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「よくぞ出してくれた!」と思わず言ってしまう広告とは!?ダイナミックリターゲティング完全解説決定版!


はじめまして! nex8事業部で営業を担当している恩田です。

nex8では「ダイナミックリターゲティング」と呼ばれるネット広告の手法を使って、広告主様のWebマーケティングのお手伝いをさせていただいています。

リターゲティングの中でも特にダイナミックリターゲティングは最近注目度を上げている手法なのですが、横文字が多く難解な印象も強いせいか、一体どんな広告手法なのかをちゃんと説明出来る方は少ないように思います。

そこで今回は、ちょっと気になっている、または詳しく知りたいと思っているEC担当者の方の役に立てるよう、ダイナミックリターゲティングの基礎を解説してまいります。

レコメンド、ダイナミック、カタログフィード・・
謎の言葉にはもう迷わない!ダイナミックリターゲティング完全解説決定版、それでは参りましょう。

ダイナミックリターゲティングとは

ダイナミックリターゲティングを説明する前にまずはリターゲティングとは何かをおさらいします。
リターゲティングとは、「あなたの運営するWebサイトを訪れたことのあるユーザーだけに、ディスプレイ広告やテキスト広告を配信し、再訪問を促せる広告配信手法」でしたね。

詳しくは「今さら聞けない!? リターゲティング広告についてEC担当者が知っておきたい基礎知識」にて説明してありますのでぜひ読んでみてください。

ではダイナミックリターゲティングの「ダイナミック」ってなんでしょうか。

力強い感じとか、躍動的なものを表す時に使う言葉のイメージで、なんだかすごそうですが、やっぱりよくわかりませんね。
「ダイナミックリターゲティング広告」というその言葉は聞いたことがなくても見た事はある人が多いと思うので、まずは見てみましょう。

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このように、通常の広告バナーとは何となく違う、特定の商品の写真や値段などが細かく表示された広告バナーを目にしたことはないでしょうか。
これがダイナミックリターゲティングによって配信されるバナーのイメージです。

「ダイナミック」には、先ほど出た意味の他に、「動的」という意味があります。
動的とは、プログラミングの分野では、状況に合わせて柔軟に変わるものを指していて、「動的バナー」「動的ページ」「動的に表示する」などという使い方をします。
実際、動的リターゲティング、または動的リマーケティングと言った名称でダイナミックリターゲティングを提供しているサービスもあります。

そこで通常のリターゲティングとダイナミックリターゲティングをまとめると、リターゲティング広告が「一度広告主サイトに訪れたことのあるユーザーに(広告主様が)出したい広告を表示する」ものであるのに対し、ダイナミックリターゲティング広告はそれに加えて「ユーザーごとに最適な広告バナーを表示する」のが特長です。

なお、反対語は「静的」(スタティック)。
予め決まっている状態が変化しないものを指し、通常のリターゲティング広告がこれに当たります。
通常バナーでのリターゲティングをスタティックリターゲティングと呼ぶこともあります。

では、ダイナミックリターゲティングでどういった広告が表示、配信されるのか、もう少し具体的な例を考えてみましょう。

  •  

    あなたは1週間ぐらいの海外旅行ツアーを考えていて、通勤中に旅行サイトを見ました。
    イタリア旅行7泊8日のツアー商品を見ていたら仕事場の最寄駅に着いたので、その時は特に何も決めることなく、旅行サイトを見るのをやめました。

    後日、今度はまとめサイトでオススメのスーツケースを見ていると、「この間見ていたイタリア旅行7泊8日のツアー商品」、「行き先がイタリアのツアー商品」、「日程が同じようなツアー商品」と、見たことのある商品とそれに似たような商品が広告バナーで出ているじゃないですか。

    あなたはこの前見た商品を思い出すとともに、ほかの商品にも興味を持ったので、バナーをクリックして、通勤中に見ていた旅行サイトに再訪問しました。

  • イタリア

 

このように、ユーザーが見た商品に合わせカスタマイズされた広告を出す手法がダイナミックリターゲティングです。
またダイナミックリターゲティングには、前述の例にもあるように、実際に見た商品以外のオススメ商品を配信する「レコメンド配信機能」もあります。
自分が興味ある商品に似た商品が広告として出てくるので、それを見たユーザーさんも「おっ!」となってくれそうですよね。

※レコメンド配信とは
利用者の好みに合った物品やサービスを推薦する広告配信手法です。
レコメンド配信の詳細についてはこちらをご覧ください。
レコメンド広告を試してみたいあなたへ!基本的な仕組みと業種別活用例

ダイナミックリターゲティングの強み

通常のリターゲティングとの効果比較

ここからはこれまでのような通常のリターゲティングと比較したダイナミックリターゲティングの強みを見ていきます。

下図は、弊社の通常リターゲティング(スタティック)とダイナミックリターゲティングの配信実績比較です。
他の広告配信サービスではまた異なる場合はありますが、一例としてご覧いただければと思います。

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  • trans_cvr

 

青の棒グラフがダイナミックリターゲティング、灰色が通常のリターゲティングを表しています。

比較した業種(人材、EC、不動産)ではどれも顕著に効果の違いが表れていますが、これはダイナミックリターゲティングが「ユーザーのニーズを満たした配信」を追及している広告手法だからだと言えます。
具体的にどういうことか、次の章で解説していきます。

ダイナミックリターゲティングが強い理由

ダイナミックリターゲティングで向いている商材は一般的にアパレルEC、旅行、人材、不動産といったジャンルだと言われています。

これらのジャンルの商品の共通点は、商品種類が豊富で商品点数が多いということです。
種類が多ければそれだけ人の好みは様々ですよね。
服なら『サイズ、値段、色』、旅行なら『日程、場所』、人材なら『年収、勤務形態』など、重視する要素も違ってきます。
また数が多ければ、その好みに合致した商品をサイト内で探すのもなかなか大変なことが想像できます。

実店舗のように店員さんに相談できないECサイトでは、希望の商品を見つけられずサイトを離脱してしまうケースも多いでしょう。

そういった課題に対してダイナミックリターゲティングでは、ユーザーが見たことのある商品という、少しでも興味を持っていたと考えられる商品広告を配信します。
さらに、その商品の持つ要素から解析したオススメ商品をプラスで出すこと(レコメンド配信)で、ユーザーは実店舗で店員さんから提案してもらっているような消費体験ができるので、高い訴求力を持っています。

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また広告バナーの自動生成だけでなく、バナーをクリックした時のリンク先もカスタマイズできるため、ユーザーはすぐに商品詳細ページに遷移することが出来ます。
一律でトップページに遷移するのに比べ購入までの導線も短く、コンバージョンを逃しにくいことも強みの一つです。

ダイナミックリターゲティング配信の仕組み

ダイナミックリターゲティングを実施するために必要になるものは大きく2つ。
「ダイナミックリターゲティングタグ」と「カタログフィード」です。

これら2つにより、ユーザーがこの商品を見た、と判別し、「ユーザーごとに最適な広告バナーを表示する」ことが可能になります。

具体的なそれぞれの役割を説明していきます。

ダイナミックリターゲティングタグ

サイトに設置した「ダイナミックリターゲティングタグ」は2つの役割を担います。

① Cookie(クッキー)をユーザーに付与する
簡単に言うとあなたのサイトに来たユーザーが誰なのかを判別している、ということになります。
詳しくは「知らないあなたは損してる!「タグ」と「Cookie」が動かすリターゲティングの仕組み」をご参照ください

② ユーザーがどの商品を見たかを判別できる情報をサーバーに送る
これはその商品だけに設定されている情報(固有値や商品ID)を広告配信サービス会社のサーバーに送ってもらうことで、「誰が」「どの商品を見ていたか」を判別しています。
通常のリターゲティングタグではそういった情報は取得出来ないので、専用のダイナミックリターゲティングタグが必要になります。

例えばユーザーAがイタリア旅行7泊8日という商品を見た場合、イタリア旅行7泊8日の商品IDである001とそれをAが見たという情報がタグからサーバーに送られている、ということです。

しかしこれだけではダイナミックリターゲティングは実施出来ません。
そこで、タグの設置に合わせ、もう一つ必要になるのがカタログフィードです。

カタログフィード

ダイナミックリターゲティングタグを設置することで、その商品だけに設定されている情報(固有値や商品ID)が広告配信サービス会社のサーバーに送られるようになりました。

しかし、商品IDは数字やアルファベットの羅列で構成されることが多く、サーバーからしてみれば単体で見ても何の商品かわかりません。

そこで必要なのがカタログフィードです。

カタログフィードはタグで送られてきた商品IDが何の商品か分かるようまとめたものです。
下記はサンプルイメージです。

フィードサンプル

これを元に、サーバーは「商品ID:001」は「イタリア旅行7泊8日」であると判断し、必要な広告を生成します。

配信の流れ

「ダイナミックリターゲティングタグ」と「カタログフィード」によって、どのユーザーが何の商品を見たのか判別することが出来るようになりました。
では最後に配信までの流れをまとめてみましょう。

① サイトに設置したダイナミックリターゲティングタグによって、誰がどのIDの商品を見ていたかを判別し、サーバーへ送る。
② 配信時、サーバーに送られた情報とカタログフィードを紐づけて、そのIDの商品情報を取得する。
③ ユーザーが見ていた商品に合わせたダイナミックバナーを自動生成し表示する。

配信の流れ

上図のような流れと仕組みでダイナミックリターゲティングは配信されています。

まとめ

ダイナミックリターゲティングはユーザーが見ていた商品に合わせて、ユーザーごとに最適な広告バナーをリアルタイムで自動生成し、表示する広告手法です。

タグやフィードなどを準備することで、「ユーザーのこだわりを読み取り、ユーザーの悩みを聞き広告を提示し、ユーザーが買いやすいように導く」のがダイナミックリターゲティングの最大の魅力です。

Cookieを使って、サイトに来たことがあるユーザーをターゲティングしよう(リターゲティング)という潮流から、さらに、ユーザーのサイト行動情報を広告に追加して一人一人に合った広告を出そうとしているのがダイナミックリターゲティングです。

広告は何かと邪魔だ!と言われがちですが、一人一人に寄り添った広告を出したいという思いが、ダイナミックリターゲティングに繋がったのではないかなと個人的には思っています。

そんな広告を僕たちnex8も作っていきたいですね。


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このブログは株式会社ファンコミュニケーションズでリターゲティングサービスを提供しているnex8事業部のメンバーが中心に運営しているメディアです。
中小EC向けに役立つ情報を分かりやすくお届けしています。
nex8に関して少しでも興味を持っていただけましたら、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

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恩田 貴大

新卒入社。A8事業部で営業に従事し nex8事業部ミッションの『「よくぞ、出してくれた!」なんて言われる広告を』に惹かれて、やってきました。夢はWBC公式スポンサーになる事。注目選手は中日の岡田と平田。

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