パソコンを閲覧した後のスマートフォンによる購入が多いのか、もしくは初めからスマートフォンで閲覧しそのままスマートフォンで購入するのが多いのかなどのレポートを見ることができるようになります。 またユーザーがスマートフォンでネットサーフィンしている時にも、そのユーザーがパソコンで閲覧していた情報を元に広告配信することが可能になるといった具合です。 ただし、あらかじめユーザーを識別するIDを付与できるサイトでないと、ユニバーサルアナリティクス上でパソコンとスマートフォンから訪問したユーザーとして紐づけることが出来ません。 ECサイトの場合、購入時にログインをするのであれば、このUser-ID機能を活用することが出来ます。 また、個別のIDやログイン情報を元に効果計測を行うので、個人の特定はされないもののプライバシーの観点からも難しい問題ではあります。 ユーザーのネット利用状況の変化に合わせて、より便利な技術の開発は進化していくことは間違いないのではないでしょうか。 まとめ いかがだったでしょうか。 日々進化していくアドテクノロジーですが、基本となるのは全て「ユーザー」であることは間違いないと思います。 ユーザーの利用に合わせて適したアプローチをするためにも、まずはマルチデバイス対応は必須と言えるでしょう。 ユーザーの利用状況に合わせ、クロスデバイスの行動履歴を横断的に取得していくことで、今後さらに精度の高い分析・プロモーション施策の実施が可能になると考えます。

もっと読む

教えて!リターゲティングって本当に効果があるの?

こんにちは。nex8事業部の水井です。 今回は、このブログで何度も登場しているテーマ「リターゲティング」について改めてお話しようと思います。 リターゲティングについては仕組みやメリット、配信方法などたくさんご紹介してきたので、すでにご存じの方ばかりですよね。 もう一度しっかりおさらいしたい方はコチラ! 2000年代初頭に登場したリターゲティングは、今ではWebマーケティング施策としては当たり前となり、必ず導入すべき手法と言われるまでに存在を確立しています。 そんなリターゲティングが登場して約10年あまり、様々な新しい広告手法の誕生により、「リターゲティングって本当に意味あるんだっけ?」「リターゲティングのメリットってなんだっけ?」などといった声も聞かれるようになりました。 そこで、この記事ではそういったよく聞く疑問をもとに、リターゲティングの存在意義について、メリットと指標の点から改めて考えてみたいと思います。 再考①リターゲティングのメリット まずはリターゲティングの定義を確認しておきましょう。 リターゲティング広告とは、インターネット広告の配信方式の中でも「あなたの運営するWebサイトに訪れたユーザーだけにディスプレイ広告やテキスト広告を配信し、再訪問を促す事が出来る広告の配信手法」でしたね。 つまりは、購入する見込みのあるユーザーのみに広告配信をすることで、取りこぼしをなくし、その方々にしっかり購入してもらうための手法ということです。 では、そんなリターゲティング広告を配信することのメリットとは何なのか、よく聞く疑問の声をもとにご紹介していきます。 「リピーター(既存ユーザー)しか獲得できないでしょ」 リターゲティングは、先程定義づけしたようにサイトに訪れたことがあるユーザーに限定して広告を配信するものなので、「リピーター(既存ユーザー)しか獲得できないでしょ」なんてことをよく言われたりもします。 しかし実は、まだあなたのサイトで購入経験のない新規ユーザー(※)を獲得する施策としても、リターゲティングを効果的に活用することは可能なのです! (※)ここでの新規ユーザーはあなたのサイトでまだ購入履歴等のCV(コンバージョン)が無いユーザーを指します。 というのもリターゲティング広告は、ただサイトに訪れたことのあるユーザーに配信するだけではなく、様々なセグメントを柔軟に設定することができる手法です。 今回の新規ユーザー施策で言えば、サイトに訪れたことのあるユーザーの中で、購入経験のないユーザーだけを抽出して配信することが可能なのです。(コチラの記事でも詳細にご説明しています。) またそのユーザー群の中でも、より柔軟かつきめ細かいセグメント軸で、複数のユーザー群に分けて広告配信することもできます。 例えば、「トップページだけ見て離脱してしまったユーザー」「商品詳細まで見てくれたユーザー」「カートに商品を入れているけど買い忘れているユーザー」というようなサイト階層での軸や、「1回サイトに訪れたユーザー」「10回訪れたユーザー」といったサイト来訪数での軸などがあります。 つまり、新規ユーザーの獲得という点で見れば、たくさんの人への認知効果が期待できるブロード配信よりも、一度サイトに訪れているというアドバンテージがあり、また様々な切り口でユーザーをセグメントできるため、リターゲティングは新規ユーザーを獲得するには確度が高く、効率的な施策とも言えます。 「CV確度がすでに高いユーザーに広告配信しても意味あるの?」 次は、既存ユーザー施策としてのリターゲティングについてご紹介します。 これはリターゲティングが、サイトに訪れたことのあるユーザーだけに広告を配信し、再訪問を促す手法であることから、真骨頂とも言うべき役割とも言えます。 とはいえ、既存ユーザーであるということは、新規ユーザーよりも購入に対する敷居は低く、「そのようなCV確度がすでに高いユーザーに広告配信しなくてもCVしたんじゃないの?」という疑問を頂くこともあります。 確かに、広告配信をしなくてもCVしていたかもしれないユーザーが一部含まれる可能性は否定できません。 では広告配信をしてもしなくても結果(CV数)は変わらないのでしょうか。 検証した結果、そうではないデータが多く出ているので、その中からここで1つ事例をご紹介します。 nex8をご利用中のEC企業様で、nex8を停止してみた時と実施している時でCV数を比べてみるとCPAを大きく変えることなく、獲得件数を2倍以上に増やすことができました。 効率よくCV数を増やせるのなら、実施した価値はありますよね。 リターゲティング広告経由のCVすべてが「もともとCVする気のなかったユーザー」ではないとしても、少しでもCVする気があるかもしれないユーザーを確実に購入に繋げているという点で、しっかりとその役割を果たしていると言えます。 また、既存ユーザーへの配信については、購入したユーザーに関して「今買ったばかりのユーザーなのに、広告を出すのは迷惑なのでは?」なんていう声も聞くことがあります。 こちらは、CVしたユーザーを除外する、もしくはサイト訪問から30日経ったCVユーザーへのみ配信するなどといった設定をすれば、簡単に解消することができます。 再考②リターゲティングの評価指標 リターゲティングが、新規と既存、2つのターゲットユーザーに効果的に広告配信ができるとわかったところで、次はその評価指標にどんなものがあるのかを見ていきましょう。 どの指標を採用するかは、広告が本当に貢献できているのかを判断する大事なポイントとなります。 実際にnex8で広告配信をしている企業様が採用しているものをもとにご紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。 「本当に貢献できてるの?」~CV件数・CPA編~ リターゲティングとは、サイトに一度訪れたユーザーに対して様々な切り口から配信する手法であるため、貢献の仕方は複雑で、評価方法も多岐にわたります。 その中でもまずは、わかりやすい評価指標であるCV件数やCPAについて考えてみましょう。 CPAは、いくらの広告費でCVが獲得できたのかを直接示すため、こちらを広告指標においている企業様がとても多いです。 このCPAの算出方法は、広告費用をCV数で割るというものなので、CV件数が非常に重要になってきますよね。 リターゲティングを導入したことがない、または実施しているがあまり活用できていない企業様の場合、リターゲティング導入で大きく変わるのは、このCV数が増えるという点でもあります。 では、リターゲティングによってこれらのCV件数は、どのように増やすことができるのでしょうか。 リスティングのみを実施している企業様での事例をご紹介します。 まず、CVには捉え方が様々あるので、ここではCVを「ラストクリックCV」「セッション内CV」「アトリビューションCV」の3つに分けて考えます。 ・ラストクリックCV‥ユーザーが最後に接触(クリック)した広告のみをユーザーの決め手となったとして評価するCV。 ・セッション内CV‥広告を見てすぐに購入したCV。広告クリックからそのままの流れで(セッション内で)CVしているため、より直接的な貢献を評価するCV。 ・アトリビューションCV‥間接的な貢献。ユーザーが複数の広告に接触した場合、少なからずそれらによるアプローチも評価できる。 上記のように、リターゲティングの実施前と実施後では、240%までCV件数を増やすことができました。 グラフを見ると、全体CV数の増加はもちろん、アトリビューションCVも多く獲得できているのがわかりますね。 このことから、直接的ではないにしろ、CV数増加に貢献できているということがまず言えます。 これはつまり、ユーザーがCVにたどり着くまでの経路を増やしてあげているということです。 たとえば、リスティングしか実施していない企業様の場合、CVにたどり着くには以下の4通りの経路が考えられます。 【リスティングのみ実施の場合】 ① 自然流入→CV ② リスティング→CV ③ 自然流入→リスティング→CV ④ リスティング→自然流入→CV リターゲティングを実施すると、この経路を増やしてあげることができるので、CVまでたどり着くチャンスも増やすことができますよね。 (ここでは、自然流入→リスティング→リスティング→CVのように同じ広告手法が出てくる場合を除いています。) 【リスティング、リターゲティング実施の場合】 ① 自然流入→CV ② リスティング→CV ③ 自然流入→リスティング→CV ④

もっと読む