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EC担当者必見!今話題のアプリダイナミックリターゲティングとは!?その魅力を徹底解剖!


こんにちは。nex8事業部の井上です。
前回ECサイトのスマホアプリ化についてご紹介しましたので、今回はスマホアプリ化した後のプロモーションについて書きたいと思います。

特に今回は、最近お客様からのお問い合わせが増えているアプリダイナミックリターゲティング(以下:アプリダイナミック)についてご紹介させて頂きます。
実際の広告としてまだ目にしたことが無い方や、そもそもアプリダイナミックを知らない方にも基本的な部分から仕組みまで、アプリダイナミックの魅力をお伝え出来ればと思います。

アプリ向けダイナミック広告や、アプリ向けリターゲティング配信など様々な名称がありますが、この記事ではアプリのディープリンクを用いたリターゲティング方法をアプリダイナミックリターゲティングと定義しています。

アプリプロモーションの種類

まず、アプリにおけるプロモーションの種類を整理すると、アプリプロモーションには大きく分けて2種類の軸があります。
1つはアプリをリリースした際に行う「インストール訴求」、もう1つはインストールした後のユーザーに対する「リテンション訴求」です。

アプリダイナミック画像①

「インストール訴求」とは、その名の通りリリースしたアプリをユーザーにインストールしてもらうために行うプロモーションです。
アドネットワークなどにバナー広告を出稿し配信先メディアを調整することで、自社アプリに興味のあるユーザーを獲得する方法や、リワード広告などが挙げられます。

そして、ここ最近注目されているのがインストールした後のユーザーに対する「リテンション訴求」です。
これはアプリをインストールして何度か使ったが、その後起動しなくなってしまったユーザーを対象に広告を配信します。

例えばECアプリの場合、アプリをインストールして購入したことはあるが、一度だけというユーザーを対象に「アプリから購入の場合のみ割引」、「アプリ限定セール」などのプロモーションを実施することで、ユーザーにアプリを再起動してもらうといった具合です。
すでにインストールはしているため、ユーザー側もストレスなく利用できますね。

ある程度インストール数が増えると、1インストールあたりにかかる費用(新規ユーザー獲得費用)はどうしても増えてしまいます。
そこでインストール済ユーザー(既存ユーザー)を活性化させることで、効率的に利益をあげていくことができるのです。

「リテンション訴求」には上図のように、「リエンゲージメント広告」と「アプリダイナミック広告」の2通りの広告配信方法があります。
Webの場合と対応させると分かりやすいのですが、リエンゲージメント広告はリターゲティング広告、アプリダイナミックはダイナミックリターゲティング広告のそれぞれアプリ版だと考えて下さい。

今回の記事ではアプリダイナミックについて紹介させて頂きます。

アプリダイナミックとは

まずはアプリダイナミックが一体どんな配信手法なのかを説明します。

先ほども少し触れましたが、アプリダイナミックとは、簡単に言うとWebサイトで行なっているダイナミックリターゲティングを、アプリでも同様に実施できるというものです。

ディープリンク

つまり、アプリ内で特定の商品を閲覧したユーザーに対して、閲覧商品を含むバナー広告を動的に配信、ユーザーが広告をクリックしたらWebサイトに遷移するのではなくアプリが自動的に立ち上がりその商品ページに遷移して商品を再度訴求できる、という配信手法です。

アプリダイナミックのメリット

アプリダイナミックについては理解したが本当にやる意味があるのか。
そう思われている方のために、ここではアプリダイナミックを実施することのメリットを考えてみようと思います。

まず、前回ご紹介したスマホアプリのメリットについておさらいしましょう。
スマホアプリのメリットは以下となっております。

・スマホアプリ利用率の高さ
・Webサイトに比べリピートして利用しやすい
・プッシュ通知機能
・アイコンによる認知の向上

ECサイトにおけるアプリダイナミックでは、アプリ化をすることで得られる上記4つに追加してさらにCVRの向上というメリットが考えられますが、これには大きく2つ要因があります。

① WebのECサイトでは、商材が複数ある場合に、通常バナーによるスタティックリターゲティングよりもダイナミックリターゲティングの方がCVRは高くなる傾向にある。
 
② アプリ化の特徴でもある利用率の高さもあり、ECアプリを利用して商品を閲覧しているユーザーは、WebのECサイトと比較すると、CVRが高いユーザーが多い。

つまり、ダイナミックリターゲティングをECアプリで実施するということは、CVRの高くなる2つの要素をかけあわせることとなり、非常に効果の良い広告配信が期待できるのです。

実際弊社サービスnex8でもアプリダイナミックの事例があるのですが、平均するとWebでダイナミックリターゲティングを実施した時の4~5倍ほどのCVRとなりました。

アプリは利便性が高いと言っても、離脱ユーザーはやはり一定数います。
そういったユーザーを確実に購入に繋げるためにもアプリダイナミックを実施するメリットはあるのではないでしょうか。

アプリダイナミックの仕組み

ここまで、アプリダイナミックで出来ることやメリットについてお話してきましたが、どのように配信を実現させているのでしょうか。
ここでは大まかな仕組みについてお伝えします。

Webダイナミックとの違い

Webダイナミックでは、タグとカタログフィードを準備すれば実施できることは以前の記事で解説しています。

タグからは「ユーザー識別情報」「商品閲覧情報」を取得したり、または成果の通知をしたり出来たのですが、アプリの場合タグを設置することが出来ないため、これらの情報をタグから取得することが出来ません。

さらにWebの場合、ブラウザ上のアドレスバーに表示されるURL(http://・・・)をカタログフィード内で指定すればそのページに遷移させることが出来ましたが、アプリでは別途設定(ディープリンクの実装)をしないと個別のページに対するURLというものは存在しません。

つまりアプリダイナミックを実施するためには、【ユーザー識別情報】【商品閲覧情報】【成果通知方法】【リンク先URL】の4つを別の方法で受け渡しをする必要があるのです。

各項目について説明していきます。

アプリダイナミック実施に必要な情報の取得方法

【ユーザー識別情報】【商品閲覧情報】

アプリの広告出稿している方はご存知かと思いますが、アプリのダウンロード数や起動率、課金状況などを把握するためには通常、効果計測用のSDKを入れています。

SDK・・・アプリケーションを作成するためにソフトウェア技術者が使用する開発ツールセットの事。効果計測用SDKをアプリに組み込むことで、どの広告から流入して、どの程度の課金やPVがあるのかをレポート上に可視化することが可能。

Webサイトでダイナミックリターゲティングを行う場合、タグによってCookieを付与することで、どのユーザーが来たかを判別し、固有の商品IDをサーバーに送ることで、どのような商品を閲覧していたかを知ることが出来ました。
アプリの場合SDKによってこれらの情報を受け渡すことが一般的となっています。

現在こういった情報の受け渡しに対応しているSDKで代表的なものはadjsutやF.O.X、appsflyer等が挙げられます。

ダイナミックリターゲティングタグの役割をこの計測用SDKが行っており、アプリダイナミックを実施するにはSDKの組み込みが必要不可欠となります。

【成果通知方法】
通常のWebダイナミックの場合、タグのCookieによって効果計測を行います。
ですがアプリの場合は先述した通りタグを埋めることが難しいため、計測用SDK側と広告配信サービス側のサーバー間においてソケット通信をして成果通知の受け渡しを行います。

【リンク先URL】
Webダイナミックの場合、タグから取得したユーザー情報と閲覧情報(商品ID)を広告配信サービス会社のサーバーに送り、カタログフィードと付け合わせることで、このIDが何の商品だったかを判断し、自動で広告を生成します。

アプリダイナミックも同様で、商品の情報が記載されたカタログフィードが必要となりますが、ここで1つ違うのがリンク先のURLです。
通常のWebサイトでいうところのハイパーリンクの代わりに、「ディープリンク」を実装することでアプリ内の閲覧した商品ページや特定のページへ誘導することが可能となります。

Webサイトは商品ごとにページのURLがそれぞれ異なることが多いと思いますが、ディープリンクはアプリにおけるURLを作成しているイメージです。

nex8app://productid_0001

ディープリンクには通常「スキーム」と「パス」と呼ばれる部分があります。
上記「nex8app://」が「スキーム」で開くアプリを識別し、「productid_0001」が「パス」でアプリ内の誘導したいコンテンツが存在する場所を指します。

これを実装することで、アプリユーザーが広告をクリックした際に直接アプリを立ち上げ商品ページまで遷移させる事が可能になり、アプリユーザーに対してもWebダイナミックと同じ体験をしてもらうことが出来るのです。

アプリダイナミック実施に必要な情報の取得方法まとめると、以下の表のようになります。

アプリダイナミック画像②

またアプリダイナミックの技術を応用すると、Webとアプリを横断したダイナミックリターゲティング配信が出来るようになります。

遷移

これまでのWebダイナミックリターゲティング(Webサイト→Webサイト商品ページ)に加え、今回ご紹介したアプリダイナミック(アプリ→アプリ商品ページ)、さらにWebサイト→アプリ商品ページ、アプリ→Webサイト商品ページといった配信方法も可能です。

例えば既存のWebユーザーに対しアプリでの利用頻度を高めたいという目的の場合は、『Webサイト→アプリ商品ページ』のダイナミックリターゲティングを実施することで継続的なアプリ利用を促すことができます。

Webとアプリを横断したダイナミックリターゲティングの仕組みについては、広告配信サービス会社やSDK提供会社ごとに異なってくるので、ここでは割愛させていただきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
アプリになると複雑な設計や専門的な知識がないと出来ないと思われている方も多いと思いますが、基本的な設計はWebサイトで行うダイナミックリターゲティングとほとんど変わりません。
ダイナミックリターゲティングとアプリの優位性を掛け合わせたアプリダイナミックリターゲティングは、今後のトレンドになること間違い無しなので是非積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。


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井上翔太

2014年ファンコミュニケーションズ入社。 nend事業部で広告主サイドの営業・運用経験を経て、2015年からnex8事業部に従事。 “「よくぞ、出してくれた!」なんて言われる広告を”をモットーに、日々奮闘中。 湘南生まれ湘南育ち。

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